OCS『DAK-II』ブレヴィティ作戦シナリオ研究

 1月8日のカブト会に行ってきました。『田原坂』をプレイさせてもらったり、他の方々のプレイの様子を見せてもらったりしながら、OCS『DAK-II』のブレヴィティ作戦シナリオの研究をしました。

 ちなみに、プレイされていたゲームは(『田原坂』以外は)シモニッチ×3(ダイナモ、オランダ×2)と、MMP×2(ASLとOCS)となかなかに偏っているなぁと思いましたがしかし、むしろそこらへんこそがいいものだということに収束してきている?(その中にOCSを含めようと必死であるということはひみ……バキッ!!☆/(x_x))


 ↓セットアップ

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 参加兵力も少なく、わずか3日(つまりOCSにおける1ターン)で挫折した攻勢ということなので非常に小規模でした。もしかしたら入門用に良い……? とも思いましたが、『DAK-II』は特別ルールの量が多いですから、まああくまでも『DAK-II』入門用に良いということでしょうね。

 枢軸軍側は緑色のユニットがイタリア軍で、アリエテ戦車師団の中の第8ベルサリエリ連隊が5-4-3と優秀。ドイツ軍(灰色)とドイツ空軍(青色)はARが5だったり4だったりしてますが、よく見るとARが緑色の○で囲まれています。この頃のドイツ軍はまだ砂漠の戦いに慣れておらず、訓練も不足していたということで、1941年10月まではAR5と4のユニットはARが-1されています。クルセイダー作戦の頃(41年11月)にはこの制限はなしになります。

 英連邦軍もAR4のユニットばかりが上に見えていますが、下にあるマチルダIIのユニットなんかは6-2-3という驚きの弱さと遅さです。


 ↓係争地の地形

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 ソルームが海岸沿いにあってその南東方向に崖ヘクスサイドが連続しており(通行不能。200mの高低差があったそうです)、途中にそれを行き来できる曲がりくねったハルファヤ峠があります。ソルームの西方向にも崖を登ることができる道があり、カプッツォ砦へと繋がって、その先にはポイント208という丘陵が(他の資料で言うハフィド高地?)。

 史実では英連邦軍は、一部の部隊でハルファヤ峠を押さえると共に、別の部隊でカプッツォ砦を攻め、どうもその北西のシディ・アゼイズにまで進出したっぽいです。

 ゲーム上どうしようかと考えてみたのですが、ソルームもカプッツォ砦も南東方向から攻めれば平地扱い(砦(fort)と言いつつ何の地形効果もなし)ですから、その方向から攻めようかと。ただ、通常の戦闘フェイズに攻撃をするやり方でいくと、リアクションフェイズ中にものすごい邪魔されまくるのが見えるので、移動フェイズ中にオーバーランを使用して進撃するやり方でやってみました。


 ↓連合軍移動フェイズ終了時。

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 攻撃はすべて成功し、ソルームとカプッツォ砦にいた2ユニットを壊滅させました(史実では退却してたみたいです)。イギリス国旗のユニットは「猛将ゴット」と「ジョック・キャンプベル」の指揮官マーカーで、死傷チェックを受ける代わりにARを+1でき、また予備マーカーなしでも1D6で(記されている数値である)3以下を出せば動けます。今回両者ともARを+1させました。

 ただ、攻勢発起点の補給集積所には砲兵が2ユニット置いてあるだけです(つまり2戦力)。後で確認したら、メルサ・マトルーに配置されている訓練中の第7オーストラリア師団の2個旅団(『DAK-II』では旅団は2ステップなのでつまり4ステップとなる)を持ってこられるようでしたが。


 ↓リアクションフェイズ終了時

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 枢軸軍側のリアクションフェイズですが、史実では翌日(5/16)に回り込んで側面に攻撃を加えたらしいので、そのように機動してみました。予備マーカーを置いていた分もありますが、「KG(カンプフグルッペ)」とあるマーカーが乗っていれば1D6で数値(4)以下を出せば動けるため、予備マーカーで戦力半減の危険を冒すことなく柔軟に動けました。今回はセットアップの時点で戦闘モードで置いていたので移動はここまでで側面を脅かすだけになりましたが、移動モードにしてあったとしたら英連邦軍の補給集積所を攻撃することもできたでしょう。


 ↓連合軍突破フェイズ終了時。

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 史実では、側面へ攻撃を加えられ予想外のことに狼狽したこの攻勢の指揮官である猛将ゴットが弱気になり、その翌日(5/17)に攻勢の中止を決定、全体と後方を指揮していた第13軍団長ベレスフォード=ピアース将軍による留まれという命令を無視してぎりぎりのタイミングで退却したそうです。

 ゲーム上では指揮官マーカーが乗っていれば予備マーカーなしでも動ける可能性がありますから、ダイスを振ってみました。猛将ゴットは動けたのでカプッツォ砦を放棄して補給集積所まで下がってみました。ジョック・キャンプベルは動けなかったのでそのまま。ハルファヤ峠の海岸側に退却したかったですが……。

 史実では、5月22日(シナリオ上では第3ターン)にロンメルがハルファヤ峠への攻撃準備を命令し、5月27日(シナリオ上では第4ターンで、このターンでシナリオが終了する)にハルファヤ峠はドイツ軍の手に帰し、ここに88mm砲が置かれました。勝利条件的には、ハルファヤ峠を挟む2ヘクスと、ソルーム、カプッツォ砦の全4ヘクスを支配している側が勝利です(どちらも満たしていない場合は引き分け)。


 史実ではわずか3日の間に情勢が変転しまくってますから、ゲーム上では再現できないレベルかなと思っていたのですが、予想以上に再現できるのでびっくりしました。OCSには珍しく、指揮官マーカーやカンプフグルッペマーカーがあるのは伊達ではないですね……。

 他の『DAK-II』のスモールシナリオも研究・練習していきたいと思います。


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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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