fc2ブログ

OCS『DAK-II』7.5「ロンメルの第1次攻勢からのキャンペーン」のサマリーと改造ハウスルール案

 ツイッターで主にアップしてましたが、ここ最近、富山のKさんとずっと、OCS『DAK-II』の「ロンメルの第1次攻勢からのキャンペーン」をプレイしていました。


 プレイしていて、色々気をつけるべきことがあって、サマリーをちまちま作っていたので、公開してみます(細かい疑問点も色々あったのですが、facebook上で質問して解決してあります)。

◆注意点

 シシリーボックスにセットアップされる航空ユニットがオフボードボックス内にあるので注意。

 VASSALでシナリオ7.5をプレイする場合、セットアップされている英連邦軍のエジプト軍部隊のうち、鉄道工兵と港湾工兵以外はオプションを使用する場合以外使わないので、除去するとよい。

 連合軍のカイロから1ヘクス以内のセットアップできるユニットは、E23.20に置いておけば、第1ターン後攻連合軍移動フェイズに無限のSPを入れられるので、エル・アラメインあたりまで戦略移動すると良い。次のターンにまた、エル・アラメインから無限のSPでトブルク周辺まで移動する(最初のリアクションフェイズにこのスタックを移動させると、無限のSPが使用できなくなるので、やめておいた方がよい)。
(VASSALではE23.20に最初から置かれているRoyals Arm Car Bnは第1ターンの増援なので、最初のリアクションフェイズ中、並びに第1ターン中に動かしてはいけないことに注意↓)。
c3.6dの規定により、両軍とも登場した増援はそのターン中は移動(輸送)させることはできない。次のターンから移動可能。

 連合軍の指揮官マーカーは、リアクションフェイズ開始時までにはセットアップ位置から動かせないことに注意。つまり、最初のリアクションフェイズには指揮官で前線近くの部隊を動かすことはできない。

 ポーランド軍カルパチア歩兵旅団と槍騎兵大隊は41年8月22日ターンから駐留区域(Restriction Zone)から出ることができない。あるいは枢軸軍がメルサ・マトルーに隣接したら制限は解除される。それまではそこに留まらなければならない。

 FKのJu.87は、最初Ju.87bだが、41年12月にJu.87dへと変換される




◆プレイ中のタイミングに関するまとめ

ターン開始時
 ギリシア作戦状況表(Greek Campaign Status Track)に、ギリシア作戦の進行状況を記録する
(増援到着表を見て「Change Roll」が記載されているターンだったならば、2D6しそれ以下ならStatus Trackが1つ進む。そうでないなら、Progress Trackが1つ進む。Automaticより前に一つ進んだら、Automaticのターン(含む)までチェックしない)

 ギリシア派兵進行表(Greek Campaign Deployment Progress Track)上で、マーカーをひとつ先へ進める。トラックに部隊名が記されていたら、それらを4ターン以内に移送しなければならない)

・天候決定
・イベント決定

 マルタ島影響表は、枢軸軍移動フェイズ開始直前にダイスを振る(c4.3b)。

月初め
・月初めのターンの開始時:
 連合軍の訓練マーカーを進める
 トブルク対戦車壕が完成する(1941年4月1日)

