OCS『DAK-II』に見る88mm砲を装備したイタリア軍高射砲大隊ユニット

 続けて少しずつ、北アフリカ戦の情報を収集していってます。その中に、イタリア軍がドイツ軍の88mm砲を購入して戦った件(第5対戦車砲大隊)がありました。


 ↓動画にもしてましたが……。




 第二次世界大戦が勃発した当時、イタリア陸軍では、依然として前大戦で使われていたのと同じ、年代物の砲が使われていた。小国相手ならともかく、これではとても、近代的な装備が施されているイギリス軍に太刀打ちできない。そこで1940年9月、とりあえずドイツから88ミリ砲を購入し、フィレンツェで2個大隊を新編することになった。当時はまだ、88ミリ砲を対戦車戦闘で用いる戦術が確立していなかったため、対空大隊として編成された。
 10月には第18大隊が、12月には第29大隊が、それぞれ北アフリカに派遣された(後に88ミリ砲装備の3番目の大隊が編成され、トリポリに送られている)。第18大隊は完全に自動車化されており、イギリス軍の攻勢「クルセイダー作戦」に枢軸軍が破れた時も、損失は最小限にとどまっている。
 1942年1月、北アフリカのイタリア軍は改編を行い、第18大隊は第5対空/対戦車砲大隊に改められた。第5大隊はブレシア歩兵師団に配属された後、アリエテ機甲師団に転属となった。同じ頃、第29大隊はトリポリで対空戦闘に明け暮れていた。1942年にはリットリオ歩兵師団に配属となったものの、エル・アラメインの戦いで壊滅した。
『コマンドマガジン1号』P51




 OCS『DAK-II』でユニットを探してみると、イタリア軍の対戦車砲大隊がいっぱい入ってましたが、↑で出てくる第18大隊とか第29大隊とかは出てこず、第5大隊だけが出てきます。第29大隊はトリポリ配備だったということなので出なくても当たり前ですが、第18大隊というのはユニット化されておらず、1940年10月の時点でいきなり「(7)-4-3 AT Bn (5)」として出てくるようです(ただしOptionalと書いてあります)。しかし、そこ以外にはシナリオの初期配置などでも出てこないっぽいような……?

0011.jpg


 第5対戦車砲大隊についてや、あるいは他のイタリア軍対戦車砲大隊について何か分からないかと色々検索してみたのですが、全然分かりませんでした。ので、とりあえず今回はそれで力尽きましたという感じで……。


 【ガザラの戦いの時】
 いよいよ第5大隊が、その真価を発揮する時が訪れた。
 5月29日の正午、翌30日の朝、イギリス軍第2、第22機甲旅団は、後方、及びアリエテ師団とアフリカ軍団とを結ぶ連絡線を守る、第5大隊の対戦車防御陣地に攻撃を行った。支援砲撃もなく、しかも歩兵も随行しないのだから、無謀もいいところだ。結果、88ミリ砲に狙い撃たれたイギリス軍戦車は、1台、また1台と炎上していき、第2旅団に至っては、僅か30輌を残し、全て撃破されてしまう。対する第5大隊の損失は、砲5門、兵員49名にとどまった。
 1週間後の6月4日と5日に、イギリス軍は再びイタリア軍陣地を攻撃した。先の失敗に鑑み、今度は歩兵を随伴させる諸兵科連合を行い、しかも事前に砲撃まで行った(しかし、目標の遙か手前に着弾したため、損害を与えることはできなかった)。
 イタリア軍は今度も果敢に戦い、第22機甲旅団の156輌の戦車を撃退した。
『コマンドマガジン1号』P52


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 ゲームをしないウォーゲーマー……でしたが、最近はOCSだけはひたすらプレイしたり情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになりつつありますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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