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OCS『Tunisia II』序盤研究

 3/31(土)に富山からKさんが来られてワニミさんともども3人でOCS『Tunisia II』の序盤の研究プレイをし、続けて4/1(日)にゲームマーケット大阪でも研究プレイをしてました(この時には4人で卓を囲んで研究プレイしてました)。


 ↓尼崎会での研究プレイの様子。

unit00179.jpg



 『Tunisia II』の序盤については、以前OCS『Tunisia II』の最初の5ターンに連合軍がすべきこと (2018/01/06) で少し書いてたんですが……。

 富山のKさんも自宅で『Tunisia II』をソロプレイしてみたそうなんですが、なかなかどうして良いか分からないということで、3人で広げて最初のターン(1942年11月15日ターン)、連合軍はどう攻勢を取るべきなのか2~3時間うんうん考えてました。が、どうにも攻勢を取れる気がしない……。

 煮詰まってきたこともあり、史実研究で『歴史群像アーカイブ volume 11 北アフリカ戦線1940~1943』と『第二次大戦の〈分岐点〉』収録の記事「二つの残光」を参照してみました。





 すると、前者ではよく分からなかったんですが、後者の方で「連合軍の攻勢は11月25日に開始された」と書いてあり、「えっ、じゃあ、ゲームは11月15日ターンから始まるけど、史実での攻勢は第3ターン(11月22日ターン)か第4ターン(11月26日ターン)に始まったということじゃないか!」ということが判明(^_^;(ただし、両軍の最初の衝突は11月17日にあったそうで、そこからゲームが始まるということなのでしょう)


 序盤の増援スケジュールについても調べてみますと……。

第1ターン 11月15日
第2ターン 11月19日
第3ターン 11月22日 連合軍の大増援が盤端/アルジェに
第4ターン 11月26日 連合軍の大増援が盤端/アルジェに
第5ターン 11月29日 枢軸軍の大増援がシチリア島に
第6ターン 12月1日 枢軸軍の大増援がシチリア島に

 という感じになってました(その他のターン、連合軍は毎ターン2~4陸上ユニットが来る感じですが、枢軸軍は0~1陸上ユニットか航空ユニットがほんのわずか来るかという感じです)。

 連合軍にしても枢軸軍にしても、実際に前線にそれらの大増援を送るにはタイムラグが伴いますが、しかし連合軍側としては枢軸軍の大増援(第10装甲師団やタイガー中隊)が戦場に到着する前に、自身の増援でもって少し無理しながらでも大攻勢をおこなうべきということなのでしょうね?

 そしてまた、尼崎会では「12月は半分以上の確率で泥濘(海上・鉄道輸送以外の移動は完全にストップする)になるので、戦闘行動は史実でもおこなわれなかったのだろう」という思い込みがあったんですが、前掲書籍後者をちゃんと読んでみると「連合軍の攻勢はクリスマスに停止となった」とあって、12月中も連合軍はずっと攻勢していたのですね!?


 史実を詳しくは調べずにゲームをプレイして、「おかしい……第1ターンから攻勢だとすれば数ターンでもっと進撃しているべきはずなのにプレイが全然うまくいかない…………あれ、史実を調べたら、本格攻勢はもっと遅くて、だいたいプレイと同じくらいの成果じゃん!?」ということが以前、『Case Blue』のバックハンドブローキャンペーンでもありました(^_^;(OCS『Case Blue』バックハンドブロー1回目の反省。次は『Tunisia II』 (2017/12/29)

 The Gemarsの方々に言わせれば「えっ、キミたち史実を知らずにプレイしていたの?」というところでしょうか。史実をちゃんと調べるべきだなぁということの重要性に再々度気づかされました……(モスクワ攻防戦に関してはかなり調べながらプレイしていたのですが……)。

 チュニジア戦(の特にカセリーヌ以外)に関しては、日本語で詳しい資料がなかなかないということもあるのですが、洋書を探してみようとも思います。とりあえず序盤の動きに関しては前掲の『第二次大戦の〈分岐点〉』収録の記事「二つの残光」がオススメです。

 洋書ではオスプレイのCampaignシリーズが、とりあえずはまず最初に参照されるべきなんだろうと思いますが、2冊しか出ていないヨーロッパ戦線のそれの和訳のうちの1つがカセリーヌです(もう1つはベルリン)。




