チュニジア戦映像記録をOCS『Tunisia II』で

 だいぶ前に本屋で500円で売っていたのを買ってそのまま見てなかった、『独・アフリカ軍団撃滅作戦』というのを見てみてました。今でもAmazonで500円で買えるようですね。




 内容としては、チュニジア戦に向かうアメリカ軍を撮影したもののようで、全編カラー映像で、チュニジアの風景の様子などが分かってなかなか興味深いです。出てくる戦車は基本的にM3戦車で、M4はまったく出てきませんでした。スチュアート戦車らしきものも1回だけ出てきましたが。空襲を受けるシーンとか、空中戦を地上から撮影したりとかが結構あります。

 で、中にある程度地名が出てくるので、OCS『Tunisia II』のマップで確認してみました。

unit00148.jpg

 左上から。まずボーヌ(Bone)という港にM3戦車を陸揚げしたりしてるシーン。シナリオ1「チュニスへの競争」やキャンペーンで、このボーヌという港は連合軍にとって非常に重要な港となっています。

 その下の「ここはボーヌ近くの飛行場」という映像ですが、まさにボーヌのすぐ南のヘクス(17.25)に航空基地があるのです。映像ではここが空襲され、スピットファイアが迎撃したりしてます。先日のプレイで、連合軍を受けもった私はこの飛行場をワニミさんの枢軸軍に地上部隊でもって占領されてしまい、往生しました(>_<)

 その下、「スーク・アハラス東部のアトラス山脈を登る」とありますが、映像の左のヘクス19.17にまさにSouk Ahrasという村があります。その右上のヘクスの方向に進んでいくところでしょう。この道路はゲーム上では一級道路(自動車化移動ならば1/3、他は1/2移動力)なのですが、映像中では「道は悪い」と言われてました(^_^;

 この後、しばらく進撃シーンですが、フランス軍が幹線道路を監視し守備しているという話とか、P-38が進撃中の戦車部隊を空から護衛しているというような話が興味深かったです。

 その右側の「ガソリン集積場だ」という映像ですが、これがスーク・エル・アルバ(Souk el Arba:ヘクス30.20)にある飛行場をドイツ軍機が爆撃して、ガソリン集積場が燃えている様子。このヘクスはゲーム上で非常に重要な結節点の場所となっており、極めて重要な場所です。ワニミさんに何度ここを攻撃、あるいは包囲されたことか……(初期のプレイでは占領もされて死にました)。

 その上の写真は、捕虜になったというイタリア軍空挺兵士の様子。映像では、ニコニコしている兵士が多いですが、そうでない兵士もいます。軍服の襟章の角度や帽子の形と赤い徽章、それに今回貼った映像では見えませんが、左の二の腕に赤い徽章という特徴的なスタイルは、フォルゴーレ空挺師団の軍服https://www.pinterest.co.uk/pin/95138610858549593/の左上参照)に極めて良く似ているように思うのですが、どうなんでしょうかね……。つい先日『Rommel's North Africa Campaign』でイタリア軍空挺師団のコラム(P177)を訳した時には、チュニジアでは生き残ったわずか数百人のフォルゴーレ空挺師団の兵士が第285フォルゴーレ大隊を形成して、半分トリエステ師団の下に入るような感じで戦ったらしいですが、『Tunisia II』のユニットではトリエステ師団の中にそのようなユニットはなく、「1RA」「Loreto」という空挺大隊が存在していますが……。

 右下の映像は地図上に、チュニス(Tunis:ヘクス48.24)とメジェズ・エル・バブ(Medjez el Bab:ヘクス41.22)の間のテブルバ(Tebourba:ヘクス43.25)が分かりやすく描かれています。実際、テブルバは史実で重要な戦地であったはずです。

 このDVDの最後はまさにこのテブルバの戦いの映像で、谷(と言っても結構広い)での戦車戦を北側の山から撮影しており、ドイツ軍のⅣ号戦車がまさに戦車戦の最中であるのが映っています

 で、この映像なんですが、↓のウェブサイトで見られるのです。なんか映像の真ん中に字が入った状態ではありますが(しかもフルHDの映像を有料で買えるらしいですが、高っ)。

Allied Force artillery exchange fire with the Germans near Tebourba in Tunisia,North Africa.


 もちろん日本語字幕も英語字幕もないのですが、解説の英語音声は入っています(私はヒアリング能力がないのでトホホですが)。ページ右側の「Related Clips」から、他にも色々映像が見られるようです。

 DVDの最後(上記ウェブページで見られる映像でも最後に)で、「(テブルバ戦に勝利して)この地に自由をもたらしたのだ……!」とナレーションが言って、非常にプロパガンダっぽく終わるのですが、この後連合軍はチュニスまであとわずか2、3ヘクスの所まで進撃したもののそこで食い止められ、ドイツ軍のネーリング将軍の逆襲を食らってテブルバを放棄せざるを得なくなるのです(^_^;

 そこらへんの戦いをドイツ軍側から詳しく見た話が、大木毅さんの『第二次大戦の<分岐点>』(あるいは戦史エッセイ集2『ルビコンを渡った男たち』)の「二つの残光 「チュニスへの競争」とカセリーヌ峠の戦い」で読めます。




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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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