・月初めのターンの枢軸軍プレイヤーターン開始時
 トリポリにあるSPの1/4を取り除く
 FKの投入を決定する


 枢軸軍の港湾修理は、各月の1日ターンと15日ターンだけ


ターン終わり
 尼崎会改造ハウスルールの指揮官死傷チェック



◆『DAK-II』特別ルールで特に大事なもののサマリー

・トリポリボックスとシチリアの中身は、普段は秘密にするものである(航空ユニットも可能な限り隠してよい)。イベント(あるいはシナリオ開始時に有効になっているイベント)によって公開情報にされる可能性あり。
・フォーメーションマーカーで隠せない可能性について、イベントに注意
・マルタ島影響表の判定と結果は、デフォルトでは秘密(イベントで公開させられることあり)
・ヒップシュートは最初のうちはドイツのみで、ドイツ軍の観測ユニットが必要
・41年10月1日から、ドイツ軍は砂漠に順応し、イギリス軍がヒップシュート可能になる。
・小道も1/2移動力
・司令部方式の燃料の入れ方は使えない
・旅団は2ステップ(イタリア軍にわずかながら旅団規模の砲兵があることに注意)
・指揮官はどの自軍フェイズにでも(補給フェイズや増援フェイズでさえも)移動できる(しかし敵のフェイズには移動できないことに注意)
・戦闘団マーカーはユニットから離れて存在できない
・2T以上の港湾は補給源
・両軍とも、増援が登場したターンにはその増援を移動させることはできない(c4.3b)。つまり「Old」に置かれたユニットはすぐには海輸できず、次のターンに海輸可能になる。
・「Old」ボックス上で積載物が空の輸送ユニットは、そこでSPを積んでからトリポリへと海上輸送できる
・輸送トラックは19.35からトリポリまで20移動力、トリポリで5移動力を消費してSPを積載し、20移動力で19.35まで戻って来られる
・ガチ対戦(に近いなら)、OCS全部の補給表、補充表のダイス目も秘密にするということを考えて良い


◆英連邦軍側の特別ルールサマリー(富山のKさん作)

c5.3b タイガー船団の登場時期の選択
 キャンペーン7.4、7.5、7.20のみ、キャンペーン開始前に決定。
 クレタ島失陥後は到着せず。
 到着ターンにEQ×5、次のターンにハリケーンⅠ型×Ⅰを増援として受け取る。

c5.4a~c 史実に基づく転出か可変転出か選択
 キャンペーン7.18を除き、キャンペーン開始時に決定。
 可変転出は、各ターン可変増援判定(和訳49ページ)の後に判定(和訳52ページ)。

c3.11b ギリシア作戦の進行状況チェック
 1941年2月5日から始め、連合軍増援到着表の「ギリシア作戦状況変化ロール」と記されている各ターン開始時に判定。
 2D6でその数値以下が出たら「ギリシア作戦状況表」を1つ進める。「Automatic」は自動で進める。
 「Automatic」より前で進んだ場合、「Automatic」のターンまで判定を行わない。
 「ギリシア作戦状況表」が「準備期間」になったら、「ギリシア派兵進行表」の1の欄に「ギリシア派兵進行マーカー」を置き、「ギリシア作戦状況表」が「実行」になるまで毎ターン1つずつ進める。
 マーカーの入った「ギリシア派兵進行表」の欄に派遣する部隊が記載されている場合、それらの部隊を4ターン以内にいずれかの港湾からギリシアボックスへ移送する(輸送力は消費しない)。
 「ギリシア作戦状況表」が「終了」になったら、ギリシアボックス内の各ユニットについて「ギリシア帰還表」(和訳49ページ)で判定。

3.1g トブルク対戦車壕
 1941年4月1日ターン開始時に完成。

3.9b エジプト国軍ユニット
 オプションルールなしの初期配置は、鉄道工兵大隊×3と湾港工兵大隊×1(リビア国境以西へ進入不可。c5.5f)とグラジエーター×1(スエズ運河から25ヘクスを超える飛行、基地変更は不可。c5.5j)。
 湾港工兵大隊は湾港の修復のみ可能。鉄道工兵大隊は工兵能力を持たない(3.9f)【つまり鉄道工兵大隊ユニット3つは、戦闘力のない、ステップでしかない】。

c3.1h 鉄道線
 西方砂漠鉄道線(WDR)は鉄道境界線(RR Boundary)の制限なしで使用可。SPの輸送も可能。
 ナイルデルタ鉄道線は鉄道業界線を含む東側でのみ使用可(c3.1h cの和訳は間違い)。SPの輸送は不可。
 同一フェイズ中に両方の輸送力で同じ積載物を輸送できない。
 輸送能力は和訳49ページを参照。

c3.1i イギリス軍未完成鉄道線
 鉄道末端にいるニュージーランド鉄道工兵中隊のみが延長可能。移動フェイズに行い、SPの消費は無し。
 敵ユニットに隣接するヘクスへは延長不可。ニュージーランド鉄道工兵中隊が敵ユニットに隣接している、混乱状態である、そのターンに移動している場合も延長不可。
 延長を行うのが1ユニットの場合、1d6の6で成功。2ユニットの場合は自動的に成功。
 成功した場合、延長に使用した全ユニットと鉄道末端マーカーを未完成鉄道線ヘクスに沿って1ヘクス前進させる。

