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OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ3セットアップと、以前プレイした時の第5ターン時との比較

 ワニミさんと一緒に、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』のシナリオ3(キャンペーンの第5ターンから始まるシナリオ)のセットアップをしていました。


 セットアップが終わって気付いたのが、デッドパイルのユニットが非常に少ないことでした。我々がプレイした第5ターンの頃には、特にソ連軍のデッドパイルには山のようにソ連軍ユニットが積まれていた(歩兵師団だけで約30個)のですが、第5ターンから始まるこのシナリオではわずかしか置かれていません。


unit9495.jpg

 ただ、色々検証してみると、このシナリオ3のデッドパイルが実際に史実、あるいはプレイを最初からした場合の実際のデッドパイルを反映しているわけではなさそうだということも分かってきました。
(例えば、史実では第18装甲師団はこの時期戦車が12両しかなかったらしいのですが、それが反映されているわけではなさそうだし、キャンペーン+増援分のユニットがテーブル上にある状態でセットアップをやり直したのですが、ソ連軍で5ユニットほどがどこにも使用されていなかったのでカウンタートレーに直したりだとか、あるいはセットアップでマップ北東に置かれているソ連軍歩兵師団がキャンペーンでプレイした場合には第5ターンには達することのできない場所に配置されていたりだとかということがあり、色々と簡略化されているのだと思われます)


 しかしだとしても、やはり我々のプレイでは特にソ連軍ユニットがいくらか、あるいはかなり多めにデッドパイルに入ってしまっていたとも思われます。

 そこで色々ワニミさんと検討していたのですが、その要因としては以下のようなことが考えられるだろうと。

1.ドイツ軍部隊を足止めし嫌がらせをするために、オルシャやスモレンスクなどに大量の守備隊を置いている。

2.スモレンスク街道周辺のソ連軍ユニットは助けられないものと考え、そこで朽ちるに任せている面がある。

3.ドイツ軍のドニエプル川渡河を遅らせるために東岸に歩兵を大量に貼り付けるなどしていたが、渡河のタイミングをほんの少し遅らせるだけに過ぎず、自分は損耗(脱出)で壊滅してしまっていた。


 これらのプレイを見直し、「ソ連軍ユニットをできるだけ失わないようにプレイする」方向性が、史実に近く、またプレイにおいても有効で、欧米のOCSプレイヤーにとっての常識なのかもしれません。

 しかし一方で、オルシャやスモレンスクに強力な守備隊を置き続けSPを入れて生かし続けるという手法は、欧米のプレイヤーはやっていないかもしれないが、かなり有効である可能性もあるのではないか……とも思えます。

 ただしこの、都市/大都市が中障害/重障害で結節点にあることからユニットとSPを大量に入れて籠もるという手法は、尼崎会においても「籠もるよ問題」とも呼ばれ、史実っぽくないという印象はありました。逆に言えば、欧米のプレイヤーがやっているかもしれない「ユニットを大事にして下がる」という方法の方が最終的には強いのだと分かれば、我々の「籠もるよ問題」は「籠もらない方が賢いのだ」となって解消することになるでしょう。


 試しに、今回のセットアップと、我々がプレイした時の写真(元の写真はこちら)を比べてみました。

unit9496.jpg

 黒い線がシナリオ3のセットアップ時の戦線で、灰色の線が我々のプレイした時の第5ターン先攻終了時の戦線です。我々の時はヤルツェボ、イエルニャ、スモレンスク、オルシャを占領できていませんが、前2者に関してはドイツ軍のプレイがまだ上手くないからだと思われます。逆に、スモレンスクとオルシャが占領できていないのは、ソ連軍が大量のユニットを入れていることが大きいと思われます。

 我々のプレイでは、ドイツ軍の進撃は当初、相当遅れていたはずですが、第5ターンの時点では重要な場所はともかく、進出位置的にはだいぶ遅れを取り返している感じもします。また、ソ連軍ユニットの総数に関して言えば、やはり今回のシナリオ3のセットアップ時の方が多いように感じます。特に、マップの南西端あたりのソ連軍ユニットの重厚さが全然違います。

 また、シナリオ3は史実でスターリンが反撃を命令したところであり(そしてその反撃は最終的に失敗に終わった)、セットアップを見ていると「即時のソ連軍の反撃」には戦力が足りないと感じますが、一応反撃できなくもない、でも失敗に終わるだろうが……という感じです。しかし我々のプレイにおける第5ターンにおいては、ソ連軍は(ドイツ軍の進撃をだいぶ遅らせているはずではあるのに)戦力が少なくてしんどいしんどい、という感じであり、その時点でもし「反撃だ!」と言われても「いやいや、何を言っているのか。相手のこれ以上の進撃を止めることが果たしてできるかどうかも危うい、いや、できないであろうのに」という感覚でした。


 まあ、ドイツ軍のプレイがうまくなかった以上にソ連軍のプレイがうまくなく、不用意にユニットを失いすぎていた感はあるので、次回以降のプレイではもっとソ連軍はユニットを失わないようにプレイできるだろうとは思います。

 それでも「籠もるよ問題」は残っており、これを検証するために「籠もるプレイ」でキャンペーン19ターンをやってみて、しかるのちに「籠もらないプレイ」でキャンペーン19ターンをやってみて、差を比べてみるべきだ……という話になったのですが、うーん、さすがに時間がかかりすぎるという感も……(^_^;


 しかしこの、『Smolensk:Barbarossa Derailed』のフルマップ1枚で、キャンペーンの4つの時期から開始可能だというのは(分かっていたことではありますが)非常に参考になりますね! もっと早くやっておけば良かった……(>_<)


 もちろん、とりあえずはシナリオ3をプレイ予定です。ソ連軍としては、包囲されかかっているスモレンスク周辺のユニットを逃がすために最大限の努力をした上で、ドイツ軍が押さえている勝利得点都市を1つ奪回することが目標となります(もちろん、自分が今押さえている勝利得点都市を取られないという前提で)。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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