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『Rommel's North Africa Campaign』の抄訳がコマンド記事になってました

 北アフリカ戦の資料収集ということで、『Rommel's North Africa Campaign』を読んでいってます。





 以前、東部戦線同盟軍洋書とイタリア軍洋書を入手しました (2017/12/07) で書いてましたように、斜め読みと精読(和訳して蒐集)とのメリハリを付けるのが良い感じです。

 進度としてはようやくエル・アラメインのところまで来まして、この本はエル・アラメインまでを扱っているのでほぼ終盤なんですが、読んでいるうちに「ん? この内容は以前にどこかで読んだことがあるぞ?」というのが割と連続している気がしてきました。

 「コマンドの記事だったかなぁ」という気がしてきたのでチェックしてみると、ありました! コマンドマガジン16号に連続で載っていた?「ロンメル戦記⑤ エル・アラメインの戦い」「アラム・ハルファ峠の戦い」「アラメイン-神話の崩壊」という記事です。


 詳しく見てみると、『Rommel's North Africa Campaign』のエル・アラメイン戦を扱った第5章(P187~229)がまるまる訳されているようです。ところが私は、P217まで読み進めてようやくこの件に気付きました(^_^; 「えっ……? 気付くの遅すぎ」 それが早めに分かっていれば、わざわざ英文を読まなくても和訳で読めば済んだのに……。

 と思ったのですが、さらに良く良くチェックしてみると、コマンド記事の方はところどころ文が抜けていて、いわば抄訳になっているようでした。ということは、やはり本文の方を読んで資料を蒐集すべきだということですね……。


 コマンド16号に「ロンメル戦記⑤」とあるからには、それ以前の号にはその前の『Rommel's North Africa Campaign』が載っているのかも……。コマンド15号は持っているのですが、その中の北アフリカ戦記事の中には、これまた今回初めて気付いたことながら、「北アフリカ戦の兵器と戦術」というのがあるのですが、その著者名が「by Jack Greene(Rommel's North Africa Campaign)」と書かれていました。まったく見逃していた……!?(^_^;

 これは『Rommel's North Africa Campaign』の本文が終わった後にあるコラム「Tanks」(P230~240)の和訳であるようですが、これも抄訳であるようで、最初のページから始まる長い引用文が入ってないようです。(コマンド15号には『Rommel's North Africa Campaign』本文の記事はありませんでした)

 まあしかし、私は兵器自体にはそれほどは興味が強くないので、抄訳とはいえ和訳で読めてラッキーというべきでしょう。『Rommel's North Africa Campaign』にはその後に、砲兵に関する非常に短いコラム(表の方がメイン)と、MC202とMe-109とハリケーンの比較という1ページちょいほどのコラムがあるのですが、そちらは自力で読んでみようと思います。OCSではハリケーンIIが爆撃力12とかあって超絶ありがたいんですが、そこらへんどうなんでしょうね。


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OCS『DAK-II』ブレヴィティ作戦シナリオ研究

 1月8日のカブト会に行ってきました。『田原坂』をプレイさせてもらったり、他の方々のプレイの様子を見せてもらったりしながら、OCS『DAK-II』のブレヴィティ作戦シナリオの研究をしました。

 ちなみに、プレイされていたゲームは(『田原坂』以外は)シモニッチ×3(ダイナモ、オランダ×2)と、MMP×2(ASLとOCS)となかなかに偏っているなぁと思いましたがしかし、むしろそこらへんこそがいいものだということに収束してきている?(その中にOCSを含めようと必死であるということはひみ……バキッ!!☆/(x_x))


 ↓セットアップ

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 参加兵力も少なく、わずか3日(つまりOCSにおける1ターン)で挫折した攻勢ということなので非常に小規模でした。もしかしたら入門用に良い……? とも思いましたが、『DAK-II』は特別ルールの量が多いですから、まああくまでも『DAK-II』入門用に良いということでしょうね。

