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BCS『Brazen Chariots』用のHQディスプレイシートを自作してみました(暫定版)

 ↓以前、BCS『Baptism By Fire』用のHQディスプレイシートを作ってみてましたが、『Brazen Chariots』用のものも作ってみました。


BCS『Baptism By Fire』用のHQディスプレイシートを自作してみました(暫定版) (2021/01/08)




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 PDFファイルは↓こちら。

HQ Display BC1-J.pdf
HQ Display BC2-J.pdf



 その後のBCSの進捗具合ですが、KMTさんからのインストの予定が潰れまくっているため、進んでいません(^_^;

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新たに見つけたドイツ軍の将軍達の列伝的な洋書

 以前、北アフリカ戦線のイギリス軍将軍や、ドイツ軍の将軍達の列伝的な洋書を発見! (2020/11/29)というのを書いてましたが、新たにドイツ軍の将軍達の列伝的な洋書を見つけました。





 14人が取り上げられており、目次によると以下の通りです。

Generaloberst Hans-Jiirgen von Arnim  …… The last General Commanding Army Group Africa

Generaloberst Eduard Dietl  …… The hero of Narvik

General der Panzertruppen Heinrich Eberbach  …… The Panzer specialist in the East and the West

SS Gruppenfiihrer and Generalmajor der Waffen SS Otto Hermann Fegelein 
 …… The commander of the SS Cavalry Division who became Hitler’s brother-in-law

Oberstleutnant Walter Koch  …… Commander of the Para Assault Battalion in the Low Countries and in Crete

Brigadefiihrer and Generalmajor der Waffen SS Otto Kumm
 ……  Enforcer in the Balkans as commander of the 7th SS Gebirgs Division ‘Prinz Eugen’

SS Brigadefiihrer and Generalmaj or der Waffen SS Kurt Meyer
 ……  ‘Panzermeyer’, who as General Commanding the Hitler Youth Division was one of Germany’s youngest general ofiicers

Oberfeldwebel Heinrich Schaefer  …… The defender of Cactus Farm in Tunisia

Generalmajor Theodor Scherer  …… The Hero of Cholm

Generalfeldmarschall Ferdinand Schorner  …… The last commander of Army Group Centre

Leutnant Erich Johannes Schuster  …… The paratrooper par excellence

SS Obergruppenfiihrer and General der Waffen SS Felix Steiner
 ……  The innovator who rose to command the ‘Wiking’Division and then the 11th Army

General der Kavallerie Siegfried Westphal  …… Chief of staff to three senior commanders


 「ある程度網羅的な」というものでは全然なく、特に興味深い人物を著者なりに取り上げたものという感じですかね……?




 あと、ちょっと前にこのような本を見つけて購入していました。



 この本は、ドイツ国防軍の装甲師団すべて(なのでSSのは入っていないですが、予備装甲師団とか後期の名前付きの装甲師団とかは入ってます)の戦歴と、師団長の略歴を記したものです。師団長の略歴は、もちろん短くしか載っていない人物もたくさんいますが、例えば1940年のフランス戦の時の第5装甲師団長であったハルトリープなんかはある程度の記述がありました。

 →1940年フランス戦役時の第5装甲師団長ハルトリープ将軍について(付:OCS『The Blitzkrieg Legend』) (2019/12/10)





 それから、これは買ってませんが、こういうのも。



 これは西部戦線での5人が取り上げられています。

Baron Hans von Funck
Baron Harald von Elverfeldt
Erwin Jollasse
Baron Heinrich von Luettwitz
Fritz Bayerlein

 私はリュトヴィッツとバイエルラインしか名前が分からない……?



 それから、一応こういうのも見つけましたが、あまりよくわからない……?






 人物伝というわけではなさそうでしたが、こういうのも見つけました。



 これは第二次世界大戦時のドイツ軍の「軍団」のシステムについて分析した本のようです。個人的には、軍ー軍団ー師団あたりのスケールやそれぞれの司令官に一番興味があるので、余裕があれば見てみたいですが……(しかし余裕などない(^_^;)。

OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ3の第2ターン後攻ドイツ軍、第3ターン先攻ドイツ軍(ダブルターン)終了

 尼崎会で、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ3の第2ターン後攻ドイツ軍、第3ターン先攻ドイツ軍(ダブルターン)をプレイできました。

