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OCS『South Burma』(仮)製作のために:九七戦とP-40の航続距離について

 『Flying Tigers』を読み進めていましたら、↓のような記述に出会いました。






 指揮下の戦闘機【九七戦】を敵に近づけるため、吉岡【第77戦隊長】はラングーンからわずか200マイルのラーヘンの前方滑走路に【ラングーンから300マイル東のピサンロークから】部隊を進めた。
『Flying Tigers: Claire Chennault and his American Volunteers, 1941-1942』P103



 別の資料を読んでいると、ラーヘンとラングーン(ミンガラドン飛行場)との間などを日本軍の九七戦も、義勇アメリカ航空部隊(AVG)のP40Bも、往復して空戦したり在地機を銃撃したりしています。


 ↓OCS『South Burma』(仮)のマップを作る時参考にした地図のうちの一つと重ねているもの。

unit8563.jpg


 一番左の小さい赤い□がミンガラドン飛行場です。ナコンサワンにも飛行場があったり、その南の方にドムアンという飛行場があり、そこも連合軍航空機から攻撃を受けていたもようです。


 ところがふと、現状のP-40と九七戦(Nate)の航続距離と、ラングーン~ラーヘン間のヘクス数を確認して青くなりました。

unit8606.jpg


 ↑P-40の37ヘクス、Nateの40ヘクスに対して、46ヘクスほどあったのです!(>_<)
(ミンガラドンからマップ東端まで38ヘクス、マップ東端からラーヘンまで8ヘクス(ミンガラドンから46ヘクス))



 これはまずい……。


 で、色々調べたところ、↓のようなことが分かりました。

 九七戦の航続距離は627kmらしく、『South Burma』(仮)で使用しているOCSの標準スケールの1ヘクス5マイル(約8km)での片道でのヘクス数は39、まあおよそ40となります。

 ただこれは、翼内にのみ燃料を入れた時のものなのか、「九七式戦闘機の航続距離を教えてください。本気で知りたいのです。」というページのやりとりによると、↓という推測が書かれていました。

(1)翼内燃料のみの280Lのときは航続距離627km(燃費2.24km/L) 【39ヘクス】
(2)胴体内燃量まで搭載した330Lのときは航続距離825km(燃費2.5km/L) 【52ヘクス】
(3)主翼下の落下式増槽まで搭載した596Lのときは航続距離1710km(燃費2.84km/L) 【107ヘクス】

 ゲーム的には、「ピサンロークからではラングーンまで届かないが、ラーヘンからならラングーンまで届く」という航続距離が望ましいかと思うので、航続距離を52ヘクスに変更するのが良いかな、と思われました。ただ今後、九七戦がピサンローク他からラングーンに飛んでいる記述が多く見つかれば、考え直します。


<2023/07/13追記>

 九七戦が落下式増槽を付けていた(ことがある)ことに関する記述を見つけました。

 彼らはミンガラドンと九七戦を同時に視界に入れた。アメリカ人パイロット達が見守る中、24機の日本軍戦闘機が補助燃料タンクを落とした。「紙吹雪のようだった」とニールは回想する。
『Flying Tigers: Claire Chennault and his American Volunteers, 1941-1942』P154


 また、九七戦がナコンサワンを進発してラーヘンで給油してからラングーンに向かったという記述もあった(P158)ので、ナコンサワンを基地とできるだけの航続距離を持たせても良いのだろうと思います。

<追記ここまで>






 P-40は、これまでのOCSでは航続距離37というケースが一番多いのですが、57や60というのもあります。

OCSにおけるカーチスP-36とP-40について (2022/09/26)


 ただ、Wikipeida「P-40 (航空機)」を見ていると、航続距離は↓となってました。

P-40 2,253km 【141ヘクス】
P-40E 1,529km 【96ヘクス】
P-40L 2,213km 【138ヘクス】
P-40N 1,207km(落下式増槽装備時) 【75ヘクス】


 よく分からないですが、P-40Bの航続距離を96ヘクスぐらいにしても許されるのかもと思いました。が、37ヘクスとは何だったのかということは全然分からないままです(^_^;


 とりあえずは、ゲーム上良さそうなある程度のところの数字でやっていってみようとは思いますが、何か「それはこうですよ」とかありましたら、ぜひご教授下さい(^^)



<2023/07/10追記>

 ↑で引用していた文の直後に、参考になる記述がありました(^_^;

 義勇航空部隊のマニング大尉はヘルズ・エンジェルス【AVG第3飛行隊】に、メルグイに増援部隊を運ぶ兵員輸送船の護衛を依頼した。オーリー・オルソンは、トマホークがテナセリム上空でガソリンを確保できるのは45分と計算し、この任務を拒否した。67戦隊の足の長いバッファローはそのような問題はなかった。
『Flying Tigers: Claire Chennault and his American Volunteers, 1941-1942』P103,4




 ↓関係地図

unit8562.jpg

 今回の引用文で「テナセリウム」というのはビルマ南東部、タイ国境沿いの南北に長い地域のことで、メルグイ(Mergui)の町は現在はベイという名前に変わっています。

 「ターク」の辺りが「ラーヘン」で、画像上の各ヘクス数はラングーン(ミンガラドン飛行場)からのおよそのヘクス数見積もりです。


 ここから推測すると、P-40B(トマホーク)は、だいたい85ヘクス辺りまで行くと、残りの活動時間は45分程度となり、危険になったのでしょうか。すると、安全に活動できる限界は70ヘクスあたり……?(全然分かりません。80弱くらいでもOK?)

 一方、バッファローの方は航続距離が1600kmという数値が出てきまして、ヘクス数にするとちょうど100ヘクスとなります。


 すると、バッファローが100ヘクス、P-40Bが70数ヘクス程度、九七戦が52ヘクス、あたりでしょうか……?

<追記ここまで>

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Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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