 枢軸軍側は緑色のユニットがイタリア軍で、アリエテ戦車師団の中の第8ベルサリエリ連隊が5-4-3と優秀。ドイツ軍(灰色)とドイツ空軍(青色)はARが5だったり4だったりしてますが、よく見るとARが緑色の○で囲まれています。この頃のドイツ軍はまだ砂漠の戦いに慣れておらず、訓練も不足していたということで、1941年10月まではAR5と4のユニットはARが-1されています。クルセイダー作戦の頃(41年11月)にはこの制限はなしになります。

 英連邦軍もAR4のユニットばかりが上に見えていますが、下にあるマチルダIIのユニットなんかは6-2-3という驚きの弱さと遅さです。


 ↓係争地の地形

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 ソルームが海岸沿いにあってその南東方向に崖ヘクスサイドが連続しており(通行不能。200mの高低差があったそうです)、途中にそれを行き来できる曲がりくねったハルファヤ峠があります。ソルームの西方向にも崖を登ることができる道があり、カプッツォ砦へと繋がって、その先にはポイント208という丘陵が(他の資料で言うハフィド高地?)。

 史実では英連邦軍は、一部の部隊でハルファヤ峠を押さえると共に、別の部隊でカプッツォ砦を攻め、どうもその北西のシディ・アゼイズにまで進出したっぽいです。

 ゲーム上どうしようかと考えてみたのですが、ソルームもカプッツォ砦も南東方向から攻めれば平地扱い(砦(fort)と言いつつ何の地形効果もなし)ですから、その方向から攻めようかと。ただ、通常の戦闘フェイズに攻撃をするやり方でいくと、リアクションフェイズ中にものすごい邪魔されまくるのが見えるので、移動フェイズ中にオーバーランを使用して進撃するやり方でやってみました。


 ↓連合軍移動フェイズ終了時。

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 攻撃はすべて成功し、ソルームとカプッツォ砦にいた2ユニットを壊滅させました(史実では退却してたみたいです)。イギリス国旗のユニットは「猛将ゴット」と「ジョック・キャンプベル」の指揮官マーカーで、死傷チェックを受ける代わりにARを+1でき、また予備マーカーなしでも1D6で(記されている数値である)3以下を出せば動けます。今回両者ともARを+1させました。

 ただ、攻勢発起点の補給集積所には砲兵が2ユニット置いてあるだけです(つまり2戦力)。後で確認したら、メルサ・マトルーに配置されている訓練中の第7オーストラリア師団の2個旅団(『DAK-II』では旅団は2ステップなのでつまり4ステップとなる)を持ってこられるようでしたが。


 ↓リアクションフェイズ終了時

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 枢軸軍側のリアクションフェイズですが、史実では翌日(5/16)に回り込んで側面に攻撃を加えたらしいので、そのように機動してみました。予備マーカーを置いていた分もありますが、「KG(カンプフグルッペ)」とあるマーカーが乗っていれば1D6で数値(4)以下を出せば動けるため、予備マーカーで戦力半減の危険を冒すことなく柔軟に動けました。今回はセットアップの時点で戦闘モードで置いていたので移動はここまでで側面を脅かすだけになりましたが、移動モードにしてあったとしたら英連邦軍の補給集積所を攻撃することもできたでしょう。


 ↓連合軍突破フェイズ終了時。

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 史実では、側面へ攻撃を加えられ予想外のことに狼狽したこの攻勢の指揮官である猛将ゴットが弱気になり、その翌日(5/17)に攻勢の中止を決定、全体と後方を指揮していた第13軍団長ベレスフォード=ピアース将軍による留まれという命令を無視してぎりぎりのタイミングで退却したそうです。

 ゲーム上では指揮官マーカーが乗っていれば予備マーカーなしでも動ける可能性がありますから、ダイスを振ってみました。猛将ゴットは動けたのでカプッツォ砦を放棄して補給集積所まで下がってみました。ジョック・キャンプベルは動けなかったのでそのまま。ハルファヤ峠の海岸側に退却したかったですが……。

