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OCS『Hungarian Rhapsody』5.1「デブレツェンの戦い」シナリオをちょっとだけプレイしてみました

 ミドルアース大阪の2日連続例会の2日目で、OCS『Hungarian Rhapsody』のシナリオ5.1「デブレツェンの戦い」を少しだけプレイしてみました。

 この日は肉入り鍋さんも来られたので、肉入り鍋さんにはソ連軍の主力をプレイしてもらうことにし、それ以外(他のソ連軍・ルーマニア軍と、枢軸軍全部)は私がプレイすることにしました。



 ↓セットアップの様子

unit9680.jpg


 このシナリオでは画像で赤い点線を引いた場所の小河川より南は使用しません。が、航空基地と(多分それを守る?)NKVDユニットとSPが置かれているのと、緑色の矢印の根元の場所に第18戦車軍団のスタックがいて、第1ターンのうちに矢印の経路でシナリオで使用する範囲に入らなければならない、と指定されています(が、航空阻止マーカーがあるので、どう計算しても、予備になっても、第1ターンのうちには入りきらないと思われ……(^_^;)。

 また、南の部分が切り取られているため、キャンペーンシナリオではそこにあるエクステンダーが配置されておらず、最初は「えっ、ソ連軍の主力の南の方にいるやつはどうやって一般補給を引くの?」と思ったのですが、マップ中央やや下の辺りにいる第2正面軍マーカーから補給が引けるようにしていくことが可能でした。ただ、この第2正面軍マーカーはこのシナリオの期間中は移動させることができず、毎ターンのSPは抽象的に正面軍マーカーのある場所に届くので非常に楽なのですがその分輸送トラックや輸送ワゴンが1つもない(ただしカルパチア山脈の北の方にはある)ので、マップ中央やや左上のデブレツェンの町の方へ進撃する際に一体どうやってSPを届ければ良いのか……? とも悩むことに。

 しかしこの件も色々検討してみると、ソ連軍の専用トラックの活用、輸送機でSPを航空輸送/空中投下、架橋ユニットでの補給路の短縮、またナジヴァーラド(Nagyvárad)を占領して補給路を通す……などの方法である程度以上何とかなるのかも、と思えました。ただし逆に言えば、それだけ補給路事情的にはギリギリであり、枢軸軍側としてはナジヴァーラド周辺は頑強に守ってその西は手薄にしておき、ソ連軍の進撃が(史実通りに)その西方を迂回して北進したくなるように(そしてそちらの方がソ連軍にとってはつらい?)した方がいいのかも……。




unit9681.jpg

 カルパチア山脈沿いでは恐ろしいほどのソ連軍スタックがおり、砲爆撃力もかなりありますが、防御側も重障害でレベル2陣地を持っています。試しにいくらか考えてやってみたのですが、ソ連軍のとっての一番のネックはSPの量だと思いました。砲撃と攻撃で1ヘクス進むことはできるのですが、それでSPが空っぽになり、SPを備蓄するのに何ターンもかかってしまいます。IL.2でヒップシュートという手もあるのですが、このゲームは対空射撃が常に+1なのでステップロスしやすく、また航空爆撃の後にリアクションで枢軸軍から攻撃用のスタックを砲撃されてしまいます(密集度修正があるので当たる当たる(^_^;)。

 しかも、もし仮に山脈を抜けたとしても、「ハインリーチ・スペシャル(ハインリーチの柔軟な防御)」というルールがあって、ドイツ軍は陣地をノーコストで置きまくれます。このルールは、ハインリーチ将軍が得られた情報を元に的確に防御しまくったことを反映したものだそうです。




unit9682.jpg

 マップ中央から東端にかけて。黒い線で囲んだ領域の枢軸軍部隊は、第1ターンには移動できません。恐らく、マップの更に東側にいた部隊を表しているのではないかと思います。

 しかし私は、動ける様になればできるだけ早く撤退したいと考え、緑色の長方形で囲んだところを走る2級道路を活用したいと考えていたのですが、途中で気付きました。その道路の南にいたルーマニアのパルチザン部隊(丘か森にいる限り一般補給も戦闘補給もノーコストで得られる)がこの道路を簡単に封鎖でき、しかもさらに北進して小道の撤退路をも踏んでしまえることに! なんとやっかいな……。

 その南東の結構両軍が密集している戦区は、最初「無風」な戦区かと思ったのですが、赤い長方形で囲んだところにソ連軍の砲撃力90、90、28、54の砲兵がおり、最大コラムの114+で2回砲撃ができてしまうので、やってみるとステップロスが起こりまくって枢軸軍戦線はすぐにボロボロに(ただしここでも枢軸軍はリアクションの砲撃で敵スタックをDGにしてしまえやすいです)。2回の砲撃に総計5SP(!)もかかりますが、SPが湧いてくるSibiuの町から直接補給を払えるし、大量にSPが滞留してたりするのでガンガン撃っていけます。ソ連軍プレイヤーとしては非常に爽快ですし、枢軸軍プレイヤーとしてはこの戦区からどのようにして撤退していくか、頭を使うことでしょう。




 ↓第2ターン先攻ソ連軍終了時

unit9659.jpg

 ナジヴァーラド(Nagyvárad)の町(航空基地マーカーのあるヘクス)を中心に包囲環を形成されてしまいました(T_T) しかも燃料をケチったばかりに、赤い○の箇所で動かないでいた第23装甲師団主力と第1装甲師団主力がDGにされてしまい……。

 後攻ドイツ軍の検討だけをしてみたところ、後方に下がっていてDGを免れた第1装甲師団の残りで水色の矢印のようにしてオーバーランを行って解囲することは可能そうでした(ルーデルなどの対戦車攻撃機で敵の機甲ユニットをかなりの確率で吹き飛ばせることも貢献しています)。ただしナジヴァーラドの町にいた守備隊は自動車化部隊であったので、カーペットなしでは撤退できないので、SPを航空輸送して町の籠もることになりそうです。

 ドイツ軍側は航空輸送能力は結構あるので、包囲された箇所でも抗戦能力を維持できるかもしれません(航空優勢を局地的に取りにいかねばなりませんが……)。

unit9658.jpg

 ↑SPで隠れて見えませんが(^_^;、グライダーユニットがあり、航空基地の荷卸し制限を無視してSPを届けたりできます。


 この日はここまでで時間切れとなりましたが、かなり面白かったです。『歴史群像』の記事に「戦線も判然としない入り乱れた戦いが続き……」というような記述があったと思うのですが、ホントにそんな感じになるかもです。ソ連軍プレイヤーとしては、史実で機動部隊はボコボコにやられたのですから、奔放にやりたいようにやっても良いのではないかとも(^_^;

 正面軍マーカーにSPを抽象的に届けられるルールのお陰で、SPを輸送トラックで往復させなければならない煩雑さがほとんどないですし、今回はダイス目が良かったこともあってソ連軍側は恐ろしいほどSPが潤沢にありました。枢軸軍側も(今回の私のように)下手な運用さえしなければ装甲師団がその威力を見せつけることができるだろうと思います。あとルーデル強すぎ(^_^;(ハルトマンは今回、制空戦闘しに行ったら空戦で負けてステップロスしてしまいました(>_<))


 デベロッパーズノートには、「ハラハラドキドキするゲーム」とあったのですが、まさにそんな感じになっているのではないかと思いました。この戦役後半の、ブダペスト包囲戦やコンラート作戦のシナリオもぜひやってみたいと思います。

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Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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