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OCS『Crimea』の現時点で判明しているエラッタ&明確化

 OCS『Crimea』ですが、現時点で判明しているエラッタと明確化がいくらかありますので、書いておこうと思います。今後順次、加筆することにします(明確化は、facebook上で質問したものです)。

 サンセット版和訳は2024/01/26時点までのエラッタ&明確化だけが含まれています。その後明らかになったエラッタ&明確化に関しては、赤字で表示します。



■サンセット和訳のエラッタ

◇ルールブック上

Page3 1.4c 氷結 の6行目
「3ターン続くする必要が」とありますが、正しくは「3ターン続く必要が」です。

Page13 3.6c オデッサ(1941年)の項の後ろから6行目
「退出させることができます」とありますが、正しくは「退避させることができます」です。
【「退出」という用語を訳者は、「ゲームプレイから取り除かれる」という意味で使用するようにしていました。3.6cの件はそうではないので、誤解を招かないように修正しておいていただけると幸いです。】


◇プレイブック上

Page4 シナリオ2の「勝利条件」の2行目
「クリミアで自軍が支配している」とありますが、正しくは「クリミアとタマン半島で自軍が支配している」です。

Page10 シナリオ3の「最後のターン:」
「1944年6月22日ターン」とありますが、正しくは「1944年1月22日ターン」です。

Page11 勝利条件 の4つ目
「枢軸国の戦略的勝利:」とありますが、正しくは「枢軸軍の戦略的勝利:」です。

Page23 右の列の最後の見出し部分
「第4ウクライナ正面軍ユニットが配置される任意のターンに(第4ウクライナ正面軍ユニットと一緒に配置します)」とありますが、正しくは「第4ウクライナ正面軍ユニットが活性化されたターンに(第4ウクライナ正面軍ユニットのいるヘクスに配置します)」です。
【サンセット和訳を作成した時点ではこの見出しの部分は「第4ウクライナ正面軍が到着した時」のことだと解釈していたのですが、正しくは「第4ウクライナ正面軍が到着して2ターン目に再編態勢に移行した後、増援表で11以上の目を出すなどして条件を満たして活性化されて攻勢態勢になった時」という意味でした】





■マップ

 天候表(Weather Tracks)の「15-29 Nov」の「Freeze」のコラムが「5-6」となっていますが、正しくは「3-6」です。


 ケルチ海峡氷結進行表(Kerch Strait Ice Development)の右側の説明文の2つ目の最後に「一番左(leftmost)のボックスまで」とありますが、正しくは「一番右(rightmost)のボックスまで」です。


明確化:
ヘクスF10.03は荒地です(ヘクスのほとんどが丘ですが、ヘクスの右上の方に荒地が少しあるので、荒地となります)。


unit8439.jpg


明確化:
F46.08は全海ヘクスであるとみなします。ソ連軍のBBやCL等は通常、海岸ヘクスには入れませんが、全海ヘクスであるF46.08、F45.09を通って、Kamysh Burun港とKerch港に入ることができます。また、KerchのあるF45.10は「港湾のある海岸ヘクス」なので、そこを通ってKolonka (F46.10)に入ることができます。
(F46.08にほんの少しだけ陸上が入っているように見えるのは校正ミスだということです)


unit8429.jpg


明確化:
↑の画像で、例えばケルチ港とカミシュ・ブリュン港がドイツ軍ユニットに占領されていて、ケルチ半島にいるソ連軍が使用できるのはコロンカ港だけだとします。その場合、ケルチ半島で一般補給を供給されるのは1Tのみ(2RE分)になります。その場合、下記のようになります。
1.脱出(Breakout:OCS 12.8e)判定時、2RE分のユニットには一般補給が供給され、それ以外のユニットは一般補給が引けないとして脱出の対象となります。
2.戦略移動は、一般補給が引けるヘクスで移動を終了しなければなりません。2RE分のユニットにしか一般補給が引けないため、戦略移動が可能なのは2RE分のユニットのみです。
3.上記1、あるいは2で、「一般補給が引ける」として「脱出の対象とならなかったユニット」/「戦略移動をしたユニット」は、続く補給チェックの際に、一般補給が入れられるのでなければなりません(別のユニットに一般補給を入れるのは許されません)。