 史実では、5月22日(シナリオ上では第3ターン)にロンメルがハルファヤ峠への攻撃準備を命令し、5月27日(シナリオ上では第4ターンで、このターンでシナリオが終了する)にハルファヤ峠はドイツ軍の手に帰し、ここに88mm砲が置かれました。勝利条件的には、ハルファヤ峠を挟む2ヘクスと、ソルーム、カプッツォ砦の全4ヘクスを支配している側が勝利です(どちらも満たしていない場合は引き分け)。


 史実ではわずか3日の間に情勢が変転しまくってますから、ゲーム上では再現できないレベルかなと思っていたのですが、予想以上に再現できるのでびっくりしました。OCSには珍しく、指揮官マーカーやカンプフグルッペマーカーがあるのは伊達ではないですね……。

 他の『DAK-II』のスモールシナリオも研究・練習していきたいと思います。


OCS『Tunisia II』の最初の5ターンに連合軍がすべきこと

 この土曜日、尼崎会の続きだったのですが、ワニミさんが前日寝られず、体調最悪ということで早めにお開きに(*^_^*)


 前回の連合軍の危機は、アメリカ第1機甲師団の3ユニットが全滅を免れない+α……以外はとりあえず何とかなりそうでした。が、やはり予備を確保しておくこと、それから連合軍は南部に手を出す前に絶対に中央部を手当てするべきで、それをせずにいるのは自殺行為だと身を以て学びました。その他もろもろ、今回学んだこと多かったです。


 それから、ワニミさんが「枢軸軍は何でもできるがゆえに却ってつらい」とのことで、それじゃあ今度は『Sicily II』で私が枢軸軍を持って、ワニミさんが連合軍、そんでもって他の方も来られるならアメリカ軍とイギリス軍を分けてどちらかをやってもらうという方式でやっていこうという話になりました。


 というわけで今回の『Tunisia II』キャンペーンは畳んでしまったのですが、その後時間があったので、再度『Tunisia II』をセットアップし直して、「最初の5ターンに連合軍はどうすべきなのか」を考えてみました。

 考察の結果、第1ターンの攻勢は「自軍の安全を確保しながら殴る」のはやっぱり無理だと思いました。となれば、「自軍の安全は無視して殴る」しかない。そんでもって、その後の増援を再確認してみたところ、↓のようだったので……(15日の分の増援はすでにマップ上に置いてあり、19日ターン、22日ターン、26日ターンの増援を置いてある。29日ターンは増援ほぼなしで、翌月から泥濘)。

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 質(AR)的には大したことないのですが、量的にはまあまあなのではないでしょうか。枢軸軍もある程度増援が来るはずですが、質は高いけども量的には連合軍が勝っていることでしょう。これらの部隊を、出てきたやつを片っ端から投げつけて(ただし、うまいこと相手に脅威を感じさせないとダメですが)、量的飽和を狙う……? ただしSP的にもギリギリもいいところなので、戦闘をせずになるっべく機動だけで上回りたいところですし、そういう意味でも非常に巧くプレイしなければならないだろうとも思います(ただし、史実で撃退されているのだし、最終的に撃退されてもOKで)。


 つらいのは増援として出てくる場所から、前線までがむちゃくちゃ遠いということで……↓

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 赤い矢印の線を駆け抜けなければなりません。一級道路で、自動車化は1/3移動力でOKなのですが、装軌と徒歩は1/2です。

 まあある意味単純な問題であって、前線における難易度よりは簡単な話ではありますけども……。


OCS『Tunisia II』キャンペーン第7~11ターン

 1月4日に尼崎会(拙宅)にこかどさんも来られて、OCS『Tunisia II』キャンペーンの第7~11ターンをプレイできました。


 こかどさんにアドバイスをもらいながらプレイしていたのですが……。

 ↓第9ターン(1942年12月12日ターン)の先攻(連合軍)ターン終了時。

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 北岸の赤い○のところにいた枢軸軍部隊を、私は「放っておこうかな……」と思っていたのですが、こかどさんが「いや、潰すべきでしょう」と仰り……。また、内陸(画像右下)の赤い○のところにいた枢軸軍2ユニットを、私は「攻撃するのは無謀では」と思っていたのですが、こかどさんが「いや、いけるいける」と仰り……。