3.6d 増援の登場
 登場ヘクスの指定されていない英連邦軍の増援は、ナイルデルタの港湾に港湾能力内で登場(c5.3e)。
 港湾能力を超えた増援ユニット、任意で登場を遅らせたいユニットは、ワールドボックスに置く(c5.3e)。
 次ターン以降に移動、輸送が可能(これは枢軸軍のトリポリへの増援についても同様でした)。
 航空ユニットは活動状態で、任意の航空基地あるいは滑走路に登場。

3.7d イギリス軍補給の中心地
 アレクサンドリア、ポートサイド、スエズは2ヒット以下の損傷状態であり、敵ZOC下になく、前二者はスエズ運河が運行可能な場合、無限の補給集積所として機能する。これらの各ヘクスは港湾能力の有無に関係なく、1対空射撃力を持つ。
 スエズ運河(c3.1L)は、英連邦軍プレーヤーターン終了時に2戦力以上の一般補給下にある枢軸軍戦闘ユニット(複数ユニットでも可)がスエズ運河に隣接したヘクスを占拠していた場合、次のターンからスエズ運河は運行不可能となる。
 スエズ運河が運行不可能となった場合、英連邦軍の地中海の港湾は一般補給源にできず、スエズ運河を通過する沿岸航路輸送は不可。アレクサンドリアとポートサイドは無限の補給集積所でなくなる。
 無限の補給集積所からは輸送トラック、沿岸航路輸送力、西方砂漠鉄道線を使用したSP の積み出し、航空ユニットの整備と燃料で使用するSPの消費は無制限。砲撃と戦闘で使用するSPは、1ターンにつきその港湾能力分まで供給可能。

3.9d 2ステップ旅団
 すべての旅団規模のユニットは2ステップを持つ。
 完全戦力では1RE。1ステップ損失で0.5RE、戦闘力および砲爆撃力は半減。燃料、戦闘補給は両者とも1ユニットにつき1T。

c3.12 砂漠挺身隊
 連隊規模未満のコマンド部隊ユニット。
 砂漠挺身隊のみが参加する戦闘でない限り、そのARを攻撃防御で使用不可。
 6ターンの間、非補給にならず損耗もしない。
 移動の際、進入するヘクスごとに移動コストを徒歩か自動車化を選択可能。

5.1 ヒップシュート
 1941年10月1日以降、全ての英連邦軍航空ユニットはヒップシュート可能。

5.2a ヘクスA19.35
 ヘクスA19.35には、連合軍陸上ユニットは進入不可。空爆、砲撃、戦闘は制限なし。

c5.3a 名目上の司令部
 連合軍支配下の都市と村ヘクスでは補充ユニットが存在すれば、実際の司令部なしでユニットの再建が可能。
 連合軍の補充ユニットは、1941年4月26日以降登場判定する(和訳49ページ)。

