『日本軍とドイツ軍』『「砲兵」から見た世界大戦』読了

 だいぶ前に買っていた、『日本軍とドイツ軍』を読み終わりました。




 第二次世界大戦における日本軍とドイツ軍に焦点を当て、さまざまな観点から比較分析した本です。

 知らないこともいっぱいあって色々参考になりました。が、連合軍側にとっての「ドイツ軍は勝ってしまう可能性があったが、日本軍ははじめから勝つ可能性などないと(アメリカとかに)分析されていたから、まずドイツ軍をなんとかする。ドイツ軍をなんとかすれば、日本軍に勝ち目はそもそもまったくない」という話は、日本人としては悲しくなりますが、しかしそれが現実だったということなんでしょうね……。

 個々の点でもドイツ軍にも色々ダメな点があったけども、日本は輪をかけてダメダメだったケースが多い……というように感じました(もちろん、良かった面も色々とあったとも思いますけども)。



 あと、ワニミさんに頂いていた『「砲兵」から見た世界大戦』も読み終わりました。



 表紙には「真の主役は戦車ではなく、砲兵だった!」と書いてあり、機動戦好きとしては「えっ、そうなの? うーん」と思いながらも読んだんですが、第一次世界大戦と第二次世界大戦の全期間を通じてずっとそうだった、ということではなく、第二次世界大戦の前半は機動戦ドクトリンが(砲兵がない/砲兵がイヤだから)優勢で、しかし途中(エル・アラメインとか)で砲兵戦ドクトリンとその結果の方が優勢になっていく……ということでした。

 個人的には北アフリカ戦について、機動戦ドクトリンが砲兵戦ドクトリンに変わっていき、それに最も早期に気付いたドイツ軍の将軍がロンメル将軍となり、ノルマンディーではおよそ「砂漠の狐」らしからぬことを主張していた……という話は「なるほど……」と思いました。

 世界大戦(陸戦)に興味のある人や、ウォーゲーマー全般にオススメですが、牽引砲とか自走砲の戦術とかの話が多いので、自走砲好きとか戦術級好きな人にとって特にいいのかもしれません。

 個人的に大変興味深かったのですが、他の本でもこういう話は読んでみたいところなんですが参考文献が全然挙げられていないのが残念です(>_<)(『日本軍とドイツ軍』でも砲兵の方が重要だったということは触れられていました。こちらは日本語文献は挙げられているのですが、外国語文献は全然でした)


 機動戦に強い(と思われる)OCSゲーマーとしては、OCSが二次大戦の前半や後半の色々な戦いを扱っていることもあり、機動戦ドクトリンや砲兵戦ドクトリンがどのように再現されているのか、あるいは再現されてないのか?興味のあるところです。


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DSSSM(松浦豊)

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 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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