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OCS『South Burma』(仮)製作のために:トングー戦の時期の中国軍の動き

 トングー戦の時期の中国軍の動きについて、主に陸戦史集『ビルマ進攻作戦』に記述があったので、地図にしてまとめておきたいと思います。


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 ↑は、OCS『South Burma』(仮)製作のために:中国国民党軍の初動について、スティルウェル関連本から (2023/10/15)で作っていた中国軍の配置図を元にして、そこからの移動を記したものです(第200師団の表記位置はトングーに移動させましたが、他の部隊の表記位置は元のままです)。



 以下、OCSのターン(3.5日毎)を最後に付けて記します。


 日本軍は3月15日以降にトングーへの北進をはじめます。17日に最初の戦闘があり、18日、19日と続きましたが、この3日間の敵は英印軍(第1ビルマ師団隷下?)でした。(3月15日ターン~19日ターン)

 20日にニャングチダウクで初めて中国軍(第200師団隷下の第598連隊)と衝突します。(3月19日ターン)

 22日にトングーのすぐ南のオクトウィンにあった中国軍陣地で激戦となり、ようやく24日にこれを占領。(3月22日ターン)

 26日からトングー戦が始まりましたが、中国軍の陣地は固く、また守備する中国軍第200師団約3000名の戦意は高く、日本軍の第55師団はその攻略に手こずります。(3月26日ターン)

 この頃、ラングーン港に日本軍の増援の第56師団が到着し始め、その第56捜索連隊、およびこの方面に配属を受けた重野戦砲兵第3連隊、航空爆撃隊の協力により、30日にトングー攻略に成功したのでした。(3月29日ターン)


 OCSのターン的には、トングー戦の南での北進しながらの前哨戦が3ターンあり、トングー戦自体は3月26ターンのものが失敗して、戦力を追加して次の3月29日ターンのものが成功した、という感じでしょうか。








 中国軍側の動きは以下のように書かれていました。

 3月22日、スチルウェルはトングーの第200師団を救援するために、第6軍の第55師団(55T)主力にカレン山地からの移動を命じます。この移動命令が実行されたかどうかまでは書かれていないのですが、この頃だったかにモチ(Mawchi)に中国軍の連隊が入ったという記述をどこかで見た気がします(またもや、今回どこにその記述があったか見つけられず! トホホ……)。

 この頃、第22師団はピンマナに、第96師団はマンダレー方面に移動。

 日本軍の一部がトングー北西のトングー飛行場を占領したのに対し、3月24日にスチルウェルは第5軍の訓練部隊の第1、第2予備連隊をトングー北方地区に進出させ、飛行場を奪回するように命じます。ただし命令は受領されたものの実行されず。

 3月26日までに第22師団はピンマナに着いており、列車輸送でトングーに前進させようとしたのですが、地方官憲の連絡ミス等で鉄道運行が不能になったそうです。

 3月30日に第200師団はトングーの陣地を放棄して、エダッセ以北で陣地を守備していた第22師団を超越して撤退しました。






 中国軍については、今回のような「ミスで動けなかった」という話以外にも、中国軍の軍司令官や参謀達が、蒋介石による「部隊温存」の意向から部隊を移動させようとしなかったという話もありますし、師団毎に「移動チェック」をして失敗すると動けない、とかってルールを織り込むと良いのかも?

 あと、私は個人的にOCSにおける「反陣地主義者」であることもあり(おい)、これまでのOCS『South Burma』(仮)では「両軍とも陣地は建設できません」というルールを入れていたのですが、今回のトングー戦の記述を見るに、陣地を出さなければならないですね……(^_^;

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 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

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