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OCS『The Third Winter』「フーベ包囲戦」シナリオのオンライン対戦を始めました

 OCS『The Third Winter』のシナリオ7「フーベ包囲戦」のオンライン対戦を始めました。

 ソ連軍が富山のKさん、枢軸軍が私です。



 ↓セットアップ時。

unit9226.jpg

 1944年3月下旬、ドイツ軍側が「もうソ連軍の攻勢はしばらくないだろう」と予想する中、ソ連軍がさらなる無理を重ねて攻勢を発動し、フーベの第1装甲軍が包囲されました。セットアップはその包囲の直前から始まります。画像の左上の辺りにドイツ軍戦線のほころびがあり、ソ連軍が大突破できる状態になっています。ただし、ソ連軍は無理をしているからか、毎ターン6SPの到着に対し、枢軸軍側は毎ターン9SP+Pax+Alertが到着します。





 ↓第1ターン先攻ソ連軍終了時。

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 戦線のほころびからソ連軍部隊が南下して、カメネツ=ポドリスキーに置かれていた10SPを蹂躙(蹂躙時は9SPになってましたが)。枢軸軍側はまったく何もできず(できるタイミングがない)、シナリオ上の定石になっていると思われます(^_^;





 また、画像右下の辺りはドイツ軍の戦線の戦力が非常に薄くて、気にはなっていたものの史実では突破など起こっていないので「特に何も起こらないだろう」と思っていたら富山のKさんが大突破してきて、その先に置かれていた10SP以上の補給集積所が再び蹂躙の危機に!(T_T) さすがにこれに成功されるとゲームが終わってしまうと思われたので、それらの補給集積所からリアクションフェイズ中に動かしてしまっていたティーガー中隊2個を「やり直し」でなかったことにしてもらい、なんとか蹂躙されずにすみました(>_<)









 ↓第1ターン後攻枢軸軍終了時。

unit9224.jpg

 枢軸軍は何とか西方へ脱出しようとします(このシナリオでは画像左下のドニエストル川より南の領域は使用しないので、ジューコフが予想していたという南への脱出はそもそも不可能です)。半包囲を食らっているので、特に東の方にいる部隊に一般補給を入れられるかどうかが問題なわけですが、『The Third Winter』の特別ルールの「大釜司令部(Kessel HQ)」2つを黒い○の場所に配置し、その能力によって一般補給を供給できました。大釜司令部の2ヘクス以内に、戦闘モードのままでユニットを4ヘクス移動させられるので、戦闘能力を維持したまま戦線を下げるのにも有効です。

 戦闘フェイズにはその大釜司令部の下のものから赤い矢印のようにして攻撃を行い、ソ連軍部隊を逆包囲しようと考えていたのですが、事前の航空砲爆撃に失敗してDGにできなかったので、攻撃自体を断念。一方、カメネツ=ポドリスキー方面ではルーデルの対戦車攻撃機によって赤い矢印の先のヘクスのソ連軍スタックに1ステップロス+DGを与えていたので、こちらで攻撃を行い、2ステップロスさせることができました。




 ↓第2ターン先攻枢軸軍終了時。

unit9223.jpg

 第2ターンの天候は続けて凍結でした。泥濘になる可能性の方が高く、泥濘となると移動力がすさまじく必要となります。

 イニシアティブは枢軸軍が獲得し、「脱出のためには先攻を取るべきだろう」ということで先攻を選択。さらに戦線を西へ移動させますが、しかし大釜司令部が移動力3しかないのに制約され、なかなか戦線を下げられませんでした(通常の移動も組み合わせられるのでそれも組み合わせはしましたが……)。

 画像の左側の領域では、ソ連軍側はカメネツ=ポドリスキー周辺で被包囲状態となっているソ連軍部隊を解囲しつつ包囲環を完璧にするために南へ向けて次の攻撃を発動するというのが1つの選択肢だと思われました。あるいは、もう一つの選択肢としては、西への矢印のようにして枢軸軍側の鉄道線を切ってしまい、より西側で包囲環を作るというものがあり得ると思われました(史実では最初の攻勢時にこちら方面にも攻撃が行われていました)。

