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OCSユニットで見るドイツ軍の第22空輸師団(第22歩兵師団)

 承前。(→OCS『Tunisia II』キャンペーンソロプレイ第12ターン後攻(枢軸軍)~第13ターン (2020/01/21)

 ドイツ軍の第22空輸師団の件です。



 「空輸師団(Luftlande-Division:Air Landing Division)」というのは、グライダーで輸送されることを前提とした部隊だそうです。

英語版Wikipedia「22nd Air Landing Division (Wehrmacht)」
ドイツ語版Wikipedia「22. Infanterie-Division (Wehrmacht)」


 検索して見つけた日本語サイトには↓のように書いてありました。

1936年10月に行われたドイツ軍秋期大演習において、ゲーリング将軍連隊第一大隊の一個小隊は見事な降下を見せ、人々にその存在をアピールした。陸軍も第22空輸師団を組織した。その後軍総司令部は、空軍と陸軍の空挺部隊の2本立てとしていくに決めた。
「緑の悪魔と恐れられたエリート部隊「降下猟兵」の戦い」

 433(LL)は1941年2月に発効した「Luftlande」部隊のための編成表です。グライダーで輸送されることを前提とした部隊のことで、第22歩兵師団がこのタイプの部隊に改編されましたがクレタ島作戦には結局使われず、末期のチュニジア戦戦に送られて全滅しました。1944年にノルマンディーにいた第91歩兵師団は「第91空輸師団」ともしばしば書かれ、第6降下猟兵連隊も指揮下に置いていましたが、その砲兵連隊は山岳砲兵連隊の編成表を適用されたので、この編成表は結局第22歩兵師団専用ということになります。
「ビリー・ミリガンと39枚の編成表」


 なるほど、降下猟兵師団と違って、陸軍の管轄なのですね……。確かにOCS上でも、空軍地上部隊が水色のユニットであるのに対して、第22空輸師団は陸軍の色であるジャーマングレイになっています(『Tunisia II』はなぜかドイツ軍が薄い茶色になっているのですが、ジャーマングレイの方がいいような……)。




 ↓『The Blitzkrieg Legend』の第22空輸師団

unit9808.jpg

 史実ではハーグ周辺に空輸されて戦ったものの大損害を被ったとか……。

 『The Blitzkrieg Legend』上でも、第7降下猟兵師団ユニットが空挺降下→オランダの航空基地を占領→その航空基地に第22空輸師団を空輸→第7降下猟兵師団と第22空輸師団でオランダの大都市を攻撃というコンボが成立します。




 ↓『Case Blue』の第22歩兵師団

unit9807.jpg

 クリミア戦などを、通常の歩兵師団として戦ったそうです。『Case Blue』には当然多数の歩兵師団ユニットが入ってますが、アクションレーティングが5の歩兵師団はこの第22歩兵師団だけでした。空輸師団としての経歴もあって、精鋭という位置づけなんでしょうか。




 ↓『DAK-II』の第22空輸師団

unit9806.jpg

 ゲーム上では、「まれなイベント」である「枢軸軍戦略予備の投入」が起きた時にのみ、1942年8月に登場させられます。

 史実では、ドイツ語版Wikipediaによると、クリミア戦の後に「空輸」の名称が復活して、北アフリカ向けとされたり、防御用部隊とされたりなんか色々あったようですが、実際には1942年8月にギリシャとクレタ島に守備部隊として送られた? そして1942年10月に「空輸」の名称を消失。



 ↓『DAK-II』の「Kampfgruppe Buhse(ブーゼ戦闘団)」ユニット

unit9805.jpg

 第22歩兵師団のうちの、第47歩兵連隊とII./AR(師団砲兵連隊の中の第2大隊ということ?)でもって、「ブーゼ戦闘団」が編成されて、1942年10月に北アフリカへ送られ、第5装甲軍麾下とされたそうです。……ということはこの部隊は、ロンメル麾下になったことは一度もなく、最初からアルニム麾下として、リビア(トリポリとか?)に送られた?

 そこらへん分からないかと思って検索してみたのですが、ぱっとは見つけられませんでした……(『DAK-II』上ではシチリア島ボックスに登場するので、その後北アフリカのどこに送られたかの情報は含まれないのです)。

 発音ですが、なぜか「Kampfgruppe Buhse の発音の仕方」というページがあり、2人の発音は「ブーセ」と「ブーゼ」に聞こえるのですが、ドイツ語はsの後に母音があると濁るのが普通らしいので(ただし例外もあるのだとか)、とりあえず今回は「ブーゼ」で……。実は以前私が作った『DAK-II 私家版和訳』のc3.11cには「ブーセ戦闘団」と書いてあるのですが、「すでに印刷したけど、ブーゼの方がいいんじゃない?」という方は、「点々」を書き加えておいて下さい(T_T)。




 ↓『Tunisia II』の第47歩兵連隊

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 1943年2月26日に「第47装甲擲弾兵連隊」と改称され、第21装甲師団の麾下に置かれたそうです。そして1943年5月にチュニス周辺で壊滅……。

 『Tunisia II』のシナリオ上でのセットアップを見ていると、カセリーヌ峠の戦いの時にも、マレトラインの戦いの時にも、マレトラインの方にいたようです。ネット上での複数の資料では「ブーゼ戦闘団」がカセリーヌ峠の戦いの時に第10装甲師団と一緒にフォンドーク峠にいたと書かれているのですが、この「ブーゼ戦闘団」はどうも、2月に新たに編成されたものであって、第47歩兵連隊とは関係がない……のかな……?


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

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