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OCS『South Burma』(仮)製作のために:日本軍の第18師団の編成

 前回↓に続いて、第18師団の編成についてです。第18師団長はあの牟田口廉也中将であり、進撃を督励しまくったそうです。


OCS『South Burma』(仮)製作のために:日本軍の第56師団の編成 (2023/10/19)



 第18師団の編制・編成は諸資料(主に陸戦史集『ビルマ進攻作戦』P239)によると以下の通りであったそうです(旅団司令部もありましたが、ゲームには出さない予定なので略します)。

第18師団
 歩兵第55連隊
 歩兵第56連隊
 歩兵第114連隊
 歩兵第124連隊(ビルマ戦には欠:川口支隊)
 騎兵第22大隊
 山砲兵第18連隊
 工兵第12連隊
(『Burma, 1942: The Japanese Invasion - Both Sides Tell the Story of a Savage Jungle War』P371によれば、戦車第1連隊が第18師団隷下であるかのように書かれていますが、とりあえず無視?)


 歩兵連隊は3個大隊からなり、歩兵大隊は4個中隊からなります(ということは、第33師団と同様に7戦力となります)。

 騎兵大隊は乗馬2個中隊、機関銃1個中隊からなります。一方で、すでにゲームに登場している騎兵第55連隊は、乗馬中隊2、機関銃中隊1、戦車中隊(軽戦車2、装甲車6)1、速射砲中隊1からなっていたという話もあります。現状騎兵第55連隊は「テストプレイの結果、ゲーム序盤で英印軍後方に進出しまくってゲームを壊す可能性が高い」という理由から(^_^;、元々5戦力(5-4-5)であったのが1戦力減らされ(4-4-5)、しかも再建不能にされています。これを踏襲すると、第18師団の騎兵第22大隊は3-4-5の再建不能というところでしょうか……。


 山砲兵連隊は3個大隊からなり、うち2個大隊は山砲、1個大隊は野砲編成であったそうです。『Burma, 1942: The Japanese Invasion - Both Sides Tell the Story of a Savage Jungle War』P372によると、「第18師団の山砲兵連隊は、各12門の2個大隊と、75mm野砲12門を持つ1個大隊からなっていた。キャウクセ(Kyaukse:マンダレーの少し南)でそれ(it)は、第3重砲兵連隊(1個大隊欠)の150mm砲8門を増援された。」そうです。

OCS『South Burma』(仮)製作のために:砲兵部隊の具体的な砲の種類と門数 (2023/06/18)
OCS『South Burma』(仮)製作のために:日本軍の第56師団の編成 (2023/10/19)

 ↑の計算とおまけの付け方からすると、

 山砲は0.257×12=3.084×3=9.252で9ですがおまけして、11くらい。
 野砲は第56師団のものそのままで、最終的に11くらい。

 「150mm砲8門」という話は、マンダレーのすぐ南あたりでの話ですから割と最終盤なので、そこらへんまで資料を読み進むまで棚上げにしておきます。


<2023/10/21追記>

 ミト王子さんからコメントいただきました!

 やはり「支那事変、大東亜戦争間の師団の編制」では、この師団の山砲兵連隊は改造三八式野砲12、九四式山砲18となっています。
 「日本騎兵史」によるとこの師団の騎兵大隊は恐らく昭和17年内のある時期に徒歩編制に改編されたようですが、恐らく進攻作戦後の話だと思われます。

 アジア歴史資料センターのレファレンスコードC14111053300によると、S14年9月14日時点では山砲大隊2、野砲大隊1で、山砲中隊は九四式山砲3、野砲中隊は三八式野砲3、としていますから、もしかしたら野砲は9門であったかも知れませんね。


 この場合、九四式山砲9門で1個大隊、九四式山砲9門で1個大隊、改造三八式野砲12門で1個大隊でしょうか。だとすると山砲大隊は火力が少し下がりますし、野砲大隊は射程が1に下がると思います(これは矛盾がないので、そうしてしまっていいのでしょうけど)。この微妙な差異……(^_^;

 『日本騎兵史』は私もコピーしてきていたので見てみると、P443に確かにそれらしき記述がありました。どうなんでしょうね。ここらへんも、他の資料の情報集積待ちで……。

<追記ここまで>




 第18師団がラングーンに到着したのは、4月7日夕だったそうです。

 が、これもまた全部がいっぺんに到着したわけではなく、歩兵第56連隊第3大隊基幹の部隊は、主力とは別にアンダマン作戦に参加しており、その作戦終了後、ビルマに追及して師団に復帰したとか。これは戦史叢書『ビルマ攻略作戦』P241によると「4月17日夕刻にラングーンに到着」であったそうです。



 とりあえずユニット化してみました。

unit8507.jpg


unit8505.jpg



 師団ストライプはもちろん、菊の花の黄色で。

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No title

 やはり「支那事変、大東亜戦争間の師団の編制」では、この師団の山砲兵連隊は改造三八式野砲12、九四式山砲18となっています。
 「日本騎兵史」によるとこの師団の騎兵大隊は恐らく昭和17年内のある時期に徒歩編制に改編されたようですが、恐らく進攻作戦後の話だと思われます。

No title

 アジア歴史資料センターのレファレンスコードC14111053300によると、S14年9月14日時点では山砲大隊2、野砲大隊1で、山砲中隊は九四式山砲3、野砲中隊は三八式野砲3、としていますから、もしかしたら野砲は9門であったかも知れませんね。
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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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