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OCS『South Burma』(仮)製作のために:サルウィン川沿いの防御ラインの守り方

 OCS『South Burma』(仮)のVASSALモジュールを作ることができ、テストプレイが行えるようになりました。

 最初の5ターン(モールメン占領あたりまで)を何回も繰り返していて、修正点は100以上になっただろう(>_<)と思うのですが、ようやく次の、サルウィン川沿いの防御ラインを日本軍が越える辺りまでプレイできるようになってきました。


 で、そこらへんに関する史実の記述を探してみました。すると、以前は読み飛ばしていたような内容が今度はかなり深く分かってくる気がしました。


 ↓現在のマップに、記述の内容を重ねてみたもの。

unit8534.jpg




英印軍の計画 日本軍2個師団の進撃を迎える英印第17師団の新防衛地域は、南はマルタバンから、北はサルウィン河畔のカママウンに至る約100キロの正面を持ち、奥行きはサルウィン河からシッタン河にわたる約130キロもあった。右翼を海岸に、左翼をダウナ山系に託し、海岸を底辺とする不斉三角形のかっこうをした地域である。
 遅滞陣地線としては、サルウィン河、ビリン河の二線があり、その中央に、ドンサミ河とマルタバン山系がほぼ東西に走って区画をつくり、陣地正面は西に行くほど狭くなった地形である。また、兵站線はマルタバンからビリンを経て、キャクトウ、シッタンにおよび、しかも海岸線に近く走っているので、海からの脅威を受け易かった。
 スミス師団長は、マルタバン地区は出張っていて弱いからこれを捨て、サトン~クゼイクの線を確保するよう軍司令官【ハットン】に提案した。しかしハットン中将は、ラングーンに到着する増援と中国軍の来着に必要な時間をかせぐため、天然の障害であるサルウィン河を利用しようとし、第17師団に〈北はパアン付近から南はマルタバンにわたる線を防御し、理由なく土地を放棄するな〉と命じた。
 スミス師団長は示された防衛線を守ることにはしたが、手持の兵力に比し正面が広いので、結局日本軍は、各所から浸透できると考えた。そこで、第一線はその要点を保持し、中央に大きな予備兵力を控置しようと考え、第16旅団でサトン、カママウン、パアン、マルタバン地区を、第46旅団でビリン、パプン地区の第二線を、またモールメンで戦力が低下した第2ビルマ旅団をキャクトウ地区に配置し、シッタン橋梁と後方地域を守備させることに決定した。
『ビルマ進攻作戦』P38,9



 昨日、私は連合軍側でテストプレイしていたのですが、モールメンとマルタバンが連続して失陥してしまったこともあって、サトン~クゼイク線への撤退はちらっと考えました。尤も、その時は手持ちの兵力がやばいほど減少していたので、極力一目散の撤退しか現実的な選択肢はありませんでしたが……。


 一方で、サルウィン川沿いの防御ラインを守るとしても、手持ちの兵力でそのライン全体を守備できないのは確かにその通りです。ゲーム上のユニット数的にそもそもこのラインを埋められないのですから。

 すると確かに、スミス師団長が考えたように、要点にだけ戦力を置き、何か起こったことに後方予備で対処する、というのが賢いかもしれません……。これまでに見てきたクゼイク周辺での戦況図なんかでは、クゼイクに連合軍部隊は置かれているものの、その左右の川沿いに部隊が置かれておらず、むしろ後方のDuyinzeikに部隊が置かれていて、「なんでだろう?」と思っていたのですが、そこらへんに納得がいきました。

 またそうすると、これまで連合軍のビルマ人部隊は防御専用の()付き戦力にしてあって、テストプレイしてみてるとほとんど役に立たなかったのですが、攻撃もできる()無しにすれば、予備戦力として攻撃にも出られるのでその方がいいかな、と思えました。



 それから、この時期の連合軍部隊は「守備位置周辺でパトロールをしていた」という記述が今まであるのがちょっと不思議に思っていたのですが、日本軍の海岸上陸や河岸上陸を警戒していたということなんだろうと思えてきました。

 OCS『Sicily II』の揚陸(ALT:上陸作戦)結果表のダイス修正には「-1 2ヘクス以内の沿岸防衛ユニット毎に」というのがあったのですが、それを見習って『South Burma』(仮)でも「-1 4ヘクス以内の連合軍戦闘ユニット毎に」という風にしようと考えました。そしたら、パトロールという記述に合うなと。

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 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

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