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OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)のマップを少し北へ、ユニットの戦力換算は3倍に

 昨日今日と、オリジナルのOCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)の作業をしていました。

 オスプレイの『The Fall of the Philippines 1941-42』を読んでいきつつ、他の資料も参照しながら色々細かい修正をしていってます。


 大きく変えたものとして、マップを2ヘクス分北へずらし、その分日本軍のリンガエン湾からの上陸地点4箇所を全部入れることにしました(これまでは南の2箇所だけを入れてました)。

unit9743.jpg

 その分、このルソン島中央部のマップにはマニラが入らなくなっています。これまではマップになんとかマニラが入るようにしていた為に上陸地点を2箇所に削っていたわけですが、それは、中央部のマップだけでプレイしてもマニラを占領するのにユニットを入れていけるようにすることが目的でした。その利点に比べれば北側の2つの上陸地点はそれほど重要でないかなと思っていたわけです。

 ところが今回資料を読んでいて、北側2箇所の上陸地点から東のバギオ(Baguio)へ向かう日本軍の行動は作戦的にも結構重要だなと思えたので、やっぱ入れた方がいいかな、と。マニラに関しては、マニラの隣接ヘクスからマップ外へ出ることで占領を表せばいいか、と思いつきました。何しろ史実でマニラは「無防備都市宣言」をしてて戦闘なしで日本軍は入城してますから、むしろそれで全然OKだという(^_^;
(ただし事前に相当爆撃などをやっていたようですが……)


 もう一つ大きな変更として、OCS『Reluctant Enemies』と同様に、戦力値換算を3倍にすることにしました。なるべくOCS通常スケールから変えたくなかったのですが、そのままだとフィリピン軍の歩兵師団の連隊ユニットが戦闘モードで(1)、移動モードで(1/2)とかいう見たことのないようなレーティングになりかねないので。3倍にすることにしてしまえば、日本軍の方でもどうしようか迷っていた工兵連隊や捜索連隊のレーティングがしやすくなったので、良かったと思います。また、『Reluctant Enemies』で使用されている「3ユニットが除去されるたびに1ユニットが帰ってくる」というルールも使用した方が良さそうだと思いました(フィリピン軍の第11師団や第26騎兵連隊なんかはユニット数が少なくならざるを得ない中で激戦、ダメージを受けながらも戦線をずっと支えていたようなので)。

 参考に、『Reluctant Enemies』の「デヴェロップの論点とその覚え書き」のその部分を挙げておきます。

ゲームスケール - 戦闘ユニットの戦力と回復
 私が『Reluctant Enemies』に関して取り組んだ最も大きな問題は、特に
(1)戦闘ユニットの戦力
(2)戦闘ユニットの回復システム
 の、2つのスケールに関するものでした。
 このゲームでは多くのユニットが大隊規模になっています。通常のOCSスケール、例えば『DAK(II)』では、ほとんどのイギリス連邦軍歩兵旅団とドイツ歩兵連隊(3個大隊により編成)の戦力値は6となっています。ですから、通常のOCSのスケールでは1個大隊の戦力は2となるところでしょう。しかし1個大隊の基本の戦力が2では、『Reluctant Enemies』上で様々な大隊の戦力を表現することが難しいという問題がありました。そこで私は、標準的な大隊の戦力値を2から6へと、単純に3倍することにしました。これでOCSのやり方から大きく逸脱することなく、細かな戦力値の違いを表すことができます。たとえば、標準的なオーストラリア歩兵大隊を6戦力とし、それに比較してより人員の少なかったオーストラリア第2/2戦闘工兵大隊を4戦力とすることができた……などです。こうして『Reluctant Enemies』上での問題は解決されましたが、その結果として戦闘ユニットを『DAK(II)』などの他のOCSゲームに移植するということはできなくなりました。

 OCSの戦闘結果表(CRT)は最初の『Guderian's Blitzkrieg』のためにDean Essig氏によってデザインされたものですが、これまで大きな変更を加えられないで来ました。このゲームを知らない方のために説明しますと、『Guderian's Blitzkrieg』(およびその後継である『Guderian's Blitzkrieg II』)は1941年秋のモスクワへのドイツ軍の攻勢(タイフーン作戦)を扱ったモンスターゲームです。北はStar'aya RussaからYaroslavlまで、南はKonotopからVorenezhまでを複数のマップで再現し、この大規模な戦役に参加した部隊を表すために2800個のカウンターが用意され、数千ステップを持つものとなっています。比べて『Reluctant Enemies』は極小サイズで、両軍は6~70個程度の戦闘ユニットしか持ちません。初期のテストプレイで分かったのは、1ステップの価値が大きくない大規模な戦役用に作られたOCSの戦闘結果表は、この小さい戦役に対しては出血量が多すぎるということでした。史実では『Reluctant Enemies』上で交戦した部隊は、ヴィシー軍側にしてもイギリス連邦軍側にしても、損害を受けた後にもより大きな戦力を保持し続けていました。さらに、『Reluctant Enemies』では、一つ一つの戦闘ユニットの壊滅は非常に大きな影響を与える可能性があります。そのため、この小さな戦役における戦闘ユニットの損失と回復について、うまい描き方をする必要がありました。私はほとんどの大隊を2ステップを持つユニットとするか、あるいは現在の『Reluctant Enemies』にあるように戦闘ユニットの回復システムを採用するかの判断を迫られました。OCS『Burma』では日本軍が似た感じの回復システムを持っており、これが『Reluctant Enemies』における戦闘ユニット回復システムのデヴェロップにも影響を与えています。私はまた、GMTの『The Battle for Normandy』に使用されている回復システムからも影響を受けたことを認めねばなりません。結果として、『Reluctant Enemies』の戦闘ユニット回復システムは3ユニット損失毎に1ユニットを回復させるという単純でシンプルなものとなりました。最も重要なのは、私自身がこれを実際に起こったことをリアルに描き出していると感じていることです。史実で各部隊は、戦闘部隊としての機能や能力を回復させるために、司令部の近くに戻って再編成をおこなっていたのです。このルールのテストプレイは非常にうまくいきました。




 今回、レガスピーに上陸した木村支隊の支援部隊に、呉第1特別陸戦隊(575名)という部隊があったということを見つけまして、「海兵隊カテゴリのユニットを入れられるということか! カッコイイ!」と思ったのですが、どうもこの部隊は上陸作戦成功後に次の他の上陸作戦に備えて出撃基地のパラオに戻ってしまっているらしく(良く分からないですが)、私の今回のクォーターマップ2枚のゲーム化の場合レガスピーはマップの遙か東の方でマップ内に入ってないので、このユニットは入れられないということになりそうです(T_T)(しかし良く分からないので詳しい方分かりましたら教えて下さい!)

 以下、レーティングし直した日本軍の戦闘序列を挙げておきます。

----------------------------------------------------------------------------------
第48師団は自動車化師団であるが、自動車自転車徒歩各1/3の実情
戦闘モードは徒歩3、移動モードは自動車化9?
輜重兵連隊は3個中隊とも自動車編成
(第47歩兵連隊は『The Fall of the Philippines 1941-42』20%にヴェテランだとあるので、AR5?)
当時の第48師団の編成定員は12,963名だが、開戦時の事前補充により15,663名であった。【叢書P101】


第16師団は徒歩師団であるが、1/3は自転車装備
戦闘モードは徒歩3、移動モードは徒歩6?
輜重兵連隊は1個中隊は輓馬、2個中隊は自動車
(満洲や華北で戦闘経験あるも、評価は色々? mixed combat record)

山砲兵の1個大隊は、
自動車化ならば戦闘モードは徒歩3、移動モードは12?
駄馬編成ならば戦闘モードは徒歩2、移動モードは4?

工兵は純粋に自動車編成
戦闘モードは自動車化6、移動モードは自動車化12?



田中支隊(約2,000)
第48師団台湾歩兵第2連隊第2大隊
6-4-3 Infantry Bn(2-Form2-48)
裏3-4-9(半自動車化)

第48師団山砲兵第48連隊第1大隊
3-3-1-3 Artillery Bn(1-48-48)
裏1-3-1-12(自動車化)


菅野支隊(約2,000)
第48師団台湾歩兵第2連隊第3大隊
6-4-3 Infantry Bn(3-Form2-48)
裏3-4-9(半自動車化)


第48師団台湾歩兵第2連隊第1大隊
6-4-3 Infantry Bn(1-Form2-48)
裏3-4-9(半自動車化)

【戦史叢書P124によると第1大隊は2個中隊欠】
【FALLP103によると、田中支隊に第1大隊の半分、菅野支隊に第1大隊の半分だとある。ゲーム上では菅野支隊の方に第1大隊全部を入れることにするか】

【田中支隊と菅野支隊は合流して、12/22朝にサンフェルナンドに到着。FALL P108】


■リンガエン湾

軍直轄上島支隊
第16師団歩兵第9連隊第1大隊
6-4-3 Infantry Bn(1-9-16)
裏3-4-6(徒歩)

軍予備隊
第16師団歩兵第9連隊第2大隊
6-4-3 Infantry Bn(2-9-16)
裏3-4-6(徒歩)

軍直轄左側支隊
第16師団歩兵第9連隊第3大隊
6-4-3 Infantry Bn(3-9-16)
裏3-4-6(徒歩)


左翼隊
第48師団司令部
48 Div,HQ
6-0/4-12(自動車化)?

