FC2ブログ

OCS『Tunisia II』の南方にはイタリア軍のスペルガ師団を?

 チュニジア戦を扱った『Campaign for North Africa』を続けて読んでいまして、チュニジア戦の初期の南方にスペルガ師団などのイタリア軍部隊が送り込まれたことが書かれていました。


 前回、OCS『Tunisia II』第0ターンの連合軍の動き (2018/10/16) で「南方ががら空き」という話を書いてましたが、ゲームをプレイしていてもこれをどうするかは難しいところで、ドイツ軍側としては以前ワニミさんが「イタリア軍のスペルガ師団かベルサリエリ部隊か何かを送り込まなければならないのではないか」と仰ってました。


 ↓イタリア軍は緑色のユニットで、ドイツ軍は薄い茶色、ドイツ空軍地上部隊が水色です。セットアップでスペルガ師団は、チュニスに2ユニット、シチリア島ボックスに3ユニットがあります(赤い帯の付いているユニットです)。

unit00338.jpg


 同時に【11月17日頃?】、Lorenzelli将軍麾下のスペルガ師団を主とするイタリア軍部隊が、できるだけ早く送り込まれて使用可能になり、その後Lorenzelli将軍は南方戦線の大部分を引き継いだ。スース、スファックス、それにガベスが占領され、それによってその後のロンメルへの補給路が確保されたのであった。
『Campaign for North Africa』P101

 この頃【11月20日以降?】枢軸軍の兵力はドイツ軍が約15,575名、イタリア軍が約9,000名となっていた。前述したようにイタリア軍の主力は南方へと送られていたため、【北方での】戦いのほとんどはドイツ軍の肩にかかることとなった。
『Campaign for North Africa』P104



 ↓スース、スファックス、ガベスの位置。

unit00339.jpg



 ただ、スペルガ師団の使い方には難しい面があります。5ユニットのうち3ユニットは戦闘モードでも移動に燃料が必要なことと、それからOCS標準ルールの↓の規定です。

12.6f 複数ユニットフォーメーション内の戦闘ユニットは、同じ司令部を経由してまたは同じ直接受給源から“補給線を設定” できなければいけません。それができないならば、フォーメーションの一部ユニットが“ノーコスト” で補給線を設定できる一方で、補給線を設定できない一部のユニットには一般補給のために補給ポイントを消費するか、あるいは補給切れにさせる(12.6d によって)かを選択しなければなりません。


 この規定があるため、あまり離して置くことができないんですね。

 『Guderian's Blitzkrieg II』のレッドタイフーンをプレイしている時でも困ったのは、装甲師団の一部で戦線を組んで、一部を予備にしていると、その予備をちょっと離れた戦線に送り込もうとするとこの規定によって補給が余計にかかってしまうことで、「なるほど、装甲師団等は、完全に戦線の一部にするか、完全に予備にするか、どちらかにしなければならないのだな」と教訓を得ることができました(^_^;

 ↑この件ですが、『DAK-II』の英連邦軍には適用されません。なぜなら……。

5.5a 師団編成の保持  シリーズルール12.6h(複数ユニットフォーメーションの補給源の統一【v4.x では12.6f】)は、いかなる連合軍ユニットにも適用されません。
デザインノート:西方砂漠軍および後の第8軍においては師団は管理上の単位でしかなく、機動における戦術単位は旅団でした。師団は建前上は旅団との命令系統を繋ぐ鎖(管理上のやりとりや、部隊の維持など)ではありましたが、実際には軍や軍団の指揮官達は師団レベルを通さずに、旅団の行動を直接統率していたのです。その結果各旅団は行き当たりばったりに広大な戦域に送り込まれ、中東戦域全体に散り散りになっていました(たとえばある時点で、第7オーストラリア師団はキプロス、シリア、およびキレナイカに同時に部隊を展開していました!)。もちろん、私はプレイヤー諸氏に胃の痛みに耐えられる限りの混沌をすべて享受していただきたいと思い、このルールを作ったのです。




 スペルガ師団が史実で南方にどう配置されていたのかは良くわからなかったのですが、ゲーム上ではできれば司令部の近くで(支給範囲が長くなるから)最も重要でいくらか機動防御しなければいけないような場所に置くのが良いのかもしれません。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

今までの訪問者数(2011/9/17以降)
プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

Twitter
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメ本
バナーで応援コーナー
ぜひ見て頂きたいページへのリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR