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グランツの『ドン川からドニエプル川へ』を注文しました

 OCS『Enemy at the Gates』でプレイしているリトルサターンからのキャンペーンゲームですが、GJ4号の『激闘! マンシュタイン軍集団』が全く同じ戦いを扱っています(『Enemy at the Gates』自体はその前のウラヌス作戦からプレイ可能ですが)。

 『激マン』は出戻りのきっかけになった大変好きなゲームで、本誌には佐藤俊之さんによるヒストリカルノートも載っているので読もうと思ったのですが、GJ自体を誰かに貸したままになっているようで家にないのでワニミさんにお借りしてコピーさせてもらいました(^_^;

 で、記事の中のブックガイドにある、独ソ戦の本で有名らしいグランツ氏の『From the Don to the Dnepr: Soviet Offensive Operations, December 1942 - August 1943』をAmazonで見てみました。



 中身検索をしてみると、最初のページから57ページのリトルサターン作戦の突破作戦の辺り(作戦開始後4日目くらい)までがほとんど欠落なく読めます。で、とりあえずこの本を買うかどうかは置いといて、中身検索で読める部分を印刷してちらちら読もうとしてみました。

 一番興味のあるのはミレロヴォとかの方面への突破の辺りで、ページ的には56ページになります。で、読もうとしたのですが、地名は25ページに地名が判読しやすい地図があるので良いのですが、ソ連軍の軍とか軍団名がほぼ全部指揮官名で書いてある! ネットで調べながらなどすると一応分かるのですが、まあ面倒ではあります。

 数週間前に(以前買っていて途中で止まっていたが『DAK-II』で再燃したので)読もうとした『ドキュメント ロンメル戦記』(リデル・ハート編)も同じような感じで、もちろん部隊名も出てくるのですが、指揮官名で基本的に書かれていってて分かりにくいことおびただしい! しょうがないので、自分で指揮官名と(分かるなら)部隊名と、出てくるページ数をパソコンに書きとめながら読んでました。内容自体は大変分かりやすく面白いのでオススメです。




 で、グランツ氏のこの本ですが、そういう作業をしながらでもいいのですが読める範囲がその次の57ページ目で止まるような現状でそれをやるのもなんだかなぁ、と(^_^; ただ買うとすると地図の精細度が「中身検索」上で低いのが非常に気になるのですが、まあもしそうだとしても扱っている内容が「小土星」「疾駆」「星」作戦と、あと第4次ハリコフ戦の詳細という感じで、前3つは『Enemy at the Gates』および『激マン』の範囲で非常に興味のある内容だし、まぁいいかなー、どうしようかなー、ううーん、と悩んだのですが結局は買うことにし、注文してしまいました。

 リトルサターン作戦ですが、『激マン』だとハンガリー軍の戦区をとりあえずまず完全に潰してしまって鉄道を開通させ、そこからポポフ戦車兵団をドネツ川の辺りに出現させるのが一つのセオリーになっていたように思う(そうでもない?)のですが、史実ではハンガリー戦区は最初の1ヵ月ほどは完全に放っておかれて、ソ連軍はとにかくまずモロゾフスクとタチンスカヤ方面に向かっていたことが最近になって私の中で理解できてきて、そこの差異が非常に興味深く思っています。そんでもって、最近になってマンシュタインの『失われた勝利 下』も買ったんですがそれを読んでいると、そのタチンスカヤ方面への突進でドイツ第6装甲師団とかにボコ殴りにされた後ソ連軍はしばらく何もしないでいたらしいのですが、その間にタチンスカヤからロストフ方面へ突進されたら何もいなくてやばかったんだけどね、とマンシュタインが書いているのが目を引きました。ほー。




 ソ連軍の「作戦術(長期的に繋がった意図を持って連続的に作戦をおこなっていくやり方)」という考え方が最近の『歴史群像』では良く取り上げられていて、最新号では「ドイツ軍がなぜそういう考え方ができなかったかというと、国土の東西が敵に挟まれた地理的関係から短期決戦主義にならざるを得なかったからで、国土に縦深があって連続した作戦ということを考え得る土台があったソ連でこの考え方が発達したのはむべなるかなですね」という風に書かれていたのが非常に興味深かったです。




 『Enemy at the Gates』の舞台でもまず「天王星」作戦があって、次に「土星」作戦を考えたけどドイツ軍側がスターリングラード解囲作戦(「冬の嵐」)をやりそうとかで「土星」作戦用にとも考えていた第2親衛軍をスターリングラード南方に移してそれを除いた部隊で「小土星」作戦を敢行した……という話とか、(『激マン』で扱われていた期間の戦いが)「疾駆」作戦とか「星」作戦という風に分かれていたってなことが詳しく分かってくると、OCSにおける「SPを集積しつつ、次の攻勢を考えるのが楽しいんじゃんか」という辺りの話(→OCS:『Operations』#30ショートシナリオについて (07/25))がちょっとずつ分かってきたような気がします。今まさに、次の作戦のためにSPを貯めようとかいう話になっているのですが、今までOCSやっててそういうことをやったことがほぼ皆無だったという!(あったらあっただけ使ってしまうスタイル(>_<))。

 まあ今後そういうことも視野に入れつつ、戦史本も紐解いていければなと思います。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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