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『パットン対ロンメル』『「砂漠の狐」ロンメル』を注文しました

 ようやく久ぶりに大きな書店に行けました。

 ミリタリー本のコーナーに、だいぶ前に出版されていた『パットン対ロンメル』があってちょっと立ち読みしてみました。以前はパットンの方にそれほど興味がなかったのでこの本はスルーしていたのですが、今『Beyond the Rhine』をプレイするにあたってパットンやモントゴメリーに関しての本を再読しているうちに、がぜんパットンに興味が湧いてきていたので。

 特に↓がすごく興味深かったです。

 何故、モントゴメリーは【マーケットガーデン作戦を】中止すべきと判断できる証拠が次々と寄せられるのに、自分の計画にこだわったのか?  その回答は一語で表される 「パットン」だ。これまで出版してきた書物の中で、モントゴメリーは、パットンの成功を貶めるためにたいへんな労力を費やしてきている。パットンへの妬みは、隠しようがないのである。彼はいつも、どうしてパットンがうまくいき、自分はそうでなかったか、その言い訳を探していた。しかしアメリカ人のほうが才能に恵まれていたから、という理由が、その言い訳になることは決してなかった。
 同様に、モントゴメリーはアイゼンハワーにもできる限りの非難を浴びせている。自身の失敗、特にアルンヘムの悲劇の責任を、連合軍最高司令官に押しつけるため、最大限の努力を払っているのである。アイゼンハワーが歴史家のコーネリアス・ライアンに、モントゴメリーは自分が「完璧」であり、「自分の人生の中で過ちを犯したことは一度もない」と信じていると語ったが、それは誇張ではない。モントゴメリーが書いたものを斜め読みしただけで、彼は自分が全く完璧だと信じており、自分の過ちを決して認めず、他の誰かに責任をなすりつけていることがわかる。彼は、アイゼンハワーを堅物、ブラッドレーを二枚舌、パットンをクソ野郎、ホッジスを腰抜けだと見なしていた。
 フランスでの進撃は、モントゴメリーにとって全く面白くないものだった。新聞はパットンとブラッドレーの成功を大々的に報じたが、モントゴメリーの扱いはひどいものだった。彼は、アメリカ人であるパットンの下に甘んじることができなかった。モントゴメリーは、ヨーロッパの戦争で英雄になることを望んだが、そのためにはパットンに劣らぬ栄光に浴する必要があった。
 これまで、大胆で知られるパットンは、注意深く慎重なモントゴメリーよも、より短い時間、少ない損害で、より大きな戦果をあげてきた。しかしマーケット・ガーデン作戦では、モントゴメリーは先にベルリンに到達し、パットン以上にパットンたろうとした。アラメイン戦以来、初めてメディアの脚光を集めることとなった。マーケット・ガーデン作戦は、彼をこれまで
以上に魅力的な司令官にし、同時にパットン人気を抑制する効果もある筈だった。
 もちろん、少なくとも表立っては、モントゴメリーはマーケット・ガーデン作戦で戦争に勝てるとは信じていなかった。それでも、勝利に向けて大きく前進し、パットンを封じ込め、モントゴメリーが「偉大な指導者」に選ばれる機会を阻害する全てを排除できる筈だった。
 アイゼンハワーはアントワープとライン川の橋頭堡を欲したが、モントゴメリーは悪くてもルール、できればベルリンを求めた。この欲望は、「パットン恐怖症」から生まれたものである。モントゴメリーは不愉快な人物ではあったが、愚かではなかった。彼が無視することにした不吉な前兆を示す情報分析報告の全てについて、知るべきだったのである。だが彼は、自分自身が完璧ではないということを受け入れる勇気を、持ち合わせてはいなかったのだ。
『コマンドマガジンVol.46』P32



 「大胆な方が勝利する」というのに個人的にすごく興味がありまして。ただ大胆も行きすぎれば失敗するとも思われ、そこらへんのバランスとか……(ロンメルの最初のトブルク攻撃などはその失敗の例かも?)。

 また一方で、第二次世界大戦ブックスの『猛将パットン』を読んでいたら、メッツ攻略戦ではパットンは戦力の集中をしなかったために苦戦することになったのであって、それはパットン自身の問題であった、というような書き方がされてまして、「ほぉ~」と。

 『パットン対ロンメル』を立ち読みしてみていると、とりあえずロンメルの欠点的な性格の面が結構書かれているようで、これはよさそうだ、と。ただ、出版されたのはだいぶ前ですから古本で買えるならその方が助かるということでAmazonで検索してみたところ、1100円くらいで買えるのでそちらで注文してみました。







 それから、以前書いてました『「砂漠の狐」ロンメル』を探したのですがまったく見当たらず。ちょっと離れた大きな書店に行ってみたものの、なし。これは、売れてしまってない、ということなんでしょうか……? で、やむを得ずこれもAmazonで注文することにしました(本屋で買えるものはなるべく本屋で買いたかったのですが……)。

 Amazonで見てみると、古本が定価より高い値段で売ってますし、4月6日に入荷予定となっていて、そこらへん勘案すると、やはりかなり売れていてそれででっかい本屋にもなかった? ということであれば慶賀すべきことですが!(^_^;






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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

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