 今回は肉入り鍋さんも来られたので、ワニミさん、私との3人プレイでした。肉入り鍋さんには、私がずっとプレイしていたホートの戦区をプレイしてもらいました(私はアドバイス&1/144の戦闘機組み立てをしてました)。


 第2ターン後攻ドイツ軍のプレイですが、まず大事なこととして、鉄道変換の最先端の部分から一般補給を引けるようにしました。

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 ×印を置いてあるヘクス(の北)までこのターンに鉄道変換が来るので、予めそのヘクスまで前のターンに司令部ユニットを移動させておき、このターンに戦闘モードになって降車可能ヘクスを作ります。これでここから一般補給が引けるようになります。

 その上で……。

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 画像左下の赤い○の箇所にワゴンエクステンダーを作り(より後方にあったのを前ターンに解除して前進させてあったもの)、ここを最前線の一般補給源としました。これで、ホートとグデーリアンの戦区で今まで使用されていたトラックエクステンダーを解除して(も)、ここから一般補給が引けます。

 さらに、赤い□の場所に司令部ユニットを置いて架橋し、黒い矢印のようにして、包囲環から逃げかかっていたソ連軍部隊を包囲しました。

 ソ連軍側の視点に立ってみると、「ドイツ軍はこの小河川を越えては進撃できまい」と甘く見ていた部分がありました(T_T) 予想よりもドイツ軍の能力は高く、ソ連軍側は自軍がこのような事態に陥らないようにもっと目を配らねばなりませんね……(画像上方のようにわざわざ部隊をまわしてプレッシャーをかけている場合ではなかったかも……)。




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 ワニミさんのグデーリアンの戦区では、今まで包囲環の留め金になっていたダス・ライヒが損耗のダイス目が6ゾロで4ステップが一瞬にして蒸発するというアクシデントがあったものの、南からも包囲環を再形成します。




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 南端のクルィチャウ(画像左下)ではドイツ軍がようや解囲に成功。その東方のロスラウリには第1騎兵師団が取りついていますが、ワニミさんによるとこれは「なんちゃって進撃」で、攻囲する実力はないのだとのこと(^_^;




 第3ターンのイニシアティブはドイツ軍が取ったので、3人でどうするか話し合いました。結果、ダブルターンを取れば、前ターンに進撃した包囲環を燃料をほとんど使わずに強化できる(移動モードを戦闘モードにすれば良いだけなので)ので、先攻を取った方がよいだろうということになりました。


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 ホートの戦区は細かい入れ替えだけでしたが、グデーリアンはさらに東方に部隊を食い込ませ、勝利得点ヘクスへの補給路を切りました。




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 南端では、ロスラウリの南側面に入っていた第1騎兵師団が撤退。ロスラウリも勝利得点ヘクスなのですが、中央で勝利得点は獲得できるだろうと見て下がった面もあります(あと、一般補給が届かないので)。

 ワニミさんは「グデーリアンの戦区のSPがなさすぎる!」と何度も嘆いておられたのですが、第1ターン冒頭にソ連軍がクルィチャウの第3装甲師団を包囲攻撃してきたため、それに対応せざるを得ず、そこにSPを食われている面があるなぁ、と。


 この後、ソ連軍がダブルターンを取る可能性もありますが、どう展開するか……(ソ連軍側もSPがないし、戦力もないで、やばいです)。


OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ3の第1ターン後攻ドイツ軍、第2ターン先攻ソ連軍終了

 先日、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ3の第1ターン後攻ドイツ軍、第2ターン先攻ソ連軍を終了しました。



 ↓ホートの戦区

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 ソ連軍は第1ターン先攻ソ連軍プレイヤーターンの間に中央矢印のようにわりと移動力の限り(移動モードで)突っ込んでいっていたのですが、後攻ドイツ軍プレイヤーターンにドイツ軍側は戦闘モードでソ連軍を高比率でボコ殴りしまして、「移動モードばっかりで突っ込んで、戦闘モードで殴られるとか、やっちゃいけないことだったぁ~!」と反省(>_<) 突っ込むこと自体はいいのですが、もう少し距離を取っておくべきだったなと思いました。

 その南のヤルツェボ方面では、赤線で囲った部分は東のソ連軍司令部から一般補給が届く範囲であり、包囲環から多くの部隊がそれらのヘクスに入って補給切れを免れたため、ドイツ軍側からすれば、灰色の矢印(見にくいですが)のようにしてヤルツェボヘクスの南のヘクスも確保しておくべきだったことに気付きました。