 それへの対処もせねばならないと思われ、えらい悩みまくってムーブを行いましたが、次の後攻ソ連軍プレイヤーターンになってみると、富山のKさんは私がまったく予想しなかった場所へと攻勢を指向され……(以下、次回)。

 こう、予想外のことが起こるのが、OCSというゲームでは楽しいと思われますし、史実でも予想外のことが起こりまくっていたようであります(尤も、予想外のことになってもある程度対処できるように予備部隊などをとっておかないと、ゲームが詰んでしまうのがOCSでもあります)。




 あと今回、オプションルールは「21.2 ステップに比例した戦闘力」「21.8 空ヘクスへの攻撃」「HR-7 砲兵砲撃力」「HR-10 最低限の燃料」という、最近の尼崎会での定番のものにプラスして、「ジャンセンの燃料ルール」というのを試しに入れることにしてみてました。

 このオプションルールは『Hungarian Rhapsody』と『The Third Winter』でものすごく推奨されているもので、以下のようなルールです。

ジャンセンの燃料ルール  複数ユニットフォーメーション(「MUF」:ソ連軍の機械化軍団やドイツ軍の装甲師団などの)は、以下の制限に従えば、1Tを消費するだけで自身のプレイヤーターンの移動フェイズ中(つまり、リアクションフェイズや突破フェイズ中は不可)に燃料を供給して移動することができます。
・ユニットは、いかなる種類の敵ユニット(航空基地、SP、輸送ユニット等も含みます)の隣接ヘクスでも移動を開始、あるいは終了することはできません。
・それらのユニットは戦闘モードでなければなりません。道路は少なくとも1移動力かかります(天候の影響も受けなければなりません)。道路は、移動に関するそのヘクスの他の地形を無視する機能は依然持ちます。
・そのMUFのすべてのユニットが、このジャンセンの燃料を使用する必要はありません。望むならば、燃料を必要とするどのユニットでも12.5cで述べられている個別ユニット方式を使用できます。

デベロップメントノート:スティーブ・ジャンセン(Steve Jansen)氏は、我々のウォーゲームクラブ「ボルティモアNEBOグロッグナード」のリーダーです。彼は最近『ビヨンド・ザ・ライン』をプレイした際に、このハウスルールを思いつきました。我々のゲームクラブは2016年4月以降、このルールを使用して大きな成果を得ています。ぜひ試してみて下さい。非常にうまく機能すると思います(強く推奨)


 最初にこれを読んだ時は「このルールの何が良いのか?」とまったく意義を理解できず、使用してみたことはなかったのですが、今回のシナリオのソ連軍に関してかなり有用だということが理解できました。

 このシナリオのソ連軍は全部で16個もの複数ユニットフォーメーションを持っているのですが、毎ターン6SPしか来ないのでは実質移動して戦闘できるのは3個軍団程度に過ぎず、いくつもの複数ユニットフォーメーションが燃料を入れられることすらなく、ただ突っ立っているだけになると思われます。しかしこの「ジャンセンの燃料ルール」を使用すれば、たった1Tを入れるだけで、移動力的には中程度ですが、前進させることができます。

 また枢軸軍にとっても、いったん敵から離脱させた複数ユニットフォーメーションを戦闘力が強い状態で後退させるために使用することができるでしょう。

 意義が理解できたので、今後うまく使っていければと思います。OCSは「いったん燃料を入れたならば、最大移動力分移動させなければもったいない(それほど移動しないのであればそもそも燃料を入れたくない)」という風になりがちなのですが、この「ジャンセンの燃料」と「最低限の燃料(2Tで1/4移動できる)」も入れれば、そこらへんはかなり緩和されそうな気がします(初心者には2つもオプションルールを入れるのは荷が重いかもですが……(>_<))。



 今後のオンライン対戦の予定は以下の通りです。

8/15(日) OCS『Case Blue』「世界の果て」シナリオの続き
8/18(水) OCS『The Third Winter』「フーベ包囲戦」シナリオの続き
8/22(日) OCS『DAK-II』「グラツィアーニ攻勢~コンパス作戦」シナリオの続き

 観戦、参戦等、大歓迎です(^^)

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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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