 まあとりあえず仰るとおりにしてみようということでやりましたら、両方とも大成功しまして……(私の振ったダイス目が珍しく良いものばかりだったというのもあるのですが)。

 他にもなんか色々なところで、私はまだまだだなぁというか、こかどさんやワニミさんはすごいなぁと思い知りました。


 特に北岸のものは、私の考えていた通りに放っておいたらずーーっと戦力やSPを無駄にし続けたでしょうね……。また、こういう「敵中孤立」した部隊の迎撃範囲(10ヘクス)内に戦闘機を置いておくことの重要性もさっぱり理解していませんでした(空輸や、リアクションでの砲爆撃を阻止できる)。


 さらに、その後またワニミさんに大突破を食らって補給切れ状態になりまくりまして……

 ↓第11ターン(12月19日ターン)の終了時。

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 丸く囲った部分に一般補給が引けなくなっています(補給切れマーカーを置いてないやつは、SPを食わせているものです)。

 「前のめり過ぎではないか」ということは初期にワニミさんにも、今回終わりにこかどさんにも言われたのですが、「史実で攻勢側である」とか「連合軍側が慎重にやると枢軸軍側はむしろどうにもならない」ということに頭が引っぱられて、「別にぼこぼこにやられてもよいので、攻勢的であるべきだろう」と思っていたのはあります。

 ただ、もっと良く考えてみると、史実に倣っても最初の5ターンはもっともっと攻勢的であるべきで、6ターン目からはもっともっと防備に気を遣って良かったなと思いました。ところが逆に私は、最初の5ターンを大して何もせず、6ターン目から攻勢的にやっていたと言えます。

 あとこかどさんに言われたのは、「松浦さんは予め部隊を置いておきたがる傾向があるけど、敵がどこに行くか確定してから、予備にしておいた部隊をそこに向ければいいじゃないか」ということ。確かにその傾向はあるなと思いました。

 ので、昔から思っていたことではあるのですが、例えばまず予備マーカーの4~6割とかを「必ず後方予備用に使う」ことを自分に課すことを絶対やった方がいいなと。

 あと、「専用トラックを満載状態で抱えているから敵中孤立しても安全だよね」策を前回からもある程度やっていたのですが、全然ダメですね。この策は捨てた方がいい……。


OCSの新作『Smolensk: Barbarossa Derailed』はグランツの書名から

 OCSの新作、『Smolensk: Barbarossa Derailed』のプレオーダーが開始されていたことは、以前OCS『Smolensk』のプレオーダーが開始されていました (2017/08/15) で書いてました。

 そのタイトルの中の「derail」というのは「脱線する、狂わせる、頓挫させる」というような意味であるというのを調べていたのですが、「ほー……?」とよく分からないでいました。

 そいでもって、ちょっと前に大木毅さんの戦史エッセイ集を読み直していて、その3『錆びた戦機』にスモレンスク戦の再評価の記事(独ソ戦はスモレンスク戦の時点ですでに頓挫が始まっていたという新説)で、「グランツも同様の意見の本を書き始めている」とあったのを見ていたのですが、詳しく調べるところまでしていませんでした。


 ところが今日、Amazonを見ていたらまさに『Barbarossa Derailed』というグランツの本があるのを見つけて、「ああ、これのことかぁ!」とすべてが繋がりました(^_^; 大木毅さんの記事を見直してみたら、『脱線したバルバロッサ』という書名がちゃんと書かれていたのですが、全然繋がってませんでした。そいでまた、OCSのゲーム名はこの書名から取られているわけですね。

 スターリングラード三部作を全5冊で出した(→グランツのスターリングラード三部作(の一部)などを購入・注文しました (2017/04/23))グランツ氏らしく、この本も全4巻で、「一次資料や戦闘序列などを多数収録しており、しかも第4巻は戦況図だけで構成」(前掲書P40)だそうです。

 




 他のOCSのゲーム名でも、『Enemy at the Gates』と『The Blitzkrieg Legend』は以下の書名を元にしていると思います。前者はスターリングラード戦を何百人もの生存者にインタビューして書かれた本らしいですが、実在の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフを主人公にしてフィクション化された映画のタイトルにもなっています。後者は大木毅さんによる和訳があり、私も大変興味深く読みました。







 他のゲーム名も調べてみると、『Reluctant Enemies』はこれ?





