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OCS『South Burma』(仮)製作のために:砲兵部隊の具体的な砲の種類と門数

 砲兵ユニットですが、具体的な砲の種類と門数がいくらか特定できるケースがあることに気付きました。



 ↓第33師団の第3砲兵大隊ユニット。

unit8585.jpg


 このユニットは、↓で書いてましたように……。

OCS『South Burma』(仮)製作のために:日本軍の各師団の砲兵戦力 (2023/03/25)
OCS『South Burma』(仮)製作のために:日本軍の砲兵、戦車、捜索連隊について (2023/03/28)


 75mm山砲(九四式山砲) 13.4ポンド 射程9800ヤード【約8961m】が、9門、ということになります(詳しく言えば史実では1個中隊欠で6門であったはずだけどもユニット化においては欠がないとして9門ではあるものの)。

 偶然ですが、1門で1砲爆撃力ということになってました。この換算は、OCS『Burma II』を参考に3倍スケールしたものなので、OCS『South Burma』(仮)を作っていく上で最も基本になる換算値であると個人的に考えています。




 次に、↓最初に日本軍とモールメンで対戦することになった英連邦軍側の砲兵である第12山砲兵大隊ユニットです。

unit8584.jpg


 この部隊はモールメン戦の時、榴弾砲4門であったそうです(この門数が定数かどうかは、まだ私は分かってません)。

 この榴弾砲は3.7インチであったそうなので、QF 3.7インチ山岳榴弾砲だと思われます。



 この日英の両方の砲のスペックを並べますと、

75mm山砲(九四式山砲)    射程 9800ヤード(約8961m)
3.7インチ山岳榴弾砲(94mm) 射程 5,899ヤード(5,394m)

 となります。


 実は、その昔ワニミさんがどこかで拾ったという「OCS_Unit_Calc_Sheet.xls」なるエクセルファイルがありまして、この中には大砲の口径ごとの係数が入っていました。それが参考にできるのではないかと、グラフを作ってみました。


unit8583.jpg



 エクセルファイルには94mmの項目はないのですが、このグラフで、だいたい0.28くらいではないかとあたりを付けることができます。


 これを参考にしますと、日本軍の75mm砲(係数0.257)は1個大隊に9門なので、

0.257 x 9 = 2,313

 で、砲爆撃力が2か3。OCS『Burma II』では3となっています。それを3倍したのがOCS『South Burma』(仮)の9という数値になります。


 このグラフがある程度参考にできるとすると、英連邦軍の3.7インチ榴弾砲(94mm:係数0.28あたり)が4門だと、

0.28 x 4 = 1.12

 で、3倍スケールだと、砲爆撃力3.36。まあ、3か、4かあたり。



 ただ、このエクセルファイルの出自も分からないですし、試しにOCS班長のチップ・サルツマン氏にメールで聞いてみました。

 すると、これらの係数は、OCSデザイナーの「出発点」を提供することを目的としたもので、その他さまざまな要因により砲爆撃力をデザイナーが決めていくことになる、ということでした。


 とすると、もちろん絶対的なものではないにしても、ある程度は参考にして良さそうです。


 今後、大砲の種類と門数がどれくらい判明するか分かりませんが、参考にしていこうと思います。




<2023/06/19追記>

 また、ミト王子さんがコメント下さいました!

 前に言及した「British and Commonwealth Armies 1939-43」によると、第12山砲兵大隊は特定できないものの旅団支援部隊の砲兵大隊は

 HQ(1 radio van,4 tracks, 4rifle secs,2AALMG)
  2 Troops,each:4×25pdr Mk2,5Quad tractors,radio van,2LMG
  OR 2 Troops,each:4×3.7″mountain guns,6 tracks,2LMG 

とありますから、第12山砲兵大隊も大隊としての定数は4×2の8門だったかも知れません。
 しかし「ビルマ 遠い戦場」では「第12山砲中隊の榴弾砲四門」としていますね。


 ありがとうございます!! 大変助かります~<(_ _)>


 とすると、山砲兵大隊の定数は、

0.28 × 8 = 2.24 を3倍して、6.72

 で、7か、あるいは8あたり。

 野砲大隊の場合だと、25ポンド砲が口径87.6mmだとすると、まあほぼ一緒なので、7か8あたりになりそうですね。


 モールメン戦の時は4門しかなかったとしても、とりあえず定数を基本とする方向で行こうかと思います。

<追記ここまで>


<2023/06/30追記>

 「Rangoon Field Brigade, R.A., B.A.F.」(ラングーン野砲兵旅団)の砲の種類と門数が分かる資料がありました。

Rangoon Field Brigade R.A. Burma Auxiliary Force.
(Armament, one Battery of four 18 pdr. guns)
『First Burma Campaign: The Japanese Conquest of 1942 By Those Who Were There』P24


 18ポンド砲は84mmだったということで換算でき、4ぐらいになりそうです。

 ところがこの資料で気付いたのですが、とりあえず無視することにしていたビルマ補助軍のものだったのですね。一応数値は変えた上で、オプションマークを付けておきます。

<追記ここまで>
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No title

 前に言及した「British and Commonwealth Armies 1939-43」によると、第12山砲兵大隊は特定できないものの旅団支援部隊の砲兵大隊は

 HQ(1 radio van,4 tracks, 4rifle secs,2AALMG)
  2 Troops,each:4×25pdr Mk2,5Quad tractors,radio van,2LMG
  OR 2 Troops,each:4×3.7″mountain guns,6 tracks,2LMG 

とありますから、第12山砲兵大隊も大隊としての定数は4×2の8門だったかも知れません。
 しかし「ビルマ 遠い戦場」では「第12山砲中隊の榴弾砲四門」としていますね。
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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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