5.5a 師団編成の保持
 連合軍の複数ユニットフォーメーションには、補給源統一の罰則(シリーズルール12.6f)が適用されない。

5.5b 第7機甲師団
 第4、第7機甲旅団と第7支援グループは、それらが分割された大隊規模の機甲ユニットと支援ユニットが除去か解散されるまで再建不可。

5.5c 旅団グループと支援グループ
 旅団グループルールは1940年9月12日から1942年8月26日まで、未熟ユニットを除き適用。適用期間中、全ての英連邦軍歩兵旅団は、射程1ヘクス、戦闘モードの完全戦力で5(1ステップ損失で3)、移動モードの完全戦力で3(1ステップ損失で1.5)の固有の砲撃力を持つ。旅団が予備モードにいればその恩恵を受ける。
 第4インド師団は1941年1月1日から適用し、そのときに師団所属砲兵旅団を除去。
 支援グループユニットは、ユニット上の黄色い枠内に記載された固有の砲撃力を持ち、射程は3。
 機甲旅団グループルールは1942年2月8日から1942年8月26日まで適用。適用期間中、歩兵旅団グループと同様の砲撃力を持ち、兵科記号が「黄色」のものは「赤色」となる。
 旅団グループ適用期間が終了した時点で、英連邦軍の各師団には師団所属砲兵が配属され、ユニット固有の砲撃力は失われる。機甲旅団グループの兵科記号は「赤色」のまま。
 ユニット固有の砲撃力にもSPの消費が必要。

c5.5d 部隊の訓練
 訓練中マーカーが「通常」ボックスに無い師団のユニットは未熟ユニット。
 未熟ユニットはARが1減少、旅団グループの適用外、砂嵐の間は移動不可。
 固定されていない訓練中マーカーは、各月の最初のターン開始時に訓練トラック上を1つ進む。

c5.5h 空挺降下
 空挺降下能力を持つ英連邦軍ユニットは存在しない。






◆第1ターンの枢軸軍の輸送トラックの使い方。
・45移動力を持つ輸送トラックは、1つの経路トラックに入るのに4移動力消費。
・輸送トラックが経路トラック1に入った時点で移動力がまだ1以上残っていれば、その次のトリポリボックス/19.35に0移動力で入れる。経路トラック1に入った時点で移動力が0になっていれば、経路トラック1に留まり、次のターンの移動フェイズにその次のトリポリボックス/19.35に0移動力で入れる。
(http://www.ocsdepot.com/images/contentfile/DAK2_Tripoli_Transit_Examples.pdfによる)
・19.35でSPを荷降ろしする際、燃料に対して使用するなら、降ろさずに、つまり5移動力を消費しないでおくことができることに注意。
・専用トラックは予備モードになれるから、移動フェイズ開始時に19.35にいるのであれば、11移動力までを消費して前方で燃料や戦闘補給(つまり戦闘フェイズや、拡張フェイズ中にマップ上にいて)を入れてから、拡張フェイズ中に19.35まで戻れる。

 セットアップ時点で積載状態を選べる。20移動力で19.35に行き、荷降ろしのために移動力を消費しないように燃料として消費し、20移動力でトリポリに戻り、残りの5移動力でSPを積載することができる。

 第2ターンには20移動力で19.35に行き、第1ターンと同様にするか、あるいは、
1.5移動力で19.35でSPを荷降ろしし、20移動力で経路トラック1まで戻る(次のターンの開始時にトリポリボックスに0移動力で入れる)。
2.残り25移動力を使用してマップ上のどこかにSPを荷降ろしするか、あるいは荷降ろしせずに燃料として使用し、移動フェイズ中に19.35にまで戻ってくる(次のターンにトリポリボックスへ向かう)。
 というような選択肢がありうる。




◆枢軸軍プレイの指針?
 第1ターンはFKは投入できない。マップ上の連合軍のSPをとにかく奪いまくるのが良い?
(ベダ・フォムを踏み、1T港湾1つを手に入れるくらいか)
 第2ターンにFKを投入できる。大胆にやるなら全投入はありか。ベンガジ近郊と、アクダル山地の中にレベル2航空基地があるので、それを取れば整備能力的には結構いける(連合軍が破壊する可能性がないではないが)。He.111がトリポリ等から1Tを運べない等の効率を考えると、全投入よりは+0の投入が良いかも。

 ベダ・フォムに最初のリアクションフェイズに到達可能な連合軍ユニットは、MsusにいるBIM Bnを移動モード面にして予備モードにしている場合のみ。ここに予備マーカーが置かれていないようならば、枢軸軍プレイヤーはベダ・フォムを占領してそこのSPを捕獲した後、そこに守備隊を置かずにさらに移動を続けることができる(例えば有力な枢軸軍部隊を一箇所に集めておき、そこにロンメルを置いておいてリアクティブロールの成功を狙うなど)。