 『Beyond the Rhine』はある程度一般的に使われそうな言葉ですが、以下の本などがあったみたいです。





 『Guderian's Blitzkrieg』、『Hube's Pocket』、『Baltic Gap』なんかも書名にあるかもと思いましたが、ぱっと検索した限りでは見つかりませんでした。


OCS『Tunisia II』キャンペーン第2~6ターン

 1月2日に尼崎会で、OCS『Tunisia II』キャンペーン第2~6ターンをプレイできました。


 前回は↓こちら。

OCS『Tunisia II』キャンペーン第1ターン (2018/01/01)


 私が連合軍を希望していたのは、「どちらの陣営をやってもボコボコにやられるだろうから、回復力のある連合軍をプレイした方が良いだろう」という事前の観測もあってのことだったのですが……。

 想定&過去の記録を上回るほどにボコボコにやられました(T_T)


 ↓第5ターン(1942年11月29日ターン)の先攻(枢軸軍ターン)終了時。

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 赤い矢印のように進撃され、黒い線のように片翼包囲でポケットが……。

 OCSやり始めの頃に、『TUNISIA』枢軸最大限進出!? (2014/07/05) という風にやられたことがありましたが、その時の線が今回緑色の線で示したやつですから、それを遙かに超えています(>_<)

 ただ、2014年にやられた時には包囲された部隊がマジで死ぬしかなかったのですが、今回は被包囲の部隊はSPが補給集積所や海上輸送で潤沢にあり、ワニミさんの海岸沿いに進出されたスタック(航空基地があり、増援やSPが毎ターン届けられる……)以外はその後除去されたり下がったりで、やや戦線は安定して、12月の泥濘期を迎えました。

 「抜かれる」にしても、まだマシな程度に、自軍の航空基地や港湾を保持できるようになったということか……(喜ぶべきか、悲しむべきか……)。

 

 ↓第6ターン(12月1日ターン)終了時。

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 私は補充と空戦のダイス目が良く、回復しまくりの敵戦闘機落としまくりです。一方、ワニミさんは航空爆撃のダイス目が良く、私はそれで2ステップも除去されました(>_<)

 12月と1月は半分の確率で泥濘(陸上ユニットは全く動けず、戦闘もできない)になるので、この後しばらくはお互いに大規模な作戦はできずに態勢を整えるのに終始するのではないかと思います。

 最初の5ターンは初期配置に縛られたプレイでしたが、今後の動きはまさに「自分がどうするか」によってプレイが変わってくるので、ここからがキャンペーン級の醍醐味ということになるのではないかと。史実では2月14日からカセリーヌ峠の戦いが始まったということなので、やはり2月からが本番でしょうか。あるいは、それまでにいくらか波乱があるか……。


補給集積と兵站状況の重要性について:『カセリーヌ峠の戦い1943』から

 『TUNISIA II』のキャンペーンを新たに始めたので、以前読んだ『カセリーヌ峠の戦い1943』に目を通していたら、色々と補給集積や兵站状況についての記述があったので、書き出してみようと思います。





 まず、緒戦の1942年の11月から12月にかけて、兵站の問題でアメリカ軍は第1機甲師団の一部しか前線に投入できなかった件について。

 第1機甲師団は3個の戦闘団(コンバット・コマンド)を有し、それらは任務に応じて師団固有の諸大隊を編合したものであった。11月から12月にかけての段階では、B戦闘団だけが投入された。遠く離れたアルジェリアの策源からでは、1個戦闘団の支援が限界であった。
『カセリーヌ峠の戦い1943』P25