第48師団 台湾歩兵第1連隊第1大隊
6-4-3 Infantry Bn(1-Form1-48)
裏3-4-9(半自動車化)

第48師団 台湾歩兵第1連隊第2大隊
6-4-3 Infantry Bn(2-Form1-48)
裏3-4-9(半自動車化)

第48師団 台湾歩兵第1連隊第3大隊
6-4-3 Infantry Bn(3-Form1-48)
裏3-4-9(半自動車化)

第48師団 山砲兵第48連隊第3大隊(自動車編成)
3-3-1-3 Artillery Bn(3-48-48)
裏1-3-1-12(自動車化)

第48師団 山砲兵第48連隊第4大隊(駄馬編成)
3-3-1-2 Artillery Bn(4-48-48)
裏1-3-1-4(徒歩)

第48師団 工兵第48連隊(実質は大隊。3個中隊自動車編成)
2-4-6 Infantry Bn(48 Eng-48)
裏1-4-12(表裏自動車化)



右翼隊
第48師団 第47歩兵連隊第2大隊
6-5-3 Infantry Bn(2-47-48)
裏3-4-9(半自動車化)

第48師団 第47歩兵連隊第3大隊
6-5-3 Infantry Bn(3-47-48)
裏3-4-9(半自動車化)


戦車第4連隊


第48師団 捜索第48連隊(4個中隊編成、2個中隊は乗車、2個中隊は装甲車)
3-5-6 Arm Recon Bn(48 Recon-48)
裏2-5-14(表裏自動車化)


第48師団 山砲兵第48連隊第1大隊(1個中隊欠。自動車編成)
3-3-1-3 Artillery Bn(1-48-48)
裏1-3-1-12(自動車化)

野戦重砲兵第8連隊第1大隊(1個中隊欠)




■レガスピー

木村支隊(約2,500)
第16師団司令部
16 Div,HQ
6-0/4-12(自動車化)?【ラモン湾の方が本体?】

第16師団 第33歩兵連隊第2大隊
6-4-3 Infantry Bn(2-33-16)
裏3-4-6(徒歩)

第16師団 第33歩兵連隊第3大隊
6-4-3 Infantry Bn(3-33-16)
裏3-4-6(徒歩)

呉第1特別陸戦隊(575名【FALL P109】。1個中隊欠【叢書P127】)
2-4-3 Marine Inf Bn(Kure 1)
裏1-4-6(徒歩? )

特別陸戦隊は専門の地上戦闘部隊として戦車や機関短銃などの充実した装備を保有し、陸戦隊の中では高い練度を誇る精鋭とされた。ただし、若くて健康な現役兵や志願兵は艦船や航空隊に優先配分されたため、特別陸戦隊配属は予備役など高齢者や身体能力に劣る者が中心で、人員の素質の面では優れているとは言えない。例えば、日中戦争中に編成されて太平洋戦争(大東亜戦争)でもアンボンの戦いなどに参加した呉第一特別陸戦隊の場合、年齢37歳の大正12年徴兵者まで混じっていた[4]。
日本語版Wikipedia「海軍陸戦隊」

木村分遣隊は 12 月 12 日早朝にレガスピに上陸し始めた。最も近いアメリカ軍とフィリピン軍は 150 マイル離れていた。9時までに日本軍は飛行場とマニラ鉄道の終点を制圧していた。数時間後、レガスピをしっかりと掌握した木村将軍は北西と南東に先遣隊を送った。翌日、大規模な援護部隊は次の上陸に備えてパラオに戻った(49) 。
【FALL P110】



■ラモン湾
 兵力は約7,000

広部隊
第16師団 歩兵第20連隊第2大隊
6-4-3 Infantry Bn(2-20-16)
裏3-4-6(徒歩)

村部隊
第16師団 歩兵第20連隊第1大隊(第3中隊、機関銃1個小隊欠)
4-4-3 Infantry Bn(1-20-16)
裏2-4-6(徒歩)


師団主力
第16師団司令部
16 Div,HQ
6-0/4-12(自動車化)?

第16師団 歩兵第20連隊第3大隊
6-4-3 Infantry Bn(3-20-16)
裏3-4-6(徒歩)

第16師団 捜索第16連隊(4個中隊編成、2個中隊は乗車、2個中隊は装甲車)
3-5-6 Arm Recon Bn(16 Recon-16)
裏2-5-14(表も裏も自動車化)

第16師団 工兵第16連隊主力(2個中隊編成、うち1中隊は自動車)
1-4-3 Infantry Bn(16 Eng-16)
裏0-4-9(自動車化)

その他砲兵多数




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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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