 また、画像左上の矢印のようにして、第1ターンにマップ外ボックスに出ていたユニットが再度マップ端から入ってきてドイツ軍にプレッシャーをかけています。





 ↓グデーリアンの戦区

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 第1ターン後攻ドイツ軍プレイヤーターンに、画像右上の赤い○の箇所にダスライヒの1ユニットが突っ込んで、包囲環への一般補給を切りました。それに対してソ連軍はオーバーラン、航空爆撃、砲撃、戦闘でこのヘクスを攻撃しまくったのですが、どれにおいても私のひどいダイス目により、このユニットをどけられず(^_^; 黒い線が囲んだ範囲の部隊がまだ一般補給が入らないのですが、キャッシュマーカーによって一般補給を入れました。

 この「ダスライヒユニットの突っ込み」によって補給を切る件は、最初ドイツ軍側から見てあまりうまくいかないだろうと私は考え、やらない方がいいのではないかと思ったのですが、ワニミさんに、ソ連軍に手を掛けさせる、OODAループで後手を取らせるという意味でも突っ込むべきであると言われて、「なるほどなぁ」と。実際、もしこの突っ込みがされてなかったら、ソ連軍は楽々と部隊を回収して、イエルニャなどに攻勢を準備したかもとも思います。

 画像左下では、第1ターン先攻ソ連軍プレイヤーターンに包囲されたクルィチャウをドイツ軍は解囲しようとしたものの、戦力不足で成し遂げられず。しかもグデーリアンの戦区には3Tくらいしか残っていないそうで、「マジにSPがない……」と苦悩しまくっておりました(T_T)

クルセイダー作戦時のイギリス軍第22機甲旅団について(付:OCS『DAK-II』、BCS『Brazen Chariots』)

 北アフリカ戦線のイギリス軍の将軍について扱った『The Desert Generals』を読んでいってまして、クルセイダー作戦のところまで進んできたのですが、第22機甲旅団について話が割と出てきまして、よく分からないでいたのがちょっと調べて分かってきた面があったので、書いておこうと思います。





 とりあえずまず多くの資料において、クルセイダー作戦の時には英連邦軍の機甲師団は第7機甲師団1個のみで、その下に以下の機甲旅団がいたとされています。

 第4機甲旅団
 第7機甲旅団
 第22機甲旅団


 ところが、OCS『DAK-II』のカウンターシートを見てみても、第7機甲師団の中に第22機甲旅団が見つからない……。BCS『Brazen Chariots』には第7機甲師団の所属だということで入っているのに。

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 しょうがないので、VASSALで『DAK-II』のモジュールを起動してクルセイダー作戦シナリオのセットアップを見てみて、分かりました。第22機甲旅団は第1機甲師団所属になっている!(第22機甲旅団のARだけが緑色の○で囲まれているのは、訓練が終了するまでは未熟ユニットで、ARが-1されるということを表しています)

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 試しに『第2次大戦 イギリス機甲部隊』を見てみると、第22機甲旅団はイギリス本国で第1機甲師団に配属された状態から、1941年10月2日、第1機甲師団の先遣部隊として英本土からエジプトのデルタ地区に移動し、さらに11月8日に第7機甲師団に配属しなおされた、とありました(P56)。




 クルセイダー作戦は11月18日からなので、その時点では第7機甲師団所属だったということになると思われます。しかし後に、少なくとも1942年6月26~30日のマルサ・マトルーの戦いの時に第1機甲師団に配属されたようなので(その後また第7機甲師団に配属されたりもしているようですが)、OCSにおいてはずっと第1機甲師団所属だという扱いにされているようです。

 この方法だと、「複数ユニットフォーメーションに1SPで燃料を入れる」という面では損をするのですが、第1機甲師団の専用トラック付きでセットアップに登場するので、トラックの面ではえらい有利になりますね。


 あと、第22機甲旅団について『The Desert Generals』で複数回出てきたのが、これが「territorial troop」だという話で、これは常備軍とは違う「国防義勇軍」によって編成された部隊で、常備軍出身の兵士達よりは元々未熟であった、ということのようです。

