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シチリア島のイタリア軍沿岸防衛師団について、追加

 以前のエントリ、シチリア島のイタリア軍沿岸防衛師団について (2016/12/01) に追加です。

 『歴史群像 54号(2002年8月号)』に載っていた佐藤俊之氏の記事から、沿岸防衛師団について。

 イタリア軍の総兵力はおよそ20万。しかし、そのうち3分の2を占める沿岸防衛師団は、戦力としてはほとんんどあてにならなかった。この師団は2~3個の歩兵連隊と砲兵大隊で編成されていたが、その砲は沿岸防御用の固定砲台で移動できない。歩兵連隊も重装備や補給を輸送する車両をまったく持っていないので、機動力は皆無。
 おまけにその兵員の大多数を占めるシチリア人徴集兵はドイツ人嫌いなうえ、敗北の決まった戦争で故郷が破壊されることを望んでいなかった。イタリア軍は、シチリア人なら自分の家を必死で守るだろうと彼らを配備したのだが、これはまったくの裏目に出た。
『歴史群像 54号(2002年8月号)』P39



 ドイツ人嫌いだったのですね……。それは士気が高いわけなし……(シチリア人に限らず、イタリア人の中にドイツ好きな人がそれほどいたわけではない印象はありましたけども)。

 また、抵抗すれば故郷がそれだけ破壊されるのだからというのもなるほどでした。

 それにまた、同ページには、

 イタリア軍はすでに戦争は負けだと諦め、その士気は最低である。

とも……。


 『Sicily and the Surrender of Italy』にはこうありました(23%の辺り)。

 沿岸防衛部隊は特に、装備が時代遅れで不充分であり、事実上輸送手段を持たず、多くの場合統制もまずく、シチリア人の占める割合が75%に達する部隊もあったが、シチリア島住民全体の低い士気の影響を受けていた。



 シチリア島住民自体が非常に厭戦的であったと……。


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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