 第1ターンの先攻枢軸軍の移動フェイズ中に占領することが可能な1T港湾であるZuetina(A30.19)に、1Tを海上輸送するのではなく、いきなり1RE分(ただし1ユニットで)の陸上ユニットを海上輸送してしまうという手があり得る(この拡張フェイズ中にベンガジを取れる可能性はあるが、どうせ拡張フェイズ中に海上輸送はできず、移動フェイズ中に1RE分の海上輸送力全部を有効活用するということ)。
 候補としては、7 Brs Rgtか。他に大隊規模(2T分)でもっと強い部隊や、燃料のいらない徒歩部隊(1T分)もあるが、それらは第2ターン以降にベンガジを占領していたとしても、トリポリ~ベンガジ間は海上輸送力半分で運べるので2T分が1T分に。そしてZuetinaに大隊規模ユニット(2T分)を運び、さらに1T分が余ることになる(Apollonia:B62.33に1T運べる)。

 DAK司令部を予備モードにしておいて、拡張フェイズにアジェダビアまで持って行けば、Msusを殴ることができる。

 4月中は沿岸輸送力が1SP分しかないので、ベンガジ(2ヒットを食らって2T港湾となっている)を港湾修理するのは無駄に思えるが、5月には沿岸輸送力が3SPになるので、枢軸軍が港湾修理を行える毎月1日と15日に司令部や工兵(戦闘工兵や突撃工兵でも良い)で修理しておく方が良いかも。




 また、この7.5「ロンメルの第1次攻勢からのキャンペーン」は、非常に枢軸軍側にとって厳しいバランスになっていると感じます(ただし、チャレンジングで良い、という面もあるとは思います)。

 『DAK-II』には数多くの公式オプションルールがあり、その中から枢軸軍をほんの少し救済できるような、入れた方が良さそうなものとしては以下のものがありましたので、使用をオススメします(連合軍側のものも一応チェックしましたが、バランスを度外視しても、入れた方が良さそうだと思われるものは見つかりませんでした。また、クルセイダー作戦の頃までに関するものしかチェックしてませんのでご了承下さい)。

6.2g ドイツ軍の専用トラックの解放
【ドイツ軍の専用トラックに対して、荷降ろしができないという制限をなくす】
6.2L イタリア軍トラックの再編(史実)
【イタリア軍の歩兵師団2つまで(プレイヤーが指定)の移動モードを、14自動車化移動力とする。ただし経路トラック上では、次ターンのために選ぶことはできないと考えるべきだとは思われます(そのターンは移動できなくなる等を考慮すると)】
6.2p 装甲車両による補給段列(史実)
【ドイツ軍は装軌移動コストで補給できる】




 しかし、これらを入れてもこのシナリオに関しては焼け石に水だと思われ、非常に大胆に改造ハウスルールを入れた方が良いだろうと思われました。以下に、我々が試してみてある程度以上はうまくいったと思われる改造ハウスルール案を書いてみます。

・英連邦軍のセットアップのSPの量を半分にする(端数切り上げ)。
【そのままではSPがあまりにも多過ぎ、英連邦軍プレイヤーが持て余したり、あるいは何でもできるほどの量がありますが、史実ではこの時期の英連邦軍の対処能力は非常に限られたものでした。】

・シナリオ7.5のメルサ・ブレガ周辺の英連邦軍の自由配置ユニットは、以下のように処理する。
1.塩沼には置けない。
2.すべてのユニットは移動モードで置き、さらにこの時点でARが3のユニット2つはDGとする。
【この時期の英連邦軍側の混乱を表すものです。】

・イギリス第2機甲師団の訓練度は(「Training #2」ではなく)「Green」で7.5を開始する。つまり、第2ターン(4月1日ターン)には「Training #1」となる。
【そのままではシナリオの第2ターン(4月1日ターン)に、第2機甲師団は高めのARを持ってしまいます。しかし史実では4月においても第2機甲師団の状態はひどいもので、あっという間に壊滅してしまいました。】