 細かい経緯については、こう書かれていました。

 1941年夏までには、リビアのイタリア軍はロンメル将軍のアフリカ軍団によって強化され、イギリス軍に対して潮目が変わっていた。イギリス戦争内閣の国防委員会は、第22機甲旅団をできるだけ早く派遣することを決定した。この旅団は対侵攻の役割で訓練されており、到着時には砂漠での行軍などのために一定の準備が必要であることが認識されていた。新しいクルセイダー戦車もまた、砂漠の状況に合わせた改造が必要であった。しかし国防委員会は、同旅団が9月中旬までにエジプトに到着し、11月1日【元々のクルセイダー作戦の決行予定日】までに行動に移せるようになることを期待していた。結局、第22機甲旅団を乗せた護衛艦隊は8月15日に出航し、喜望峰を周回した後、10月2日にようやくエジプトに到着した【『The Desert Generals』によれば、下船が完了したのは10月14日?】。このため、第8軍の反攻作戦(クルセイダー作戦)の開始は11月中旬まで延期されなければならなかった。
英語版Wikipedia「22nd Armoured Brigade (United Kingdom)」



 『The Desert Generals』には、到着の遅れてしまった第22機甲旅団はエジプトに到着してからクルセイダー作戦までの4週間で訓練を完了させ、砂漠に慣れなければならなかった(そのための期間をひねり出すため、オーキンレックはクルセイダー作戦の開始を15日間遅らせた)……と書いてありますので、OCSで訓練が必要な緑色の○が付けられているわけですね(第4と第7機甲旅団は元々最初からエジプトにいた第7機甲師団の部隊であるので、ゲームが開始される時点で訓練が終わっているのです)。

 あるいはまた、この第22機甲旅団が到着して、訓練が終わるまではクルセイダー作戦を開始できなかったわけですから、当時のイギリス第8軍にとって非常に重要な部隊、戦力であったということですよね。

VASSALでOCS『Smolensk』キャンペーンソロプレイ:第1ターン後攻ソ連軍(やりなおし)終了時

 VASSALでOCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』のキャンペーンソロプレイ、やりなおしの第1ターン後攻ソ連軍終了時までプレイできました。

 といっても、前回のエントリからの差分を考えると、メインはドイツ軍側のリアクションフェイズ中の移動です。




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 ホートの戦区には予備モードのものは残っていなかったので、グデーリアンの戦区だけ。

 オルシャの南ですが、オルシャのすぐ南のヘクスをどかして鉄道線沿いにドニエプル川を渡河するという方法があり得る(黄色い矢印)のですが、その先に12-2-2なんていう歩兵師団がいるので実質その線は無理です(実際にはリアクションフェイズ中にはこの12-2-2はその北のヘクスに予備モードでいたのですが、まあこのヘクスを塞ぐのが鬼重要なので)。

 その南の方でドイツ軍部隊がいたヘクスの対岸はすべて塞がれてしまった(塞がれる予定である)ので、3方向(3つの赤い矢印)に渡る方向を選択できるヘクスに戦闘モードで徒歩移動になれるユニット(だけが1/2で攻撃できる。そうでないと1/4とか1/3)を積んでおきました。その徒歩ユニットで戦闘フェイズに攻撃し、空いた穴から予備モードになっていた装軌などのユニットが突破フェイズ中に移動するという算段です。


 モギレフ方面ですが、こちらは前回のプレイで一つ気付いたことがありました。移動フェイズをドニエプル川沿いのヘクスで始めれば、予備モードになって1ヘクス移動保障で架橋ヘクスサイドを渡り、突破フェイズ中には全移動力で移動できるのです。これが、ドニエプル川沿いでない場所で移動フェイズを始めた場合、移動力が16で1/4移動力は4とすると、装軌で架橋大河を渡るのに1+3=4移動力、自動車化で1+5の6移動力かかるため、絶対に移動フェイズ中には渡河できず、そして突破フェイズ中には4なり6なりの移動力が余計にかかってしまいます

 そこで今回、予備モードであったユニットを極力ドニエプル川沿いに置き、しかも架橋マーカーも使うし、別の場所で司令部による架橋もしてしまう(つまり架橋箇所を2ヶ所にする)という方向で考えました。それが赤い矢印の2ヶ所です。一番左下のものはホントはもう1つ右上のヘクスの方が良いのですが、モギレフに航空阻止が成功してしまっているため周辺で必要な移動力が増大しており、次善の策としてこの場所になりました。