 次に、カセリーヌ峠の戦いの前の時点で、その戦場に展開していた米軍に追加の兵力を送ることができなかった原因が、兵站線の貧弱な状況にあったことについて。

 フランス軍は、なぜモロッコでぶらぶらしている米第2機甲師団をチュニジアに移転させないのか指弾した。しかし、当時のこの戦域の弱体な兵站能力では自ずと展開できる兵力に限界があった。テベサへの鉄道は現状の第2軍団が必要とする補給日量の三分の一しかまかなえなかったので、のこりはトラック輸送に頼らざるをえなかった。トラック輸送隊も数ヶ月に及ぶ酷使でトラックを損耗しきっており、米国からの新品トラックの到着は早くても2月半ばまで待たなければならなかった。この兵站能力の限界こそが、中部チュニジアに展開する米軍の規模を制限した、主たる要因だったのである。
『カセリーヌ峠の戦い1943』P29




 ただ、ここらへんのことはゲームで言うところの一般補給の話ですから、OCS上では一般補給は鉄道線で無限に供給できるので、何も再現されずにどれだけでも前線にユニットを置いておけます(爆)。伝説の『Campaign for North Africa』ならここらへんも再現されるのかもですが……。


 あと、補給集積に関して。マレトラインに対する、モントゴメリーの集積の必要性についてです。

 モントゴメリーの英第8軍にリビアを追われてこのかた、ロンメル軍はマレト防衛線沿いに防備を固めていた。この戦線の状況は比較的に穏やかであった。英軍は補給切れをきたしており、兵站線の再整備に時間を必要としていた。ドイツ軍工兵がトリポリの港湾施設を破壊してきたのが功を奏したのであり、新たな攻勢に備えてモントゴメリーが補給物資の集積を終えるには数週間が必要と思われた。
『カセリーヌ峠の戦い1943』P32



 「攻勢には補給集積が必要」という書き方にばっちりなっていますね。『TUNISIA II』上でどうなっているか分かりませんが……。


OCS『Tunisia II』キャンペーン第1ターン

 大晦日の尼崎会は、ワニミさんが咳が出るということでなしにしましたが、元日にOCS『Tunisia II』キャンペーンの第1ターンをプレイできました。私が希望して連合軍です。


 ↓セットアップ

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『Tunisia(1)』と比べると、特に赤い○で囲ったユニットが追加されていることが目に付きます。一番右のはドイツ空軍で、他の3つは連合軍です。青いのが1週間前?に連合軍側についたフランス軍で、緑はアメリカ軍の空挺部隊が降りたところらしく、左右の航空基地はまだ枢軸軍の所有ということになっています(ので、攻撃可能ユニットで踏まないと枢軸軍側が航空輸送でユニットやSPを降ろせてしまうのです)。

 
 ↓『Tunisia(1)』のセットアップ(『TUNISIA』キャンペーンの最初の5ターン (2014/02/02)から)

CIMG0321.jpg


 それ以外にも色々『Tunisia(1)』の時からユニット構成が変わっているようでした。航空ユニットが多くなっている感じだったり。



 ↓チュニス周辺。赤い線が両軍の前線です。

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 ↓インスタ映えを目指した写真。

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 ↓第1ターン終了時。

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 南半分では対抗する枢軸軍ユニットがほぼないため前進してますが、北岸では全然進めてません。

 

 ↓チュニス周辺

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 『Tunisia(1)』の時にはいくらか進撃していたと思うのですが、最近慎重になってしまっているのか、進撃に使えるユニットが以前より減っているか、全然進撃できず。そのままとどまって赤い○のところにいた4-3-6のフランス軍機械化旅団ユニットが吹き飛ばされていまいました(T_T)


 今後も体調や事情が許せば、年始中プレイしていくつもりです。


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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

 ブログで書いた物のうち、

 OCS関係の記事は

「OCSの物置2」



 戦史物の記事は

「戦史物の物置」


 で、アクセスしやすいようにカテゴリ毎にまとめてありますのでそちらもどうぞ。

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