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イタリア領東アフリカ総督アオスタ公アメデーオと、東部戦線の快速師団「アオスタ公アメデーオ」(付:OCS『Case Blue』)

 OSPREYのCommandシリーズの『Archibald Wavell』 (Command Book 28)をDeepL翻訳を使って読んでいましたら、ウェーヴェル将軍麾下の英連邦軍と戦ったイタリア領東アフリカ総督アオスタ公アメデーオに関して、興味深い書き方がされていました。





Amadeo Aosta3rd 01

 ↑イタリア領東アフリカ総督アオスタ公アメデーオ(Wikipediaから)

 アオスタ公アメデーオはイタリア国王の従兄弟であった。騎士道精神に富み、教養があり、イギリス好きで有名であったため、とりわけ、ムッソリーニに嫌われていた。アオスタ公は、1937年からイタリア東アフリカ総督、エチオピア総督を務めていた。イタリア領東アフリカでエチオピア総督を務めていたグラツィアーニ将軍が野蛮で先住民との関係を害していると判断されたため、アオスタ公が選ばれて代わりにその役職に就いたのである。しかし、ムッソリーニはまた、彼を冷酷さと指揮官としての軍事能力に欠けていると考えていた。アオスタ公は1941年5月17日、負傷者の虐殺を防ぐために軍の残余とともに降伏し、1942年にはケニアで捕虜となって死亡した。
『Archibald Wavell』 (Command Book 28)位置No.952


 この人物の存在は以前から知っていたのですが、こういう興味深い記述を見たことがまったくなかったので、全然関心を持っていませんでした(^_^; もちろん、この記述がどれくらい正確かは分からないわけですが。

 イタリア語版Wikipedia「Amedeo di Savoia-Aosta (1898-1942)」をDeepL翻訳で読んでみると、父から特権を持たない一人の兵として扱われるように送り出されたり、国王の背の低さをからかって宮廷から追い出されてアフリカの石けん工場で単純労働者として仮名で働いたり、帰国してパレルモ大学で植民地問題を道徳的観点から検証し、先住民族に対する国家主権の賦課は、植民地化された人々の生活条件を改善することによってのみ道徳的に正当化されると主張したり。

 パイロットとして多数の偵察飛行をしたりしたのちに空軍関係で指揮官位を歴任し、征服されたエチオピア(イタリア領東アフリカ)の元皇帝ハイレ・セラシエに尊敬の念を示して感銘を与えたり、アディス・アベバから去る時に地元の女性や子供たちの保護を頼む手紙をイギリスのコマンド部隊宛に書いたりするなど紳士的な行動で知られ、降伏した際には英連邦軍の兵士達はアオスタ公アメデーオへの敬意を表しただけでなく、その健闘への賞賛の印として、武器の保持を認めたのだとか。



 「アオスタ公アメデーオ」という名前と言えば、東部戦線でイタリア軍の「快速師団」とも言われる騎兵と自動車化歩兵と軽戦車の混合部隊が「アオスタ公アメデーオ」という名前です。この師団の名前がこのイタリア領東アフリカ総督アオスタ公アメデーオから付けられたのかどうか今回調べてみたところ、イタリア語版Wikipedia「3ª Divisione celere "Principe Amedeo Duca d'Aosta"」によれば、彼の3代前(祖父)のアメデーオ・フェルディナンド・マリーア・ディ・サヴォイア=アオスタにちなんでいたようです。この祖父は当時イタリア王となった兄の分家としてサヴォイア=アオスタ家当主となり、その後スペイン王(日本語版Wikipedia「アマデオ1世 (スペイン王)」)にまでなったものの、自ら退位したのだとか。


 ↓OCS『Case Blue』の快速師団「アオスタ公アメデーオ」

unit9564.jpg

 ある程度頼りになる強さを持っていますが、『Case Blue』上では、青作戦時にはSPがもっと頼りになるドイツ軍装甲師団にまわされ、そして小土星作戦時には圧倒的なソ連軍の波に飲まれてしまう感じかとは思われます……。

 青作戦の途中で、ドン川沿いの戦線を守るために騎兵突撃でソ連軍を蹴散らした(ヨーロッパで最後に成功した騎兵突撃)のは、「Savoia」と書かれているユニットです(その場所等については→イタリア軍のメッセ将軍は、ドイツ軍に激怒して騎士鉄十字章を投げ捨てた?(が、その後も佩用し続けた) (2020/10/09))。


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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