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オイゲン・フォン・ヴュルテンベルク公について、まとめ

 Shakos『Napoléon 1806』に出てくるプロイセン軍の将軍について調べる、第2弾です。

 いわゆる「Württemberg(ヴュルテンベルク)」と呼ばれる、予備としてハレにいる指揮官を取り上げるのですが、そもそもこのヴュルテンベルクという名前自体が、当時あった公国の名前です。


 ↓1806年9月初旬のプロイセン軍配置 (2016/03/17) で作っていた地図。

1806年戦役用03Map57用02

 左下の紫色の領域です。

 1806年戦役の時、この地図で色で塗った国はプロイセンに味方をした国なんですが、しかしブラウンシュヴァイク公国、ヘッセン=カッセル公国、ヴュルテンベルク公国は兵力は出していなかったのではないかと……(ヘッセン=カッセルは将軍も出してない?)。

 ちなみに赤い線は、ナポレオンが糾合して手下としていたライン同盟の領域ですから、ヴュルテンベルク公国はライン同盟に属していながらプロイセンに味方を……?

 しかし味方といっても何をしたか、何をしなかったか私は良く分かってません。ただ、ヴュルテンベルク公の弟がイエナ・アウエルシュタット戦役に参加しており、それがゲームでも将軍として出てきており、今回取り上げるオイゲン・フォン・ヴュルテンベルクなわけです。

 ……といっても、このオイゲン・フォン・ヴュルテンベルク公なんですが、私が今まで集めてきた資料の中には、「どんな人物か」ということは書かれていませんでしたし、頼みの綱の「Prussian Generals of the Napoleonic Wars 1793-1815」にも項目がないようです。が、なぜか日本版Wikipediaにはある程度情報があります。一応英語版とドイツ語版も見てみたのですが、記述がまったく一緒のようなので、どうやら重訳されていったもののようです。


Eugenwuerttemberg1822
 ↑オイゲン・フォン・ヴュルテンベルク (1758-1822)(Wikipediaから)


オイゲン・フォン・ヴュルテンベルク (1758-1822)


 このオイゲン・フォン・ヴュルテンベルク公はイエナ・アウエルシュタット戦役(とハレの戦い)に出てくるわけですからそれらにユニットとして出てきますが、それで軍歴は終わりで、しかし彼の同名の長男の方がロシア軍の将軍としてその後のナポレオン戦争で活躍し、ロシア戦役やライプツィヒの戦いでユニット化もされていておかしくないようです(私はそこらへんのゲームを持ってないので、ユニットの画像とかはパスで(^_^;)。

オイゲン・フォン・ヴュルテンベルク (1788-1857)


 日本版Wikipediaの記述がある程度詳しくて、私にはそれ以上調べられそうにないので、もうそちら任せということで……。


 ただ、ヴュルテンベルク公(父)の項に「当時、オイゲンの駐屯していた地域は17世紀に枝分かれしたヴュルテンベルク家の分家が治めるエールス公爵領が存在していた。」という話が出てきます。

 このエールス公領は後にブラウンシュヴァイク公(子)の方に相続されるので、そこらへんのみ付け足しを。


 ↓ブラウンシュヴァイク公、ウィーンへ (2014/04/12) で作った地図。

Brunswick1809_001a.png

 「エールス公国」とあるのが、推測によるエールス公領の領域です。

 日本版Wikipedia「オレシニツァ公国」には、「公国は長くボヘミア王冠の属領であったが、シュレージエン戦争の結果、1742年にプロイセン王国に征服された。しかしヴュルテンベルク家の公爵達は領主として同国を領有し続け、1792年に公国はブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル侯カール1世の息子の一人フリードリヒ・アウグストに相続された。」とあります。

 この相続された「フリードリヒ・アウグスト」というのは、ブラウンシュヴァイク公(父)の弟で、事績とか分かりませんがある程度長く存命した唯一の弟であったようですね。

 ただ、この人物も子供を残さずに1805年に65歳で亡くなり、後継者がいなかったのでブラウンシュヴァイク公(子)が継いだのでした。


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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