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一人の将軍に関して10~30ページ程度で記述する列伝形式の本がいいと思います

 私は、第二次世界大戦やナポレオン戦争期の将軍達の人物像に興味を持ってまして、色々資料を集めて読んだり、いくらかブログに書いていったりしているわけですが……。

 あの大木毅さんがツイッターで、このような事を書いておられました。




 個人的には、列伝形式の本はかなり好きです。勿論、極めて重要な人物に関しては一人一冊で全然良い(というかそれでも足りない)と思うのですが、一方で多くの人物について知っていきたいという事からすると、一人一冊は読むのに(もちろん書くにも)時間がかかりすぎる。逆に記述が少なめの例として、事典形式やコラム形式などで一人半ページ~1ページ半くらいで将軍の経歴や人物について書かれている本も結構多数ありますが、こちらは概略が最小限分かる程度で、ボリュームが足りないと感じます。

 それらに対して一人につき10~30ページ程度で記述する列伝形式の本は、ちょうどいいボリュームでその人物に関する理解や印象が深まり、それでもってある程度の数の人物を扱っていける、ある意味素晴らしい形式ではないかと……(ただし、やや書き手の見解が強めに出る気もします)。



 以前、古本屋でたまたま見つけて買っていた列伝形式の本が3冊ありまして、先日目次を見てみると新たに興味を持つようになった将軍が複数人扱われていたので、読んでみて(あるいは読んでいる途中)、非常に良かったです。しかも改めて確認してみると、著者は3冊とも児島 襄氏でした。




 興味のある方向けに、扱われている人物を挙げておきます(その情報が割と出てないような気がするので)。また、今回私が興味を持って読んだ(読もうとしている)人物には「○」とその理由を書いておきます(結構重複がありますね)。

『素顔のリーダー』
ナポレオン
ヒトラー
西郷隆盛
毛沢東
東條英機(○:OCS『Burma II』のインパール作戦の関係で)
マッカーサー(○:OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)の1941年のルソン島での戦いの関係で)
東郷平八郎
ロンメル(○:なぜか?未読でした(^_^;)
乃木希典
パットン(○:OCS『Sicily II』『Tunisia II』『Beyond the Rhine』の関係で)
山本五十六
チトー
蒋介石
チャーチル(○:ウェーヴェル将軍の関係でチャーチルに興味を持ったので)

 この本には(後の2冊と異なり)主要参考文献が挙げられていまして、日本語のみならず英語やドイツ語、あるいは中国語?の文献も挙げられています。参考文献が挙げられているのは素晴らしいと思います(個人的にその辺の情報が好きなだけ?)。



『指揮官』
第一部
山本五十六
宮崎繁三郎
山下奉文
本間雅晴(○:OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)のルソン島の戦いの日本第14軍司令官)
栗林忠道
栗田健男
牟田口廉也(すでに以前読んでました(^_^;)
牛島満
中川州男
小沢治三郎
安達二十三
大西瀧治郎
東條英機(○:OCS『Burma II』のインパール作戦の関係で)
阿南惟幾

第二部
ダグラス・A・マッカーサー(すでに以前読んでました(^_^;)
オード・C・ウィンゲート(○:OCS『Burma II』で扱われるイギリス軍チンディット部隊の指揮官)
ウィリアム・F・ハルゼー
レイモンド・C・スプルーアンス
ジョージ・パットン
チェスター・ニミッツ
ホーランド・スミス
エルウィン・ロンメル
林彪
グリゴリー・ジューコフ
チャンドラ・ボース(○:OCS『Burma II』のインパール作戦の関係で)
ドワイト・D・アイゼンハワー
アドルフ・ヒトラー


『参謀』
第一部
石原莞爾
中沢佑
辻政信
富岡定俊
草鹿龍之介
前田正美(○:OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)のルソン島の戦いの日本第14軍参謀長)
宇垣纏
井本熊男
野々山秀美
藤原岩市
大谷藤之助
今井武夫
八原博通
池田純久
杉山元

