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OCS『Smolensk』入門シナリオの補給を考える

 OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』のユニットとマーカーを切り終わったので、とりあえずまず「入門シナリオ:ヴィテブスク」をやってみようと考えました。ヴィテブスクを先攻ターンだけで取ろうとしてみる、ソロプレイ用シナリオです。


unit00257.jpg

 ↑ヴィテブスク周辺は印刷された陣地だらけです。




unit00258.jpg

 「入門シナリオ:ヴィテブスク」をセットアップしたところ。ヴィテブスクの都市ヘクス2ヘクスを両方取れば大勝利なのですが、その2ヘクスのソ連軍の戦力は非常に弱体で、他のヘクスを放っておいてその2ヘクスだけ取ればいいような気もしました。

 ちょっと考えて、とりえあず一番西(12.31)にいるソ連軍歩兵師団(残り1ステップ)をヒップシュートしてみたら、出た目が12の6で、爆撃だけで壊滅させてしまいました(^_^;

 「これはだいぶ楽な展開では……?」と思ったのですが、補給問題が気になりました。移動フェイズ中にヴィテブスクを落とせるかもしれませんが、補給チェックで損耗しないといけないかもしれない。

 全体の状況を見てチェックしてみたいと思ったので、試しにキャンペーンの残りのソ連軍ユニットもセットアップしてみました。




unit00259.jpg

 まあ大して何も分かりませんでしたが(^_^; しかし、入門シナリオは完全にキャンペーンシナリオの一部であって、配置や戦力が違うとかってことは全然ないということは確認できました。入門シナリオに含まれていない周辺のソ連軍ユニットの場所も、影響がない辺りにあるなと思いました。

 で、補給線なんですが、枢軸軍の補給源を確認してみると……

「Map-edge hexes west of 10.xx where any type of road or railroad enters the map are Axis supply sources. Examples are 1.03, 1.26, and 4.00.」
(10.xx 列より西のマップ端で、道路や鉄道線が入ってきているヘクスは枢軸軍補給源です。例:ヘクス1.03、1.26、4.00。)

 で、10.xxを確認してみると、非常に微妙な存在が。10.32と10.33です。

 ↓VASSALの画面です。

unit00262.jpg

 この2つのヘクスは、枢軸軍補給源なのでしょうか……? そもそもここはマップ端なのかどうかというのもありますが。

 色々考えてみたんですが……最終的に、まあまず枢軸軍補給源ではないのだろうと推察しました。

 枢軸軍補給源だと考えた方が良さそうな理由と悪そうな理由をそれぞれ挙げてみますと、

■枢軸軍補給源だと考えた方が良さそうな理由
・「west of」の意味をネット検索すると「以西」がすぐに出てくる。とすると、10.xx列を含むと考えられる。
・マップ南端を見ると10.xx列周辺で道路等が存在するのは8.00と13.01であり、もし問題の2ヘクスが補給源でないならば、「west of 9.xx」と書けば良かったのに、わざわざ「10.xx」と書くということはその列を含むというつもりなのではないか。

■枢軸軍補給源だと考えない方が良さそうな理由
・史実を調べてみると、この2ヘクスの西側は少なくとも7月13日(キャンペーン開始の2ターン後くらい)まではソ連軍部隊が存在している。
・シリーズルールで「マップに少なくとも半分が描かれているヘクスが、ゲームで用いるヘクスです。」と規定されている。問題の2ヘクスは明らかに半分以下であり、そもそもゲームに用いられないヘクスであると思われる。

 ↑この「半分」の件が決定的であるように思われます(^_^; 11.32と11.33は、「10.xx以西」の規定からして補給源ではあり得ませんし。

(※2018/08/08追記:古角さんがThe Gamersに聞いて下さいまして、やはり補給源ではないということでした。→OCS『Smolensk』補給源問題解決&関東の入門用シナリオAAR (2018/08/08)

 そうすると、この入門シナリオの戦域での補給源はマップ西端しかありません(Lepelの南東に走る鉄道線も全然変換されておらず、使えません)。そうすると司令部が1個しかなく、それを動かすと「7-16」と支給範囲が短くなりますし、次にやってくる司令部は2ターン後です。

 ヴィテブスクには北面から攻撃もできそうですが、多分補給路は南側から引かないといけないと思われるので、そこらへんをうまいこと、補給切れにならないようにしないといけないなぁと思いました。



 ところで、今回セットアップしてみて思ったのが、ソ連軍の配置に割と縦深があるなぁということ。しかしこれでも縦深は足りないのでしょうけども……(『GBII』の初頭など、ソ連軍の後背に何もない空間が割と広がったりしていたので、あの時本当にソ連軍(スターリン)は油断していたのだな、という風にも思いました)。

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GMT Barbarossa Army Group Center

こんにちは、いつも拝見させていただいております。
こちらはOCSでもBurma、Korea、Sicily2辺りがメインなので、こちらのブログは非常に興味あります。

ところでOCSとGMTのイーストフロントシリーズは1ヘクス5マイル、連隊~師団(歩兵)と非常に規模が似ているので比較すると面白いですね。ただ、あちらは1ターン2日なので、約二倍ですが。

Barbarossa Army Group Centerには7/10から始まるのスモレンスクの1マップシナリオがあります。OCS Smolenskのキャンペーンの直後ですね。あちらではホトがヴィテブスクを奪取し、グデーリアンがオルシャ~モギレフ間に二か所の橋頭保を築いて東進を開始するところからです。

Army Group Centerは本来がフルマップ4枚で、スモレンスクはその中の1枚を使うので、切り取り方はOCSの方がもちろんよく、あちらはモギレフがマップ南端にあるため、スモレンスク1枚マップシナリオではモギレフは盤端を利用した片翼包囲になります。ただし、南マップを加えた2マップシナリオもありますが。

Army Group Centerをみると、そのOCS Smolenskにおける1033と1032はとてもではありませんがドイツの補給線ではありません。そこはPolotskから通じる道路と思われますが(その方面には2個機械化師団がいっていますが、まともな一級道路もなく、鉄道もまだまだ繋がる感じではありません。
一方で0124からの道路はミンスクに通じる道路です。

ミンスクからは東方にヴィテブスク、オルシャ、モギレフ、ボビュリスクと4本の大きな道路が出ていますが、このうち3本をグデーリアンが、ホトは1本しか使っていませんね。しかもオルシャ方面には高速道路もありますし。面白いところです。おかげで兵力の1/3をホトは道なき道に投入していますね。

No title

 コメントありがとうございます(*^_^*)

 『BARBAROSSA:Army Group Center』については、過去に

スモレンスク包囲戦練習中! (2011/10/17)
http://dsssm.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

 というのもやっていたのですが、この時期のこの戦場は詳しい資料も持っておらず、よく分かってませんで(^_^;

 また色々ご指摘いただければ~。

No title

あら・・・、そのArmy Group Centerの機械工兵への陣地オーバーランとか、中央部への司令部めがけてのオーバーラントとか、そのリプレイ時にホトを担当していたのが私です。
あとはグデーリアン側ですが、大ドイツ歩兵連隊から分割ユニットを2個出して本隊はミンスク方面へ下がり、別の歩兵師団から抽出した分割ユニットを吸収してまた前線に輸送するという技もあります。

こちらとはプレイするOCSの傾向が違うので、興味深いですね。
大阪に行く機会があったら、是非とも一度お邪魔したいものです。


No title

 おおお、そうなんですね~(*^_^*)

 大阪へお寄りの際は、尼崎会にぜひお越し下さい。大歓迎ですよ~。
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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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