■カウンター

ドイツ軍のHe.111Hのカウンターの内の1つには、「1/2T」と2箇所に書かれています。右下の方の記載は無視して下さい。

unit8459.jpg



ドイツ軍の第22装甲師団の師団砲兵(第140自動車化砲兵連隊)ユニットの移動モード面の移動力が間違っています。白色の3となっていますが、黒色の16が正しい数値です。
【『The Forgotten Battles』にて訂正カウンターが提供される予定です。】

unit8426.jpg



注意事項:
ドイツ軍の歩兵師団ユニット(複数ステップユニット)のうち、第50歩兵師団と第73歩兵師団は1941-42年のシナリオと、1943-44年のシナリオの両方に登場し、前者では20-4-3で後者では16-4-3となっていますので、注意して下さい。
(この項、facebook上での質問から。歩兵師団については今回、他にもないか私はチェックしてみましたが、見つかりませんでした。しかし歩兵師団以外でも同様の例があるかもです)

【この件ですが、とは言っても実際にプレイする時には忘れてしまっていてユニット名だけで選別してしまいやすいので、プレイブックの当該師団の項に蛍光ペンを引いておくとかするのが良いと思います】

unit8438.jpg

unit8437.jpg






■ルールブック

1.1b 大都市として「メリトポリ」の名前が挙げられていますが、正しくは「マリウポリ」です。


明確化:
1.4a 「ケルチ海峡を渡る常設フェリー」を使用できるのは、移動フェイズ中のみです(突破フェイズやリアクションフェイズ中には使用できません)。



明確化:
1.4c 氷結
ケルチ海峡が氷結している時には、そこを「ソ連軍の海軍輸送船舶(Naval Transports)」は通ることができません。
(また氷結している時、タマン半島北岸にあるTemryuk等のアゾフ海の港湾は、1.1dの「アゾフ海の港湾」にあるように、使用できません)


明確化:
1.5a ソ連軍の「歩兵」でなければならない、とありますが、ここでの歩兵とは□に×の兵科マークのみを持つものを指し、山岳歩兵や海兵、UR旅団などは含まれません。

明確化:
1.9cの3) ドーラでステップロスの結果が出た場合、陣地のレベルを下げるというのは、「ユニットのステップロスを与え、同時にそれと同じだけ陣地レベルも下げる」という意味です(陣地レベルを優先的に下げ、ユニットのステップロスは後回しにされる、というような意味ではありません)。

明確化:
2.2b 3つ目の「・」の最後に「(そして、上記の「・」の項目はそのまま適用されます)」とあるのは、「OCS『The Third Winter』と連結している場合に「クリム航空艦隊以外のいずれかの航空艦隊司令部マーカーから60ヘクス以内でしか行えないようになる」」という意味です。



明確化:(【短報・対戦写真】OCS:Crimea"Tiger by the Tail"/2024年3月でのザハ氏による)
3.2b ソ連空軍の進化
 ソ連軍航空ユニットが20ヘクス以内でしか「制空戦闘」と「砲爆撃」を行えない、とありますが、「砲爆撃」に「航空阻止」は含みません。
(なぜなら、OCS 14.2eの航空任務の列挙において、砲爆撃と航空阻止が別々に挙げられているため。また、『Crimea』3.2dには「制空戦闘、航空阻止、およびあらゆる種類の砲爆撃任務」という風に記載されており、航空阻止は砲爆撃任務の一種ではないと考えられます。【このことに気付かせてくれたザハ氏に感謝します!】)


明確化:
3.5b 上陸拠点マーカー
4番目の「・」に「ユニットは正面軍司令部から受給するのと同じようにして、上陸拠点マーカーからSPを受給できます。」とありますが、
1.この機能は、上陸拠点マーカーが正面軍司令部ユニットから10ヘクス以内にある時にのみ使用できます(ルール上その点は明確に書かれていませんが)。
2.この機能は、「上陸拠点マーカーの下(あるいは周囲)にSPがなくても、10ヘクス以内の正面軍司令部の下(あるいは周囲)にあるSPを、上陸拠点マーカーに対して受給できる」というものです。
3.上陸拠点マーカーは、正面軍司令部の持つ「10ヘクスの指揮範囲」をも持つわけではありません。ですからユニットは、上陸拠点マーカーに向かって5移動力+1ヘクスで受給する必要があります。