第二部
ハンス・シュパイデル
マイルス・ブローニング
ジョージ・C・マーシャル(○:アメリカ陸軍参謀総長)
アーネスト・キング
ロバート・B・カーニー
アルツール・シュミット
ウォルター・B・スミス
ウィリアム・リーヒ
アルフレート・ヨードル
コートニー・ホイットニー
ジョセフ・スチルウェル(○:OCS『Burma II』で扱われる中国・ビルマ・インド戦域米陸軍司令官)
A・C・ウェデマイヤー
ウィルヘルム・カイテル




 また、だいぶ昔に買っていた列伝形式の将軍本として、柘植久慶氏の『ザ・グレート・ジェネラルズ 名将たちの決断』というのもありました。



 こちらはAmazonのページの「試し読み」で目次が見られるのでそちらで、どの人物が挙げられているかをチェックしてもらったら。




 それから、先日購入して摘まみ読みしてブログにいくらか挙げてました、『Great Generals of the Napoleonic Wars and Their Battles:1805-1815』も、素晴らしい列伝形式の本かと思います(「序論(introduction)」も秀逸!)。この本はそれぞれの人物について「経歴」「人物像」「著者がピックアップした、その人物が指揮した会戦1つ」について述べられているのですが、この最後の「会戦」について、どの会戦が取り上げられているかの情報も今ここに挙げておいた方が良いのではないかと思うので、挙げておきます。



Napoleon……The Battle of Austerlitz:2 December 1805
Eugen de Beauharnais……The Battle of the Mincio:8 Feburary 1814
Lasalle……The Battle of Medelin:28 March 1809
Moore……The Battle of Coruna:16 January 1809
Wellington……The Battle of Toulouse:10 April 1814
Hill……The Battle of Arroyo dos Molinos:28 October 1811
Archduke Charles……The Battle of Aspern-Essling:21-22 May 1809
Blucher and Gneisenau……The Battle of Laon:9-10 March 1814
Bagration and Barclay de Tolly……The Battle of Smolensk:17 August 1812
Kutusov……The Battle of Borodino:7 September 1812


 ブログで挙げていたエントリは↓こちら。

『Great Generals of the Napoleonic Wars and Their Battles:1805-1815』序論から、ナポレオン戦争期の将軍達の色々な話 (2020/01/18)
ウジェーヌはどのように有能だったのか? (2020/01/31)
フランス軍の騎兵部隊指揮官ラサール将軍について (2020/02/02)
ウェリントン公爵の人となり その2(軍事指揮や性格など) (2020/02/28)
ナポレオン時代、オーストリア軍のカール大公の軍事指揮官としての評価 (2020/03/20)




 他に列伝形式の本があったりしないか、Amazonで検索してみたのですが、私が興味を持っている領域で良さげな本はぱっとは見つけられませんでした。和書や洋書で、良さげな列伝形式の本をご存じでしたら、ぜひ教えて下さい!

 一応、持っているけども個人的には好みでなかった本も参考に挙げておきます。




 『ドイツ軍名将列伝―鉄十字の将官300人の肖像』は多数の将軍について経歴を調べたりするにはいいのですが、人物像についてはほとんど何も触れられていないです(特に著名な数人に少し記述がある程度)。まあ、扱っている人数が多すぎて(書名は列伝ですが)事典形式に近いので、当たり前ですが。

 『第二次世界大戦将軍ガイド』も一冊で70人余りを扱ってますから一人数ページで、しかも人物像よりも戦いに関する記述の方が多いですし、内容的にも信頼度に不安を感じたりも……。


 持ってないですが、↓なんかアリかもしれないですが、しかし扱っている人数がページ数の割に多いですから、列伝とまでは言えないでしょうかね……(やはり、一人10ページくらい以上は記述して欲しい……)。






 今まで私がいくらか書いてました、将軍に関するエントリも、ある程度の数はある状態になってきたので、ぱっと一覧できるような状態にできた方がいいですかね……(Wikiからのリンク集を作ったり)。

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ナポレオンの元帥たち

こんにちは。
”ナポレオンの元帥たち”はいかがですか?
https://r.binb.jp/epm/e1_58407_07092017175526/
R.F. Delderfieldの原著を乾野 実歩さんが翻訳したものです。
初版は1500円+税でしたが、今は無料で読めます。

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 お~。書籍版を持ってるんですが、今こんな風に読めるようになっているというのは知りませんでした(^^)

 ぜひ広く知られて欲しい本ですし、ツイートしてみます!
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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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