 この考え方からすると、ドイツ軍プレイヤーターン中に突破モードになっていた第7装甲師団のユニットもできるだけドニエプル川沿いに置いた方が良かったかもです。実は第7装甲師団の戦闘モードのユニットでモギレフ南岸のヘクスを封鎖することも何度も検討したのですが、封鎖するとソ連軍がそれに対応するために12-2-2ユニットを置き捨てる他なく、それはそれでドイツ軍にとっても鬱陶しいかなと思ってやめておいたのですが、やっておいた方がよかったか。

 ただ、ここまで書いてきたやり方は、第2ターンのイニシアティブをソ連軍が取って、ソ連軍が先攻を選択したら、ハイスタックがすべて航空爆撃でDGにされることでしょう(警戒空域もないし、密集度修正があるし)。ですから本番でやるとしたらかなりのギャンブルです。ここまでお膳立てが揃っていたら、ソ連軍プレイヤーが先攻を選択する可能性は増大するでしょうしね……。

OCS:専用トラック上のSPでその複フォメ以外にも防御用のSPを入れられるか? & 厳密と融通

 以前、こういうツイートをしてました。





 ルール項目的にはここらへんです。

OCS 12.4 戦闘補給
・防御側:戦闘毎に2T
(例外:1RE以下なら1T)

OCS13.2g 専用トラック
B)同じ複数ユニットフォーメーションに所属しているユニットだけが、その積載している補給ポイントを受給できます。



 その後たえさんが念のためMMPに直接質問のメールを送られたところ、OCS副班長のChip Saltsman氏から返信が来まして、基本的には(ルールを厳密に適用するのであれば)「できない」ということだったのですが、このようなことも書かれていました。
(たえさんの出した例は、専用トラック上に1T、補給集積所に1Tがあって、複数ユニットフォーメーションの4REと複数ステップユニットの4REがあった場合、その計2Tで全8REに防御用の戦闘補給を入れてもいいか、というもの)

 もしあなたの対戦相手が非常に物分かりの良い人であった場合、あなたの例で利用可能な補給集積所上の1Tを消費するならば、あなたはその対戦相手を納得させることができるかもしれません。これは「accommodation(融通、便宜)」のカテゴリーに入るでしょう。これは、新しく増援フェイズに到着したSPを航空ユニットに整備する前にマップ上に配置したり、航空ユニットを航空基地の隣に配置したり、SPを航空基地の隣に配置したり、あるいは、プレイヤーの利便のためにSPをそのヘクスの隣に配置したりするのと同じようなものです。


 最初の文の原文は「Should you have a very reasonable opponent, you might convince them」で、より詳細に訳せば「もし万が一、あなたの対戦相手が非常に物わかりのよい人だったならば、(厳密に言えばもちろんダメなのだけども)相手はそのような使用法を見逃してくれるかもしれませんね。」という風に解釈すべきなんだろうと思いました。
(Shouldで始まる文は「もし万が一~であった場合には」という、ifで始まる文よりも可能性が低い文になります)

 「これは"accommodation"(融通、便宜、和解)のカテゴリーに入るでしょう。」という一文もそれを裏付けていると思います。

 その後の文ですが、1つ目は完全に、明らかにルール違反です(^_^; 航空整備用のSPは、増援フェイズの前にそこに置かれていなければならない。

 ただ、2つ目以降は、我々は「別にそれでいーじゃん」と思うような例ではあります(^_^; が、まあ良く考えてみればルールに完全に則っているとは確かに言えません。

 まあそこらへんも含めて、Chip Saltsman氏が言っているのは、「書かれているルール的には絶対ダメ。でも、対戦相手が、あーそれくらいいいよいいよ、って言ってくれる人なら、認めてくれることもあるかもですね。」という意味だと思われました。



 たえさんはさらに念のため、「結論的には、この問題はプレイヤー間で調整するのが妥当ということでしょうか?」と質問されました。そこで返ってきた返信が以下のものです。個人的に色々興味深かったです!