明確化:
3.5e ソ連軍の海上輸送船舶
通常は揚陸(ALT)でSPは陸揚げできませんが、海軍輸送船舶(Naval Transport)はSPを陸揚げできます。



3.6c オデッサ(1941年)
 3.6cで「オデッサに置かれているソ連軍ユニットは、枢軸軍の陸上ユニットがxx.21ヘクス列の南側に移動したターンに活性化され、その後4ターンの間退避させることができる」という風に書かれています。
 一方、1.3e オデッサボックスでは、「オデッサボックスは1941年10月22日ターンまではソ連軍の支配下にある」と書かれています。
 すると、例えば枢軸軍の陸上ユニットがxx.21ヘクス列の南側に移動したターンが10月19日ターン(22日ターンの前のターン)だった場合、「4ターンの間の退避期間」はどうなるのか不明確でした。
 エラッタとして(次のエラッタに掲載予定)、枢軸軍のxx.21ヘクス列の南側への移動が遅れた場合も、その後の「4ターンの間の退避期間」は確保されます(10月22日ターンより後もソ連軍支配が続きます)。そして、もしその5ターン目にオデッサボックスに依然としてソ連軍ユニット(航空ユニットも含めて)がいた場合、それらはデッドパイルに置かれます。



共通再建表
「2Paxを消費するユニット」の一覧に、「(ソ連軍の1ステップユニットの)騎兵師団」を追加します。

明確化:
再建において、マップ上にいてステップロスしている複数ステップユニットのステップを回復させたい場合には、その複数ステップユニットが(一般補給下の工兵能力を持つ)司令部の2ヘクス以内にいる場合のみ可能です(司令部から3ヘクス以上離れていてはいけませんし、また、司令部と同じヘクスにいなければならないわけではありません)。この件は、Paxだけでなく、「特別(Special)」の適用においても同様です。




■プレイブック

明確化:
5.1 シナリオ1
枢軸軍プレイヤーは1ターンにつき2ヘクスをゲージ変換できます。【BoardGameGeekでのやりとりによる明確化:鉄道工兵ユニットは必要ありません。ただし、敵ZOCは変換できません】

明確化:
5.1 シナリオ1 および ドイツ軍増援到着表
シナリオで使用できる分遣連隊ユニットの数は、セットアップ情報で制限されています。一方、ドイツ軍増援到着表の1941年10月5日ターンに分遣連隊ユニットとして到着すると指定されている増援があります。この増援はセットアップ情報で個数が制限されている分遣連隊プールの中から出します(分遣連隊プールに追加される形で到着するのではありません)。

5.3 ミニシナリオ1
シナリオ特別ルールに「マップ外ボックスの航空基地は使用できません」とありますが、この文言を無視します(ソ連軍はノヴォロシースクボックスを使用可能です)。

明確化:
ミニシナリオ1で、枢軸軍は自由配置のSPをプレイエリア外に配置することもできます(航空基地に置いて、空輸する等)。また、ソ連軍はプレイエリア外に航空任務を行えません(ですから、プレイエリア外の枢軸軍航空基地を爆撃したりはできません)。
【後者は、シナリオ特別ルールに「プレイエリア外からプレイエリア内に航空任務を行える」と書いてあるが、逆は書かれていないからです。そうすると、厳密に考えると、枢軸軍が航空ユニットをプレイエリア内からプレイエリア外に「基地移動」することもできない、ということにはなりそうです。ただし、プレイエリア内から出発した航空ユニットが、プレイエリア外の航空基地に「帰還」することは許されるのではないでしょうか。】



5.4 ミニシナリオ2
勝利条件の2つ目 「42年6月26日ターンから7月29日ターン」とありますが、後者は正しくは「6月29日ターン」です。


明確化:
5.5 シナリオ3
枢軸軍の陣地で、Tamanの南西ヘクス、Feodosiyaの北東ヘクスに配置されるものがありますが、この配置は間違いではありません(Taman、Feodosiyaのヘクス自体に陣地を構築すべきだったろうと意見はありますが)。


unit8413.jpgunit8412.jpg



枢軸軍増援到着表
第22歩兵師団のいる場所について、「F24.26, F20.25, and F24.27」と6箇所に記載されていますが、このヘクス番号は誤りです。正しくはシナリオ1に記載されているように、「F20.26, F24.26, and F27.24」です。

1941年12月19日
20-4-3 Inf Div (73) を 6-4-3 Infantry KG (Hitz)と交換します(状態マーカーはそのままで)。第73歩兵師団に必要な残りステップは1ステップです。【facebook上での回答による明確化:第73歩兵師団が2ステップ以上あった場合、それらのステップは失われます。第73師団がデッドパイルにあった場合は、デッドパイル上で 6-4-3 Infantry KG (Hitz) と交換します】




■両軍のTables Display

「Replacements」と「Supply」の縦の真ん中のコラムの見出し
「June 1942」とありますが、正しくは「June - July 1942」です。


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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