 この本は、チュニジア戦の序盤から記述は始まっているものの、カセリーヌ峠の戦いまでの展開にはほとんど触れられていません。一方で、カセリーヌ峠の戦いはもちろん、それ以後の戦いもかなり詳しく書かれています。また両軍の指揮官や部隊の状況、分析などに関しても非常に詳しいので、カセリーヌ以後(ただしマレトラインの戦いは除く:マレトラインの戦いはオスプレイから1冊出ているのです)の『Tunisia II』をプレイするなら絶対持っておくべきなのでしょう。





 3/31には、基本的に富山のKさんが連合軍を受け持ち、ワニミさんが枢軸軍を受け持って、私は時々口を挟みながらという感じで、第4ターンまでプレイしてました。じっくり考えていたので、なかなかに重要な知見が得られたと思います。


 で、4/1にゲームマーケット大阪に行ったわけですが、最初は持ち込んだ中古ゲームや、こかどさん出品のゲームの売り子をしてました。色々来られた方と話もしたりして良かったですが、他のブースにはほぼ行けませんでした(^_^; 下野守さんとぽんにゃんさんとで連れ立って昼食に行きまして、そこでナポレオニックゲームの話をしてましたりとか……。

 で、午後からは売り場を圧縮しまして、OCS『Tunisia II』の研究プレイを。下野守さんと、ミドルアースのOさんも一緒だったんですが、もうお一人、お若い方?が、「なんかすごく面白そうで興味があるので、がっつり見させてもらっていいですか」ということで一緒に、色々説明も挟みながら研究プレイしてました。で、色々意見もらったり。ダイスは下野守さんが振ってたんですが、空戦であり得ないほどに敵ステップロスを頻発されておられました(^_^;


 ↓4/1でのプレイの様子。

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 で、一応こうじゃなかろうかという知見を挙げておきます。

・オプションの強襲上陸(史実でおこなわれたものの、あまり効果はなかった)のルールも入れた方が、連合軍にとって選択肢が広がり、枢軸軍にとってのプレッシャーになる。

・3移動力かかる地形(自動車化にとってのHill、装軌にとってのRough)に味方部隊を置いておき、その部隊のいるヘクスに移動妨害(Train Busting)をしておけば、敵ユニットがそこに入るには4移動力かかることになるので、絶対にオーバーランされなくなる。(←富山のKさんに教えてもらいました。すげぇ(^_^;

・毎ターン、後のターンに持ち越せない国籍ごとの補充がかなりの確率でやってくるので、「『Tunisia II』におけるまず大事なことは、国籍ごとにまんべんなくデッドパイルにユニットを送ること」なのではないのかという意見も出たのですが、まああまりそれに引きずられるのも良くないかもという意見も出たり。

・連合軍は、最初の2~4ターンは攻勢準備なのだろう。先攻を持った状態で始まるので、第2ターン以降どこかで後攻を取って、ダブルターンで大攻勢をおこなうのが理想的ではある。

・連合軍の南方側面に、枢軸軍支配の航空基地が2つある。東側のものはアメリカ軍ユニットですぐに踏めるが、西側のものが難しい。放っておくとまったくノーリスクで枢軸軍がその航空基地にユニットやSPを運べる(ただしそれがどれだけ有効かはまた微妙ですが)。一応、第1ターンの増援でやってくるイギリス軍のコマンドユニットを予備モードにすれば、突破フェイズに踏める。ただし、リアクションフェイズに枢軸軍が移動妨害に成功すれば、踏めなくなる。

・枢軸軍セットアップで、チュニスの北のヘクスの航空基地に陸上ユニットがまったくいないが、第1ターンに連合軍ユニットがこのヘクスをまったくリスクなしに踏むことが可能。尤も、踏んだとしてメリット・デメリットがどれくらいあるかは微妙なところ……。

・枢軸軍は第1ターンのリアクションフェイズで、チュニスにいる部隊などを展開させることができる。この時、スペルガ師団か第10ベルサリエリ連隊のどちらかは南方に送った方が良いのではないか。

・序盤の連合軍の方針としては、ARで大いに負けてもいるし損害が出るのはしょうがないが、なるべく枢軸軍側にとって楽でない行動を取らせて(恐らく、敵中孤立で包囲されて損耗で死ぬとかが一番ダメなのでしょう)、「飽和攻撃」をしていくということなのだと思います。ただやはり、枢軸軍の反撃で補給線を切られてごっそりユニットがなくなるとかはかなり効いてくるので、攻勢のために自軍のバランスが崩れるとはいえ、側面の押さえや予備を取っておくことは重要かと(そのバランスが難しいわけですが)。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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