 また、枢軸軍の補給能力が非常に低くて苦労するのですが、他のシナリオとも比較検討した感じ、一応何もいじらないでおくのが良さそうに感じました。『DAK-II』のシナリオ全般が悪いわけではなく、あくまでこのシナリオだけがやたらめったら枢軸軍にとって厳しすぎるのではないかという印象です(もちろん、我々が何か勘違いしてしまっている可能性は充分にあります……)。


 また、指揮官の死傷チェックやARを+1できるケースについて改造ハウスルール案を考えていました。これも個人的にはオススメします。

OCS『DAK-II』の指揮官死傷チェックの改造ハウスルール案 (2021/06/13)



 さらにまた、当時の英連邦軍が諸兵連合しないドクトリンで戦っていたことや、イタリア軍の能力が低かったことについて改造ハウスルール案を考えていましたが、これはほとんど検証できておらず、使用は全然オススメしませんが、一応挙げておきます(^_^;

・(セットアップを除き)英連邦軍は各フェイズ終了時に、兵科マークが歩兵、機甲の2種類の異なる兵科ユニットを一緒にスタックさせておくことはできない(ゆえに、一緒に防御することもできない)。
・歩兵と機甲は、同じ攻撃に参加できない。
・例外:英連邦軍の機甲ユニットのうち、戦闘モードでの移動力が3と4のもの(マチルダ歩兵戦車だと思われるもの)は、歩兵とスタックして良い。また、それらの機甲ユニットは戦闘モードでなら歩兵と一緒に攻撃できる。しかし、移動モードでは歩兵と一緒に攻撃はできない。
・砲兵と旅団グループ歩兵の砲爆撃力を一緒にして砲爆撃はできない。
・砲兵ユニットや航空ユニットによってDGになった敵ユニットに対して、陸上ユニットは攻撃できない。
 ただし、独自の砲爆撃力を持つ支援グループ(歩兵)や旅団グループ(歩兵や機甲)等の、砲兵以外の砲爆撃によってDGになった敵ユニットに対しては、陸上ユニットは攻撃できる。
・独立戦車大隊は、常に歩兵師団の歩兵旅団に対して1対1で配属させなければならない。敵機甲部隊からの防御時には独立戦車大隊がARを提供する部隊にならなければならず、攻撃時には歩兵旅団がARを提供する部隊にならなければならない。
・これらのルールは、史実でモントゴメリーが就任したターンに廃止される。

 これらの英連邦軍関係の改造ハウスルール案の元としたのは、↓のような内容です。

北アフリカ戦時のイギリス軍は、なぜ諸兵科で連携せずに戦車だけで突っ込む戦い方をしていたのか? (2021/05/05)
イギリス軍の歩兵戦車は、ドクトリン上どのように運用されていたのか?(付:OCS『DAK-II』) (2021/11/16)


・イタリア軍のHQユニットは、戦闘モードでも移動モードでも0戦力である。
・イタリア軍が参加する攻撃では、イタリア軍のユニット毎にAR+2し、1D6でそれ以下の値を出した時のみ、そのユニットは攻撃に参加できる。ただし、その攻撃がイタリア軍単独によるものだったら、AR+4で判定する。砲兵による砲爆撃も同様に判定する。それぞれ、参加した分だけSPを払えば良い。事前に充分なSPなしで攻撃/砲爆撃は宣言できない。

 これらのイタリア軍関係の改造ハウスルール案の元としたのは、↓のような内容です。

北アフリカ戦で英連邦軍は諸兵科連合できない(しない)……でもじゃあ、イタリア軍は諸兵科連合できるのか?(付:OCS『DAK-II』改造ハウスルール案) (2021/11/02)

関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

今までの訪問者数(2011/9/17以降)
プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

 ブログで書いた物のうち、

 OCS関係の記事は

「OCSの物置2」



 戦史物の記事は

「戦史物の物置」


 で、アクセスしやすいようにカテゴリ毎にまとめてありますのでそちらもどうぞ。

Twitter
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
オススメ本
バナーで応援コーナー
ぜひ見て頂きたいページへのリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR