OCS:スターリングラードへの空輸のための航空基地?

 フォン・メレンティンの『ドイツ戦車軍団』をぱらぱらっとめくっていたら、リトルサターン作戦に関して以下のようにあって、それがOCSでどのように効いてくるのかが気になったので調べてみました。

 ドン河における攻勢【リトルサターン作戦】でソ連軍は、モロフスカヤとタチンスカヤにある2つの飛行場を奪取した。これらは、スターリングラードに対する空輸を行える最も近い地点であった。この飛行場によって第6軍に対するほぼ正規の補給を意味する1日3回の空輸を維持することが可能であったのだ。いまや戦線は何百マイルも後退してしまった。使用可能な飛行場からスターリングラードまで2、3時間の飛行時間が必要だった。これは、空輸を1日1回しか行えないことを意味した。
『ドイツ戦車軍団 下』P76







 ↓『Enemy at the Gates』のマップでのリトルサターンキャンペーン初期配置。『Case Blue』のマップも基本的に同じです。

unit00118.jpg

 ①がタチンスカヤ
 ②がモロゾフスク(両者とも横に航空基地と空軍ユニットが置いてありますが、本当は村のヘクスにあります)
 ③がピトムニク飛行場
 ④がグムラク飛行場
 ⑤がLikhovskoiの航空基地(タチンスカヤとモロゾフスクが使えなくなった時の次の飛行場)

 灰色の矢印がスターリングラードへの第6軍救出を目指す冬の嵐作戦で、赤い矢印はリトルサターン作戦の攻勢軸です。

 ①から③までは30ヘクスありました。⑤から①までは12ヘクスなので、⑤から③までだと42ヘクスということになります。

 ここで、リトルサターンキャンペーンに登場するドイツ空軍の輸送機ユニットを見てみますと……。

unit00116.jpg

unit00117.jpg

 Ju52が4ユニットで、輸送力が1T、航続距離が62。
 He111hが5ユニットで、輸送力が1/2T、航続距離が128です(これも『Case Blue』でも同様です)。

 OCSにおける航続距離は、片道のヘクス数を表しているのですが、空輸について以下のルールがあります。

航続距離分行って、帰る......輸送能力そのまま
航続距離の2倍行って、非活動状態となる......輸送能力2倍
航続距離の半分行って、半分で帰る......輸送能力2倍

 3つ目のルールを活用すれば、Ju52の場合には航続距離31で行って帰れば、2倍の2T運べることになります。先ほどのタチンスカヤ&モロゾフスクからスターリングラード包囲環の中の飛行場への距離は、①→③、②→④、あるいは②→③等で31ヘクス以内に収まりますから、輸送力の最も高いJu52をフル活用することを考えると、OCS上でも確かにタチンスカヤとモロゾフスクをソ連軍が奪取すると、スターリングラード包囲環内への空輸能力はがた落ちすることになりますね(細かく言えば航空基地の規模や整備の問題などもあるのですが)。

 さすがOCSです!


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 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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