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OCS『Burma II』練習シナリオのルール疑問点について

 先日、VASSALのオンライン対戦でOCS『Burma II』を富山のKさんとやってみていたのですが、ルールの疑問点がいつくか出てきたので、その時はいったんプレイを終了しておいてました。



unit9404.jpg


 疑問点とは、以下の3つでした。


1.ポーターになった歩兵大隊は移動して良いのか?

2.4b ポーター 師団司令部ユニット(モードは関係ありません)とスタックしている日本軍の移動モードの歩兵大隊は、ポーターになれます。このような大隊は、移動フェイズの開始時から司令部ユニットとスタックしていなければなりません。スタックしている歩兵大隊毎に、司令部ユニットのユニット(補給源ではありません)に対する支給範囲が1移動力増加します。【……】


 「開始時にスタックしていること」だけが条件なら、歩兵大隊も、あるいは司令部ユニットも、移動してよいようにも思えます。一方で、「スタックしている(時には or 間は)」ということが条件なら、一緒に移動することは構わないでしょうけども、別々の場所に移動したらその要件は満たさないということになりそうです。

 私が以前、ウ号作戦シナリオをプレイした時には、「ずっと一緒にスタックしていなければならない(動いてもいけない)」と思い込んでいました。今回、BoardGameGeekのフォーラムで検索してみると、ポーターに関して話題にしている発言は一つもありませんでした。なので、少なくともBGGでは誰もこのルールについて疑問には思っていなかったということになりましょう。

 ここらへんから考えて、おそらく、「スタックしている」ことも条件であり、一緒に移動することは構わないが、別々に移動すると要件は満たされなくなると考えるべきであろうと思われます。




2.連合軍の補給源は3.35だけか?

 サンセット和訳には「連合軍の補給源は、B3.35の道路ヘクスです。」とだけあるのですが、原文ではもう少し長い、「The Allied supply source is traced through contiguous road hexes from B3.35.」という文になっています。この原文はどういう意味だと解釈すべきなのか、微妙であると思われました。「B3.35から繋がるroadすべてが補給源である」という意味にもとれそうです。ただし、roadという用語にはtrack(小道)は含まれないことは確実です。

 BGGを見ていると、次のような引用書き込みがありました。コンシムでこのような記述があったとのことです。

 これは少々わかりにくいシナリオ特別ルールです。

 「連合軍の補給源はB3.35から連続した道路ヘクスを通って追跡される。これはインパールの司令部を表しています。」

 そこで私は、マップAを広げてインパールに司令部ユニットを置き、それを補給源にするという方法で対処しました。この司令部は移動できませんが、インパールから12移動力+1ヘクスのところに一般補給を支給できます(イギリス軍の司令部ユニットはすべて12移動力の範囲で支給できます)。12移動力はB3.23までの道路(24ヘクス)に届きますが、道路外には全く届かないので(小道は1ヘクスあたり8移動力)、道路上または道路に隣接(+1ヘクス)するものはすべて一般補給されます。つまり、私がここでやっていることは、この小さなシナリオがより大きなゲームの一部であるかのように、インパールにある司令部ユニットがディマプールの連合軍の鉄道終端から(トラックエクステンダーを介して)一般補給を受けているかのようにプレイしているわけです。これはこのルールの「意図」であると思われ、大きなゲームの中で補給物資の支給がどのように機能するかをうまく説明しているでしょう。


 この解釈に従って、インパールから、12移動力でB3.23までの道路ヘクスまで(そして+1ヘクスに)一般補給が引かれているということでプレイすればいいのでしょうね。もし「B3.35から繋がる道路ヘクスすべてが補給源」と解釈すれば、色々おかしなことが起こりそうですが、それはなしということで(^_^;




3.シルチャールボックスには無限のSPがあるのか?

 シルチャールボックスにはC-47輸送機ユニットが2つあり、オンライン対戦で連合軍を受け持っていた私は何の疑問もなくシルチャールボックスには無限のSPがあるものだと思い込んで、そのSPをマップ上に空中投下するのにC-47を使用していました。

 しかし、「もしかしてシルチャールボックスには無限のSPはないのではないか?」という疑問がK氏から提出されました。

 OCSではマップ外の航空基地ボックスに無限のSPがあることが多いのですが、しかし必ず(?)そのボックスに「無限のSPがあります」と規定されてもいます。しかし『Burma II』のルールを色々探してみても、シルチャールボックスに無限のSPがあるという規定は見つけられませんでした。むしろ、他のシナリオの特別ルールを見てみると、「(このシナリオでは)シルチャールボックスに毎ターン○SPが登場します。」というような記述があります。

 そうすると「シルチャールボックスには無限のSPはない」ということのように思えますが、一方で、「じゃあ、C-47は何の為にあるのか?」という疑問が湧きます。

 このあたりBGGで検索してみますと、この練習シナリオについて書かれたAAR「このシナリオではC-47にほとんど意味がない」と書かれており、それに誰もツッコミしていないことが確認できました。なので、このシナリオでは「シルチャールボックスに無限のSPはなく、C-47には意味がない」ということで良いようです。

 C-47に意味がある可能性として、「日本軍の司令部ユニットが1SPを消費して航空基地を建設し(日本軍には航空ユニットがないので、まったく意味のない行為ですが)、それを連合軍が占領し、連合軍がハンプディバージョンを宣言してその航空基地にSPを空輸したら、その航空基地にC-47を基地移動させ、マップ上の他のヘクスにSPを空中投下できるのでは」という説を考えたのですが、日本軍は軍司令部は航空基地を建設できるのですが師団司令部は建設できず、このシナリオには師団司令部しか出てこないのでこの案もダメだということが分かりました(^_^;




<2021/04/28(投稿直後)追記>

 C-47の活用法に気付きました! 砲爆撃は砲爆撃力0ではできないのでC-47で砲爆撃はできませんが、「C-47を他の航空ユニットの砲爆撃に付いていかせ、対空射撃の的を増やして、砲爆撃力のある航空ユニットがステップロスしにくくする」という方法がありますね!!

 先日のプレイでは実際、連合軍の爆撃機が日本軍の対空射撃によるステップロスさせられていたので、これは是非ともC-47を連れていって、対空射撃にはC-47の方が当たることを期待するということで……(おい)

<追記ここまで>




 今回の解釈が間違っている可能性もありますし、他にも疑問点が出てくるかもですが、それらはまた追記していくということで。とりあえずは情報の集積が大事かと思われます……。



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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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