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OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』時のドイツ軍の軍団長、師団長など

 最近、ドイツ軍の指揮官の人物像により興味を持っているわけですが、「ゲームをプレイしている時に各師団の指揮官が分かっていると燃えるよね!」とワニミさんとの間で盛り上がってました。もちろん、有名な、ある程度名前を知っている指揮官でなければならないわけですが……(^_^;


 そこで、一つの試みとして、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』に出てくる部隊の指揮官を調べてみました。


 装甲師団長については、歴史群像の『ドイツ装甲部隊全史』シリーズの巻末に歴代師団長が就任期間の情報付きでまとめられているので、それぞれの本の巻末だけを非破壊スキャンして印刷して一冊にし、参照しやすくしました。





 軍団長については、先日見つけた『Unknown Generals - German Corps Commanders In World War II』の巻末付録に、軍団が番号の若い順から並べられ、歴代軍団長が就任期間の情報付きでまとめられています。Kindle版も安いので購入はしましたが、なぜかpdf版がネット上に落ちており、参照用にそちらを印刷しました。





 その他については、山崎雅弘さんの『ドイツ軍名将列伝』に各人物毎に就任日が分かるのでそれでなんとか……。

 バルバロッサ作戦開始時の戦闘序列については、英語版Wikipedia「Order of battle for Operation Barbarossa」で分かるのでそちらから……(ただし、『Smolensk:Barbarossa Derailed』は7月8日ターンからなので、その時期には変わってしまっているものもあるかもしれません)。

 以下、師団は装甲師団以外は省略で。私が「名前知ってる!(人物像は詳しく知らないとしても)」という人物は青字にしました。


中央軍集団 フォン・ボック

 第2装甲集団 グデーリアン
  第12軍団 Schroth
  第24(自動車化)軍団 Schweppenburg(この人は『ドイツ軍装甲部隊全史Ⅰ』に人物群像が1ページ載ってます)
   第3装甲師団 モーデル
   第4装甲師団 エルレンカンプ
  第46(自動車化)軍団 von Vietinghoff
   第10装甲師団 シャール
  第47(自動車化)軍団 Lemelsen
   第17装甲師団 ウェーバー(7月17日まで) → フォン・トーマ
   第18装甲師団 ネーリング

 第3装甲集団 ホート
  第39(自動車化)軍団 Schmidt
   第7装甲師団 フンク
   第20装甲師団 シュトゥンプ
  第57(自動車化)軍団 Kuntzen
   第12装甲師団 ハルペ
   第19装甲師団 クノーベルスドルフ

 第4軍 フォン・クルーゲ
  第7軍団 Fahrmbacher
  第9軍団 Geyer
  第13軍団 Felber
  (Wikipediaでは「第43軍団 ハインリーチ」がここに入っているのですが、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』には出てきません……)

 第9軍 シュトラウス
  第5軍団 Ruoff
 (第6軍団も出てこず)
  第8軍団 Heitz
  第20軍団 Materna


 あと、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』には「第53軍団 Weisenberger」というのも出てくるのですが、バルバロッサ作戦開始時の戦闘序列にない……?


 名前ですが、やはりまあ、知らない名前が多いですが、知ってる名前があるとやはり燃えます。クノーベルスドルフとかシュトラウスとかも、ちょっと聞いたことある感はありますが……。

 あと、一応見つけてきたものとしては、第2装甲集団の作戦主任参謀がバイエルライン(後に北アフリカ戦線でロンメルに仕える)です。第18装甲師団のネーリングもロンメル関係ですね。

 第17装甲師団のフォン・トーマも、スペイン内戦に行ったりとか色々してますが、エル・アラメイン戦の時に北アフリカ戦線にいて捕虜になりました。実はこの第17装甲師団の師団長は、この時期フォン・アルニム(後にチュニジアで第5装甲軍を率い、ロンメルと仲たがいする)だった……という資料も複数あって、「どういうことやねん……!」と思ったのですが、色々見比べていて分かりました。『装甲部隊全史Ⅱ』の第17装甲師団歴代師団長リスト(P178)によると……。

1940.10.5.~40.10.31. 2代師団長 ハンス・ユルゲン・フォン・アルニム装甲兵中将
1940.11.1.~41.7.17.  3代師団長 騎士カール・フォン・ウェーバー装甲兵大佐
1941.7.17.~41.9.14.  4代師団長 騎士ヴィルヘルム・フォン・トーマ装甲兵少将
1941.9.15.~41.11.10. 5代師団長 ハンス・ユルゲン・フォン・アルニム装甲兵中将


 と、第2代と第5代がフォン・アルニムで、資料によってはこれがまとめられて(というか省略されて?)1940.10.5.から、41.11.10までずっと第17装甲師団長であったかのように書かれているのでした。

 『The Panzer Legions: A Guide to the German Army Tank Divisions of World War II and Their Commanders』で調べてみると、アルニムは第2代師団長の時に負傷して、代わりにウェーバーが師団長になったと。ウェーバーはそれまで機甲部隊を指揮したことがなかったものの、リーダーシップに優れていると高く評価されており、実際非常に優れた手腕でバルバロッサ作戦の初期を戦ったものの、スモレンスク戦中の7月18日に重傷を負い、20日に病院で亡くなったとか(;.;) で、フォン・トーマが代わりに一時的に指揮を執ったということのようです。アルニムが第17装甲師団長に復帰した経緯については分かりませんでした。

 北アフリカでは後にアルニムもチュニジアで捕虜になり、フォン・トーマとアルニムは同じ収容所でいましたが、捕虜同士の会話が連合軍側に盗聴されており、その内容と分析が『兵士というもの』という本になっています。この本によると、フォン・トーマはこの戦争はドイツの負けであることは明らかだという立場、フォン・アルニムはドイツ軍はまだ負けていないという立場の人々の首領格(階級が一番上だったので)で、仲は悪かったということです(^_^;





 あと、当時の第7装甲師団の第7自動車化歩兵連隊第1大隊長がマントイフェルで、8月26日からは同師団の第6装甲擲弾兵連隊長になったようです。


 ↓OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』の第7装甲師団。

unit9450.jpg

 ゲームでは第6装甲擲弾兵連隊ではなく、自動車化歩兵連隊になってます。

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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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