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OCS 『Operations』#25 『EatG』におけるソ連軍機動戦の指針

 以前、OCS 『Operations』#25 『EatG』におけるソ連軍突破の指針 (2016/07/29) で、突破戦闘に関する指針を訳してましたが、次の機動戦に関する指針を訳してみました。

 でも、前エントリで書いていた「とにかく浸透、浸透」っていう感じではないですね……。尤も、こかどドクトリンってわけでもないので、やはりバランス……?

機動戦

 機動戦におけるソ連軍の経験則はこうです。「機械化軍団が歩兵の支援から離れれば離れるほど、ドイツ軍の反撃に対して脆弱となる。」

 重要な地点を奪取するために、「当たって砕けろ」ということが必要な時はあるかもしれません。これが起こった場合、あなたは髪に火を付けてそれへと向かい、翼側はがら空きとなるでしょう! ほとんどの場合機動作戦における成功は、限られた目標を確実に手に入れるために機械化部隊と非機械化部隊が密接な連携を注意深くとっているかどうかに依存することでしょう。

 機動戦を戦う上で有効なテクニックがいくつかあります。最も重要なのは集中です。可能な限り、単一の作戦にいくつかの機械化軍団を組み合わせるべきです。使用できる部隊で圧倒できるような目標を選択しましょう。ソ連軍の機械化軍団が集中的に使用された場合には、ドイツ軍の装甲師団といえども太刀打ちできません。その理由はこうです。もしドイツ軍装甲師団がスタックしているなら、包囲できます。しっかりした包囲ならば退却するという選択肢を阻害し、戦闘のダイス目がよければ追加のステップロスを与えることができるでしょう。さらに、スタックしている場合には砲爆撃の絶好の目標となります。そのドイツ軍部隊が近くに救援のための反撃を支援してくれるような部隊を持っているのでなければ、被包囲部隊に補給を通すのも厳しいでしょう。もしソ連軍プレイヤーが十分な部隊を集めたならば、最強の装甲師団といえども陸の藻屑となり得ます。

 価値の高いドイツ軍ユニットをきつく包囲することが、ソ連軍の機動作戦における主目標であるべきです。

 予備が使用可能ということが、ソ連軍プレイヤーにとってのもう一つの必須要件です。ある戦いの近くに、少なくとも1つの機械化軍団を予備モードで保持しようと常に試みるべきです。これらのユニットには2つの使い道があります。リアクションフェイズにおいてドイツ軍の移動の効果を鈍らせることができるのと、敵を混乱させるために、あるいはすでにボロボロになっている敵ユニットにとどめの一撃を食らわせるために、突破フェイズに「解放」することができるということです。

 歩兵の支援もまた非常に重要です。古い格言がここでも当てはまります。「戦車で土地を取ることはできるが、その土地を保持し続けることができるのは歩兵だけである。」 土地の奪取ということが機動作戦の戦略的な目標であるならば、手元に歩兵を持っているということが非常に重要です。平地以外の地形においては歩兵を押しのけることは難しく、またあなたの機械化軍団の側面の支えてくれるでしょう。

 最後に、ソ連軍プレイヤーは機動戦を戦う際に敵の反応を前もって考え、予測しようとすることが必要です。自分自身に尋ねてみて下さい。ドイツ軍の機械化部隊はどこにいるのか? そいつらはこの戦いに介入してこられるだろうか? もしそうなら、どの方向からだろうか? 自分はそいつらをどうやって阻止できるだろうか? もし退却が必要ならば、どこになら安全に退却できるだろうか? ドイツ軍の計画を邪魔するために何ができるだろうか? 近接航空支援で反撃部隊をDGにできるだろうか? ドイツ軍の司令部か補給集積所をオーバーランすることはできないだろうか? どうすれば自軍の進撃をうまく支援できるだろうか? これらすべてが意味しているのは、あなたは作戦的に考える必要があるということであり、個々の戦術的戦いにのみ没頭しているのではいけないということなのです。

 これらの戦術の適用は、追加の自軍部隊や補給が近くにいるかどうかに依存します。あなたの軍の多くがより近くにいればいるほど、機動戦においてあなたが勝つ可能性は増大するという不可避の事実に尽きるのです。どこでいつあなたが戦うかということは、あなたの戦略目的によって選択されるべきです。戦闘は高価です。戦闘は燃料、戦闘補給、それに多くの場合、ユニットを消費することになります。目的のために戦うのでなければなりません。あなたの戦力を最大化し、ドイツ軍の弱点に対してそれを集中させるのです。何にもまして、あなたの部隊をお互いに支援できるようにして機動させましょう。


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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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