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『Operational Matters』によるOCS『The Blitzkrieg Legend』のプレイ指針

 ツイッターに書いてましたが、尼崎会はOCS『KOREA』をいったん終了させ、次にまたOCS『The Blitzkrieg Legend』キャンペーンをプレイすることになりました。

 で、『Sicily II』同梱の『Operational Matters』(というか、『Operational Matters』に『Sicily II』が同梱されている)に『The Blitzkrieg Legend』のプレイの指針についての記事(P76~78)が載っているのですが、今までちゃんと目を通してなかったので今回、ちゃんと目を通してみました。もちろん、「それは当然だよね」ということも多かったのですが、「え、そうなの?」と思ったこともいくらかあったので、そこらへん書いておこうと思います。



 ↑Amazonにもありましたが、値段高すぎ(゚Д゚) サンセットゲームズで買えば定価 7,200円+消費税で、『Sicily II』のルールは和訳付きです(『Operational Matters』自体は和訳されていません:p)。



 【ドイツ軍にとって】大きな損害は想定内である。これは短い戦役であって、長く続く戦争ではないのだ。ゆえに、このゲームにおいては損害を避けることは重要ではなく、大損害も想定内である。ゲームが終了するまでにカウンターが半端な数にまで減っている装甲師団がいくつもあるだろうが、そのコストは、突破、包囲、そして敵の大損耗や降伏が獲得できるなら、価値に見あうものなのだ。

 ……内部備蓄で戦闘することもあるだろう。……突破を成し遂げる一方で、おおよそ3個装甲師団は損害と内部備蓄の消費により使い物にならない状態にまでなっているだろうことを想定すべきである。

 グロスドイッチュラント連隊と若干の戦闘工兵大隊は、先陣を切らせるのに理想的な部隊である。……内部備蓄とクライスト装甲集団用の輸送トラックを使用すれば彼らは数ターンの間単独で戦うことができるし、フランス軍からの大したことのない攻撃に対して戦闘補給を入れずに半分の戦闘力で防御すればその期間をもっと延ばすことができるだろう。



 ↓OCS『The Blitzkrieg Legend』のGDおよび戦闘工兵(Pioneer)大隊

unit9872.jpg

 OCS一般で「損害を出しても重要なヘクスは占領すべきである」くらいは思っていたのですが、↑ほどまでとは思っていなかったです(^_^; あるいはもしかしたら、すべての装甲師団が全滅の憂き目にあったとしても、目標さえ達成できれば良い……という考え方もありかもですね……。






 ベルギー国内で地形効果の高い、厳重に防備されている場所を攻撃する必要はないと思う。そうではなく、迂回するのだ。Huy【ユイ】とAndenne【アンダンヌ】はミューズ川の渡河点にある要塞化されていない村であり、文字通りアルデンヌとベルギー中央部との間の移動を可能にする地点である。この地域にいるあなたの機械化部隊をまずこれらの重要な渡河点へと突っこませるべきである。そうすればナミュールの東の防衛線など意味がなくなってしまうだろう。



 ↓OCS『The Blitzkrieg Legend』のHuyとAndenne周辺のマップ

unit9873.jpg

 オランダを降伏させたならば、その地のドイツ軍ユニットはベルギー軍との戦線を構築している歩兵部隊を除いてすべて、南方にスイングさせ、南方での突破の増援とすべきだと私は思う。それらの部隊をアントワープへの攻撃に使おうとするプレイヤーもいるが、私の考えでは、あなたは連合軍プレイヤーに対して、ディールラインは安全であると感じさせた方がよい。


 スイングさせるべきであるとかは私達も思っていて実行していたのですが、しかしアントワープ周辺は攻撃してましたし、スイングのさせ方は中途半端だったでしょうね(^_^; ただ、連合軍が「絶対にドイツ軍はこうするはず」と考えたならばその対策もできるわけであるので(連合軍のユニット量は半端ないですし)、フェイクがまた重要なんだろうと思いますが……。





 個々の戦闘で連合軍と直接対決すべきではない。機動し、混乱させ、敵を包囲するのだ。両軍が移動モードになれば、ドイツ軍は多くの場合アクションレーティングで+2の優位を得られる。この質的差は、連合軍が反撃を仕掛ける上で大きな障害となるだろう。


 連合軍ユニットの多くが移動モードにならざるを得ないような状況を作るべきなのである、ということですよね。まあこれは理屈としては分かっているのですが、そもそもアルデンヌやベルギーで行き詰まったり、フランス軍の大騎兵集団に後方へと突破されてしまったり、ルクセンブルク国境付近でフランス軍からの大規模攻勢を受けたりしてけんもほろろになったりしていました(^_^;



 今度の『The Blitzkrieg Legend』キャンペーンプレイでは、ディールプランを実行して第1ターン先攻中にベルギー領内へと移動していた筈の連合軍部隊を移動距離に応じて移動モードで配置するなど、色々とハウスルールは入れていこうかとも話しているのですが、どれくらいハウスルールを入れるかは、このエントリで書いていたようなプレイの指針をちゃんと実行できてなかったこととも併せて、考えていく必要がありそうです(片方の陣営を全プレイヤーでプレイする松浦方式もやめた方がよいでしょうねぇ……)。

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No title

記事解説、ありがとさんです。

この記事は以前、アルデンヌ騎兵になんとか対策は無いものかと、探し回っていた時に、読んだ覚えがありますが、アルデンヌ騎兵は全く然程も話題に上がっていなかったかと。
アルデンヌ騎兵は完封できるか、アルデンヌ騎兵無双でも問題ないのか。
まぁ、何れにしても記事にする程の内容では無いのでしょう。


>プレイの指針をちゃんと実行できてなかったこと
これはその通りだと思います。特に攻勢側のドイツ軍では(猛省)。
記事にある通りの手順が正解かどうかは置いといても、プレイが不十分、キャンペーンを中断してますので。(VPを争うんじゃない。最後までプレイするんだ!)

但し、対策案に異論ありです。

「ドイツ参謀本部(最高HQ)の作戦指導の徹底」が有効と思います。
軍集団や軍の間での意思緊密化や作戦意図の隠蔽(松浦方式の停止)よりも、
全体でするべき事を決める(作戦全体の明確化)、無理にでもプレイを誘導する。これを一人がする、この部分こそ肝要かと。



No title

>「ドイツ参謀本部(最高HQ)の作戦指導の徹底」が有効と思います。
>軍集団や軍の間での意思緊密化や作戦意図の隠蔽(松浦方式の停止)よりも、
>全体でするべき事を決める(作戦全体の明確化)、無理にでもプレイを誘導する。これを一人がする、この部分こそ肝要かと。

 全く賛成です。最高司令官が1つの作戦意図(柔軟性の発揮も含めて)を持って、他のプレイヤーにそれを強いる。その結果として、他のプレイヤーの爽快感などが低下してもやむなし、と(むしろ無理強いされることを楽しむべき(^_^;)。

 松浦方式でも行けるかもです。とにかく、かなり詳細に「この戦区でやってもらいたいことはこれこれである。できそうか精査せよ。移動フェイズ中の思考中に不可能であると貴官が判断したなら、その詳細を報告せよ。こちらが、作戦意図を達成可能であるように増援を送るなり、作戦意図を変更するなりする。」というようなことをやっていく。全体の作戦意図を説明する必要はなく、最高司令官の頭の中だけに置いておけばよい。
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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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