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OCS『Sicily II』:爆撃機の航続距離について

 何度も遠い所から尼崎会に来ていただいてます富山のKさんから、↓のようなコメントを戴きました。

漫然とOCSのユニットなど眺めていて気になった点です。ブログで取り上げて頂き御見解を頂けましたら幸いです。
「SicilyII」で登場するSM.84の航続距離「324」は過大なのでは?
ウィキペディアで見たところ、SM.84は航続距離1830km、B-24のD型で3700km(ユニットは314)でした。スペックだけでは測れない何かがあるのでしょうか。



 というわけで、ユニットを見てみました。

unit00412.jpg
unit00413.jpg

 左上の2ユニットは『DAK-II』からで、それ以外は『Sicily II』からです。

 ただ、『DAK-II』は1ヘクス5マイル(約8km)なのに対して、『Sicily II』は1ヘクス3.5マイルと、1.43:1の比率になっているので、航続距離は『DAK-II』→『Sicily II』の時に1.43倍する必要があります。SM.82の航続距離は『DAK-II』→『Sicily II』でちょうど1.43倍くらいになっています。ですからSM.79の航続距離も揃えて考えるなら、118×1.43で169辺りになります。


 とりあえずWikipediaによってカタログスペックを見てみますと……。

SM.79……1,900 km              SM.82……2,100 km  SM.84……1,830 km
B-17……2,832km  B-24D……3,700 km B-25……2,437km  B-26……4,590km


 これを、Wikipeidaの航続距離(km)÷『Sicily II』の航続距離(ヘクス)して並べてみます。数字が小さいほどゲームでは(過)大評価されていることになります。

SM.79……11.24             SM.82……7.89  SM.84……5.65
B-17……9.90  B-24D……11.78  B-25……12.63  B-26……29.24

 うーん。これを見ていると、この数字が大体10前後の数字になるのが平均なのでしょうか。そうだとすると、確かにSM.84は過大評価されているように見えますが、一方でB-26はえらい過小評価されていることになりそうです(^_^;

 尤も、『Sicily II』でB-26の航続距離が短いのは、シチリア戦役の時にはスペックが発揮できなかった何らかの要因があったからだ、ということは考えやすいです。

 一方、SM.84の航続距離が長いのは

1.増槽を付けていた
2.機内に燃料タンクを増設していた
3.空中給油していた

 とかとか……?

 あるいはゲーム的処理としてそれだけの航続距離を与えることによって表現したい何かがあったという可能性もあります。思いつくものとしては、ヘクスマップ外ボックスで最も遠いサルディニアボックスから「航続距離の半分で往復」を可能にするため……というのがあるのですが、どうもSM.82の航続距離266でもそれはできそうな感じで、SM.84の324ないとダメということもなさそう……(^_^;


 OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』では、ソ連軍の航空ユニットの航続距離が通常の半分にされていますが、その理由についてルールブックにはこう書かれています。

デザインノート:ソ連軍の航空機は期待されていたよりも航続距離が短くなってしまっていました。このマップ1枚という限られた戦役を扱うゲームにおいては、航続距離を半分にするのが簡単な方法でした(OCS 21.4 もこの低く設定された航続距離でうまく機能します)。


 こういう感じの、何らかの理由があるのでしょうか。あるいはまた、単なるミスや誤解という可能性もあるかもですが……(^_^;




 もう一つ、富山のKさんから頂いていた件が↓です。

「KOREA」のシナリオ5.3と5.4でC56.12に初期配置される2 Inf Div (23Inf Rgt,Divarty Rgt)は、シナリオ開始前の表のプレーヤーターンで増援として海上輸送されたはずで、つまりは移動モードで配置され予備マーカーは置けないことになるのでは?
特別ルールにないと言ってしまえばそれまでかもですが、鉄の信念で半島統一を目指すコミュニストプレーヤーが、もしいるとすれば、納得しなさそうです。


 詳しく書きますと、シナリオ5.3では(5.4は違う?)特別ルールによって最初のターン(8月5日ターン)は共産軍による第2プレイヤーターン(後攻)から始まることになっており、アメリカ軍の2 Inf Div (23Inf Rgt,Divarty Rgt)は8月5日ターンの増援なのです。でもって、国連軍の増援はすべて「日本ボックス」に到着することになっており、それを移動フェイズ中に海上輸送(到着した港湾で停止)しなければ釜山には来られないので、第2プレイヤーターン開始の時点では「移動モード」確定で、しかも「予備モード」にはなれないのではないですか、ということですね……?

 まあ確かに仰る通りだと思います(^_^; が、OCS(The Gamers?)はそういう細かいところは割と無視する感があるので、「両軍プレイヤーの合意によって、そこらへんは修正しても良い」ということにすれば良いのではないかと……(と、無難な答を(*^_^*))。

 まあ確かに、バランス的にはシナリオ上史実で負けている北朝鮮軍に厳しいでしょうから、少しでも北朝鮮軍に有利なようにというのは緊迫感を増す意味で良いような気がしますね~。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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