 私のおすすめは、プレイヤー間の融通を利かせることだと思います。OCS(もしくは他の)ゲームをプレイする上での哲学に迫るような質問をする方は多くはないので、私はこのやりとりを楽しく感じています。

 OCSは非常に多様なプレイが可能であると共に、非常に安定したルールへと進化してきています。しかし、そのルールもすべての状況を想定できているわけではありませんから、あなたのように厳格なルール解釈が一つの道である一方、「調和のとれたゲームプレイのためには厳格なルール解釈は必要ない」というのが別の道である場合もあるでしょう。

 私たちのゲームクラブでは、例えば、相手の戦線に穴が開いていたり、側面包囲になりやすい状況などがあれば、相手プレイヤーにその問題を引き起こす一手を指摘して、相手に状況を修正する機会を与えることを実践しています。プレイヤーの未熟さやミスにつけ込むのではなく、戦術や作戦に基づいてゲームに勝利したいものです。また、相手が常に補給コストを払い、移動コストを正確にカウントし、常に誠実にプレーすることを信頼していることも条件となります。

 このような哲学を持って、対戦相手に「今これこれの状況で、防御用の戦闘補給を入れたいんですが、専用トラックから1T、補給集積所から1Tを払ってそれを満たしちゃダメでしょうか?」と尋ねてみた場合、答としては「ああ~、それくらいいいよ」、あるいは「いや、それはルール違反だから認められない」かのどちらかではありましょう。でも我々はゲームをしているわけですから、ゲームを楽しむべきなのだと思います。そういう文脈の中で、私はプレイヤーの方々に融通を利かせることを推奨します。

 これは私自身矛盾しているように見えるかもしれませんが、私は「このオーバーランに必要な移動力が足りないんだけど、でもオーバーランしていい?」というような状況を推奨しているわけではありません。法的に正しい答えが社会的に正しい答えではない状況があるのではなかろうかと思っているわけです。(これが日本の「和」の概念に該当するかどうかはわかりませんが、私は和の争いを好むのです)。



 私は個人的にはこういう感覚にすごく共感を覚えます。私はカードゲーム(遊戯王とか)をやる時でも、「いくらでもやり直してもらってもいいよ!」という姿勢でやってましたし。

 尤も、特にカードゲームの世界には(ウォーゲームの世界にも)、こういうカジュアル勢(楽しむのが一番)と、ガチ勢(勝負が一番)の両方がいて、その傾向は割と相容れない……というのも確かなことだろうとも思っています。ガチ勢はガチ勢同士が対戦するのが一番で、カジュアル勢と対戦するとイライラしたりするようです。カジュアル勢も、ガチ勢と対戦すると心が折れたりします(>_<)

 ゲームによってもそういう差異があり、ガチ勢同士の対戦に非常に向いているウォーゲームも色々あるようです(よく知りませんけど(^_^;)。

 OCSはと言えば、私は明確に、カジュアル勢向けであろうと思っています。奇襲によるコラムシフトやダブルターンの存在、それに戦線突破しやすく(されやすく)、かなり「壊れやすい」ゲームである(それゆえに「ショック戦(電撃戦)」が再現できる)ことがその理由です。もちろん一方で、ガチ的にプレイできればそれだけ非常に面白みが増す(陽動、欺瞞、奇襲や、OODAループで相手に後手を取らせ続けることなどが非常に効果的に再現される)のも確かで、その意味でその領域に近づきたいものだと常々精進している感じです(そしてOCSのプレイには割と多人数が必要なので、プレイヤーが増えて欲しいです(^_^;)。



 この2つ目のメールについて、私のブログに書いても良いかChip Saltsman氏に尋ねたところ、このような返信が返ってきました。これもまた興味深い話でした。どこが境目になるかは人それぞれというところもあると思うので、それこそ調整が必要だろうとも思いますが……。

 たえさんに返信していた私の考えをブログに書いていただけるのは光栄なことです。たえさんの質問によって、私の中に非常に興味深い、ゲームプレイについての哲学的な疑問が沸き起こりました。 アメリカ人が言うところの「一字一句厳密に」書かれたルールを適用する、ということを無視して、プレイヤーが状況に応じた対応をしなければならないケースとはどのようなものでしょうか? 私たちはどういう時に「調和のとれた対立」のために努力すべきなのでしょうか? 私が彼に返信を書いた後、この質問はゲームプレイにおける礼節と倫理についての興味深い記事になるだろうと思いました。 どのような状況が、融通を利かせて対応する必要のあるものでしょうか?

* たえさんが言っていた状況。 大きなスタック(半分は複数ユニットフォーメーション、半分は4ステップ師団)には2Tの防御用の戦闘補給が必要です。専用トラックに1T、補給集積所に1Tあります。両方の1Tを消費することで防御用の戦闘補給を満たしていると言っていいのでしょうか? (私の見解はYESです。これは融通を利かせてよいと思われます)

* 相手は自分の戦線に大きな穴を開けてしまったり、他にもミスをしてしまったりしているが、それは相手が簡単に直すことができるものである一方、あなたはそれらのミスをついて簡単に大勝できる。 それらのミスを指摘して相手に調整させるのが正しいのでしょうか? (私の考え方としては、相手のミスで勝ちたくないというのが本音です)

* 対戦相手はある防御陣地にわずかなユニットだけを配置しています。 あなたは「戦の霧」を活用して、そこに大軍を集中させています。 あなたは相手に警告して、その地域を強化できるようにすべきでしょうか? (私の見解では、欺瞞行動を公表する必要はありません)

* 対戦相手はひどい状況をなんとか切り開くために必死の攻撃をしたのですが、防御側奇襲が起こって恐ろしいほどの大敗を喫してしまいました。 私は彼に同情して、彼に再ロールさせるべきでしょうか? (私の考えでは、ダイスの目は最終的なものですが、プレイヤーとしての価値は一回のダイスの目では測れないと考えています。しかし、もしプレイヤーが賢明でない攻撃をたくさんして戦いに負け続けるのであれば、そこから学ぶ必要があります。 ダイスロール、移動量、地形コスト、戦闘力は変更することはできません)

* 対戦相手が初めてOCSゲームをプレイしていて、数ターン後に自分が何をすべきだったかに気がつきました。 あなたは一度リセットしてもう一度やってみるべきでしょうか? (私の見解では、私たちは楽しみ、学び、システムの謎を解くためにこれらのゲームをプレイしているのです。ゲームをリセットして、どのようなムーヴがより好ましかったかを披瀝し合い、もう一度ゲームをプレイするのが良いでしょう)

* 対戦相手は見事な作戦を実行し、マップ上のあるエリアで私の軍を粉砕しました。 (私の考えでは、あなたは相手と握手をして、相手の作戦がどんなに素晴らしかったかを伝え、そこから何が学べるかを見るのが良いと思います!)

* 対戦相手は秘密裏に補給ダイスロールを行っていました。観戦していた人が、彼らが不正をしていると私に言いました。「彼らは常に高いダイス目が出ているふりをしているぞ!」と。 (私の考えでは、本当に信頼できない相手とはプレイできません。私は彼らが不正行為をしていると非難はしないかもしれませんが、私は彼らと再び喜んでプレイすることはないでしょう)

*対戦相手が、私の戦線に偵察大隊を忍び込ませ、それを重要な鉄道線の上に置いて、私の全軍を一般補給が引けない状態にし、小さな部隊でもって大きな問題を引き起こしました。 (私の考えでは、この種の問題のために予備部隊や守備隊を持っておくべきですが、このような小さなユニットから起こる結果に対しては、包囲された軍が自動的に糧食(OCS 21.10b 補給キャッシュマーカー)のターンを持つか、無視されるべきでしょう。 巻き込まれた戦力の過多でゲームを左右する結果になることは理にかなっていないと思います)

*対戦相手は心神喪失状態となり、ゲームに負けるのは時間の問題だとぶつぶつ言いながら、今すぐやめた方がいいかもしれない、プレイを終わりたいと言っています。 (私の見解としては、あなたは陣営の入れ替えを申し出るといいでしょう。これは特に、長い後退の後で形勢が逆転し、相手が攻撃的になるのを好んでいたにもかかわらず、主導権が交代しており、相手が続行することにあまり興味を示さないような場合に有効です)

これはヨーロッパやアメリカの文化的な性質なのか、それとも日本でも見られるものなのかはわかりません。

長々とした回答で申し訳ありませんでした。


VASSALでOCS『Smolensk』キャンペーンソロプレイ:第1ターン後攻ソ連軍(やりなおし)移動フェイズ終了時

 ツイッターに書いてましたが、OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』キャンペーンソロプレイを、第1ターン後攻ソ連軍からやり直していました。






 ↓移動フェイズ終了時。

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 画像右の方のヤルツェボのみならず、その対岸、それにその東方の村にも守備隊を置きました。また、スモレンスクの北に戦車師団を予備マーカー付きで置いてあり、ドイツ軍の移動に合わせて対応できるようにしました。

 画像左側の赤線で囲った3つのユニットですが、元は一番左上にいた13-3-3(3ステップ)と砲兵ユニットです。前回のソロプレイでは「ドイツ軍に包囲されてしまい、損耗に追い込まれるのが明らか」と見て撤退していたのですが、そうするとドイツ軍に進まれすぎてしまうのが問題だと感じました。そこで今回は、一番左上のヘクスには13-3-3の2ステップを残し、1ステップは分遣連隊にして1ヘクス南東へ、そしてさらにもう1ヘクス南東に砲兵を下げました(画像では戦闘モードですが、第1ターンは移動力半減なので移動モードでないと無理ですね(>_<))。

 こうすると、ドイツ軍はこの4ステップ分を包囲するのは難しく、オーバーランで取り除くにしても回数と移動力を消費してしまうでしょう。ソ連軍の守備に関して、私は最近このような「数珠つなぎ(あるいは尻尾)方式」が有効ではないかと思っています。都市ヘクスのまわりに尻尾を2つ作ったり、1ヘクス離れた障害地形に置いたユニットを結びつけつつその後ろに尻尾を複数作ったりとか。最前線に一本の戦線を張ると一部で突破されて一部が包囲されてしまいやすく、またハイスタックも単純に包囲されてしまいやすいのですが、このやり方であれば包囲に必要なリソースを増大させ、ドイツ軍に「ウゼぇ……」と思わせられるのではないかと(^_^;

 また、ソ連軍の戦術爆撃機ですが、以前はドイツ軍のハイスタックをとにかく狙うということをやってましたが、それに対抗してドイツ軍側はとにかくスタックをばらすということをやるので、そうなると航空阻止(Interdiction=鉄道妨害:TrainBusting)をドイツ軍が進撃したそうな場所を狙ってやるのが良いだろうと思います。画像では今回狙った場所すべてにInterdictionマーカーを置いてみましたが、実際に成功したのはモギレフヘクスに対してのもののみでした(しかし、この成功はだいぶイヤらしいとも思われ……)。




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 こちらは、よりドイツ軍の進撃路を邪魔し(大して増やせてませんが……)、クルィチャウ(Krichev)周辺を守るようにしました。一方で、前回はロスラウリ(Roslavl)方面へ回していた部隊がここにとどまっている面があります。


VASSALでOCS『Smolensk』キャンペーンソロプレイ:第2ターン先攻ドイツ軍移動フェイズ終了時

 VASSALでのOCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』キャンペーンソロプレイ、第2ターン先攻ドイツ軍の移動フェイズ終了時までプレイできました。



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 ホートの戦区では、前のターンにソ連軍がヤルツェボ(画像右端)への進路を塞ぐべく配慮したにもかかわらず、やはりヤルツェボに向かうのが一番得策であるようだと判断して東進する準備をしています。予備モードで1/4移動力で行ける範囲がちょうど一般補給が届く範囲でもあったので、その辺りで予備モードになっており、突破フェイズ中に(2)-1-2を吹き飛ばしてヤルツェボへ向かうつもりです。

 エクステンダーは、次のターンにトラックエクステンダーをどこかいい場所に作れればなぁ、と。

 今回のように第1ターンが上手くいっていれば……の条件付きではありますが、こうしてみると史実通りヤルツェボへ向かうのが一番の得策である気がしますね~。





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 グデーリアンの戦区です。オルシャの南ではソ連軍側が小憎らしいほどうまく邪魔なように部隊を置いて航空阻止もしており、ドイツ軍側としては敵部隊を吹っ飛ばして(ただしあまり成功率が高くない)既存の橋梁を確保するか、あるいは攻撃はまったくせずに橋梁マーカーを渡って進撃だけするかでかなり悩んだんですが、結局後者を選択しました。

 モギレフ方面では、モギレフの北西方向へ延びる二級道路上に置いてある10-0司令部でもって、南西方向の盤端に対しても燃料を入れられることが分かったので、もう一個最初からあった10-0司令部をドニエプル川沿いに置いて架橋することにしてみました(しかし後で司令部が足りなくなるかもしれないので、その時はまた置き直しするということで(^_^;)。

 すでに輸送ワゴンを5つ、架橋ポイントに集めてあり、次のターンにはドニエプル川東岸にワゴンエクステンダーを作るつもりです。

 予備モードにして移動フェイズ中にドニエプル川を渡れるユニットはごくわずかで、多くは予備モードでまだ西岸にとどまり、突破フェイズ中に架橋されたところから渡っていって進撃する予定です。


 画像ではものすごいハイスタックになっているように見えますが、スタック制限は遵守しております(^_^;


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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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