fc2ブログ

OCS『Crimea』のシナリオ1「通過儀礼」についてと、明確化

 先日のミドルアース大阪で、OCS『Crimea』のシナリオ1「通過儀礼」をプレイできました。古角さんが枢軸軍、私がソ連軍を担当しました。



 ↓初期配置。

unit8454.jpg


 先日書いてました、クリミア攻略戦の指揮を執る直前に戦死したリッター・フォン・ショーベルト将軍について (2023/12/27)の後の、フォン・マンシュタインが指揮を引き継いだ後のクリミア半島攻略の最初の段階を扱っています。

 1941年9月26日から12月26日までの3ヵ月間(28ターン)ですが、フォン・マンシュタイン麾下の部隊はわずかしかなく、史実では開始1ヵ月後にようやくペレコプ地峡(ウクライナとクリミア半島の間の地峡)を抜け、シナリオ終了時にはセヴァストポリ周辺の陣地帯以外を制圧していました。

 勝利条件は、クリミア半島(ケルチ半島を含む)の港湾をどれだけ支配しているか、セヴァストポリ周辺の陣地帯をどれだけ支配しているか、それに戦艦セヴァストポリ(この時期の艦名はパリジスカヤ・コンムナになっていました)の損傷具合です。



 プレイしてみると、ペレコプ地峡北側の最初の陣地帯はあっという間に抜けてしまうのですが、その後の地峡の南側の陣地帯の手前でしばらく止まってしまうようです(主にSP不足により)。でもまあ、それが史実通りです。

 ソ連軍側は、最初の2ターンはユニットのほとんどが動かせない設定になっており、できることが少ないのでプレイしやすいです。

 全体的にユニット密度が低いので、OCSのシナリオの中でもプレイしやすいだろうと思います。ただし、陣地関係の処理(たいしたことないですが)が必須なのと、ソ連軍の戦艦と軽巡艦隊ユニットが出てくるので、艦砲射撃したり、艦船に航空ユニットで攻撃したりするとそこらへんの処理のルールを読んでやることになるでしょう。



 ↓今回のプレイの終了時。

unit8453.jpg




 今回のプレイではペレコプ地峡の南側の陣地帯のところまででしたが、その後の展開を予測すると、ソ連軍側はクリミア半島の南側(ケルチ半島を含む)にたくさんある港湾の、どれだけは放棄するか、遅滞するか、固守するかの決断を迫られますが、勝とうとすればなるべく多くを守りたいわけで、そうすると防御ラインが薄くなって枢軸軍側に弱点を突かれる可能性が高まる……というジレンマに悩まされるのではなかろうかと思います。

 ドイツ軍側としては、セヴァストポリ周辺の陣地帯のいくつかを占領できれば勝利に近づくので、ソ連軍側の不意や見落としを突ければ面白そうです。あと、空軍力はものすごいので、それを活用して、戦艦を沈めたり、ヒップシュートしてのオーバーランをしたりでアクションレーティングが低めのソ連軍ユニットを吹き飛ばしていければ……。

 このシナリオ1は、直後のシナリオ2(20ターン:42年3月1日ターンまで)へと継続してプレイすることもできます。シナリオ2ではソ連軍側が逆襲を試みて、ケルチ半島を占領しようとします。その後、ミニシナリオ1(42年5月の4ターン)でケルチ半島のソ連軍を枢軸軍が追い出し、ミニシナリオ2(42年6~7月の10ターン)でセヴァストポリが攻略されます。それで42年までのシナリオは終了です。


 フォン・マンシュタインのクリミア半島攻略戦については、一応これまでに3種類ほど読んだことがあった(コマンドマガジンの海外翻訳記事と、大木毅氏の記事と、フォン・マンシュタインの伝記)のですが、頭に入っているとは全然言えませんでした(^_^; が、やはりゲーム上でプレイしてみると、ものすごく良く理解できますね……。






 それから、今回のプレイで2点ほど疑問点が出たのでfacebook上で質問してみました。OCS『Crimea』の現時点で判明しているエラッタ&明確化 (2024/01/07)には追記しておきましたが、その2点はこのシナリオに深く関わってくる部分なので、ここにも書いておきます。


■ルールブック

共通再建表
「2Paxを消費するユニット」の一覧に、「(ソ連軍の1ステップユニットの)騎兵師団」を追加します。


■プレイブック

明確化:
5.1 シナリオ1 および ドイツ軍増援到着表
シナリオで使用できる分遣連隊ユニットの数は、セットアップ情報で制限されています。一方、ドイツ軍増援到着表の1941年10月5日ターンに分遣連隊ユニットとして到着すると指定されている増援があります。この増援はセットアップ情報で個数が制限されている分遣連隊プールの中から出します(分遣連隊プールに追加される形で到着するのではありません)。

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

今までの訪問者数(2011/9/17以降)
プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

 ブログで書いた物のうち、

 OCS関係の記事は

「OCSの物置2」



 戦史物の記事は

「戦史物の物置」


 で、アクセスしやすいようにカテゴリ毎にまとめてありますのでそちらもどうぞ。

Twitter
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメ本
バナーで応援コーナー
ぜひ見て頂きたいページへのリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR