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ミドルアース大阪で『TUNISIA』インスト

 ミドルアース大阪へ行ってきました。

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 この日は数えてみると20人ほどの人が来てました。最近来始めた方がすでに常連さんになっている感がありますし、新たにちょっと見に来られたという方もいました。

 ミドルアース大阪では、会員がアイテム(自分がやりたいやつなので、興味持って欲しいという様な意味でも)を開陳して……ということをやっているのですが、色々出されてました。

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 一番手前がOCSの新作、『Reluctant Enemies』です。

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 こかどさんから受け取る予定ではあったのですが、ようやく受け取れました。

 で、この日は『GB2』や『Reluctant Enemies』に興味があるという新人さんのケイさんという方に、『TUNISIA』のカセリーヌ峠シナリオをインストプレイしました。ケイさんはルールは少し見ただけということであったので、基本的なことから説明していきました。こかどさんや鉄人デグさんも途中から入って下さいました。

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 ↑第1ターンの第1プレイヤーである枢軸軍ターンの終了時。かなり一掃できてまして、びっくりしました。

 連合軍ターンになって、ファイド峠に残っている連合軍部隊をどう動かすかを話し合っていたのですが、色々意見が出ました。

1.見捨てる。
2.燃料を供給して脱出させる。
3.燃料を供給して枢軸軍後方へのいやがらせに使う。

 1と2でも程度の問題がありまして、歩兵を犠牲にして装甲・機械化、それに砲兵ももちろん救うというのから、砲兵(1ユニットの砲兵力が6とかの)は見捨てるのとか。

 で、3に関しては私にはどうにも有望そうに見えたのですが、こかどさんらは「ない」と仰っていて、というのは「シナリオ上ではありに見えるかもしれないが、キャンペーンにおいては相手の行動を少し遅らせることになっても、自分がユニットを失うことになって、長い目で見ると損をすることになる。なのにシナリオでそういう癖を付けるのはよくない」とのことで、ある程度納得しました。

 ただまあ、そういう行動が「常に、絶対にない」わけではなくてある程度有効だったり、あるいは必要だったりする時もあるのでしょうし、また防御側にしても「ない」と思っていて側面がら空きとか、そういうのはおかしいでしょうけども、「キャンペーンの視点で」というのは有効であるように思いました。

 今回は連合軍の防御の研究や、その後の枢軸軍の突破の研究もできて、その点でも非常に面白かったです。


 ケイさんや鉄人デグさん(それから今回来られていたパルヴァティさん)とも今後もできればOCSが出来ればということで色々話してまして、私は今後『Enemy at the Gates』に手を付けてみようと思うので、尼崎の自宅で出しっぱなしでできますよ、ということと、あとケイさんに『Baltic Gap』をお貸しするということになりました。

 あと、最近得た知見でもって『The Blitzkrieg Legend』の再度のプレイもしたいとも思うのですが、ここんとこ、ネトゲの『Blade&Soul』というヤツにもハマってまして……しかもそれで右手が腱鞘炎になりそうな……(^_^;
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新たなナポレオン関係洋書をポチってしまいました

 先日、古本屋に入ってたまたまあった『歴史群像』2冊がそれぞれ108円で、持ってない号であったので買ってみたのですが……。

 そのうちの111号(2012年2月号)のカラーページに有坂純さんの「アウステルリッツのナポレオン」という記事があり、読んでみました。



 この記事は何冊かの本からの見解が散りばめられていたんですが、中でもオーウェン・コネリーという人の『Blundering to Glory: Napoleon's Military Campaigns』(『栄光への模索』と訳されてますが、『大失敗を栄光へと』という感じの方がいいのでは、と思ったり)という本の見解が、非常に興味を引きました。




 曰く、ナポレオンの能力は(良く言われているように)「天才的な計画性」にあるのではまったくなく、自分のミスが発覚した時にそれを修正して勝利するために常人には不可能なほどの努力をつぎ込み、最終的に勝利してしまうことにあるのだ、と。そしてその勝利を喧伝する時にナポレオンは、「あらかじめ自分の立てた計画通りにすべてが運んだのだ」と宣伝し、そのイメージが定着することになった……。ウルムでもアウステルリッツでも、ナポレオンは見通しを誤っていたにも関わらず、そのミスを知った時にそれを修正して大勝利を掴んでしまったのだよおおおん……。

 私は思想的に、批判的合理主義(絶対に正しい考え、などというものはあり得ず、仮説を反証に晒し、修正していくことが重要なのだ)とか、漸進的社会工学(計画に基づいて社会をうまく運ぶことはできず、各分野での社会実験の結果を少しずつフィードバックしていくことによってよりよい社会システムへと漸進的に進むべきなのだ)とかってことを言ったK・R・ポパーの考え方が大好きで、そういう意味では(今回気付いたことながら)「計画通りに勝ってしまうナポレオン」像というのは好きではなかったと思われ、それに対して「ミスして、それを恐るべき努力を傾けて修正して大勝してしまうナポレオン」像というのは非常に強い興味をそそられました。

 で、この本を購入しようかどうか、迷ったのですが……。先日スマホを更新しまして、ようやくすいすい動くAndroid機になってKindle本も読めるようにはなっていたので、Kindleだと2500円、ペーパーバックで3800円ということで、どうしたものかと悩む……。

 この本の地図はダメダメ、と書評にあったし、ちょっと前にKindle版を購入していた『Iron Hulls, Iron Hearts: Mussolini's Elite Armoured Divisions in North Africa』がある程度Kindle上で読めてもいるので、Kindleでも良いかもとも思ったのですが……。しかし、電子書籍はどうしても一覧性に欠け、一読して終わりの本ならば良いかもですが、何度も何度もひもとくのであればやはり紙の本が良いのではないかと……。

 しかもこの本の場合、Amazonの日本の倉庫に1点在庫があって数日で届くようであったので、ペーパーバック版を注文してしまいました(^_^;

 届くのが超絶遅れていたブリュッヒャーの新しい伝記本である『Blücher : Scourge of Napoleon』もようやく届き、イタリア軍の戦車師団についての本である『Iron Hulls, Iron Hearts: Mussolini's Elite Armoured Divisions in North Africa』も積ん読になっていたのですが、後者は特にちょっと力を入れて読んでいけたらと思ってます。『Blundering to Glory: Napoleon's Military Campaigns』もかなり面白そうなので、読みたいですし……。

OCSの守り方など教わりました

 先日のミドルアース大阪なんですが、私は『TUNISIA』キャンペーンの最初のドイツ軍の守備が特に分からないので、そこらへん教えてもらうべくシナリオ1「チュニスへの道」をセットアップ、こかどさんにプレイしてもらい、色々聞いてみました。

 で、大変勉強になりました(こかどさん、ありがとうございます!)。教わったことをメモったので、以下にまとめてみます。


・守備側の前線は、「地形的にオーバーランされないヘクスに1ユニット」あるいは「オーバーランされてもDL1にならずにDo1になる(ステップロスせず、退却すれば済む)程度の戦力」で守れば良い。それ以外は予備にする。

・予備はひとまとまりだけ用意すれば良いのではなく、複数群をローテーションしなければならない。というのは、予備から前線へと(リアクションフェイズに)回されたユニットは、次の移動フェイズに敵ZOC内にあって予備モードになることができないから。

・敵の攻撃によってDL1を被りそうなところをDo1(下がるだけでよい)にするべく、そこに予備を投入する。

・リアクションフェイズまでにDGが載せられた前線自軍ユニットのヘクスに、ARの高いDGでない自軍ユニットがリアクションで入るようにする(砲兵爆撃で更にDGが載せられる可能性は充分にあるが、SPを大量に消費させることになる)。

・進むことを重視するプレイスタイルもあるが、敵ユニットを確実に削るように戦力を集めて殴ることに重点を置くプレイスタイルもあり得る。戦闘フェイズに突破モードを獲得することに重点を置く。

・戦闘結果表や、砲爆撃結果表における基準は下の画像の通り。その理由としては、2Dで確率が半分以上となる「7」の目のところに、それぞれAL1、DL1、e4、DG、[1/2]があるからで、砲爆撃で「左2シフト」というのは、よくある「1RE以下で障害地形」の場合左へ2シフトするので。

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 上記の青色の部分を書き足したチャートも含め、OCS4.1の和訳ルールとチャートを、こかどさんの許可を得て「Den of The Gamers」のOperational Combat Seriesのページから、リンクを貼って置くようにしました。


 他にも色々伺いましたが、とりあえず。

 ある程度以上のレベルの方々には自明のことかもですが、私は「ゲームしない派ゲーマー」で経験値なども絶対的に不足しているもので(言い訳)、なるほど目から鱗でした。また色々教わりながら、ちょっとずつレベルを上げていければと思います。

ミドルアース大阪に行ってきました(2014/06/15)

 ミドルアース大阪に行ってきました。

 私は『TUNISIA』をこかどさんに教えてもらってたんですが、とりあえずゲーム会の様子だけで一つエントリを。

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 RPG部を除く、シミュレーションゲーム部の全景です。結構人が来ていた方かと思います。


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 シモニッチの『アルデンヌ44』。この卓には新人の若い人も参加してまして、そんなに簡単なゲームでないとも思われるので、びっくりしました。筋が良いのだとか……(私は超絶筋が悪い方です(T_T))。


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 普段ドイツゲームをされることが多い方がウォーゲーム日本史の『西南戦争』をプレイされていて、「これは面白い!」と仰ってました(*^_^*)


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 定番(らしい)『パス・オブ・グローリー』。


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 『フリート・バトルズ』で海戦中。『艦これ』提督の皆さん、これが海戦ですよ! 奥ではこれまた最近の定番『フリードリヒ大王最大の危機』。


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 私がこかどさんから教えてもらってましたOCS『TUNISIA』です。


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 ASLを4人対戦されてました。キャンペーンらしく、終わらないけどやってみよう、と。

『TUNISIA』失陥……今後に向けて

 『TUNISIA』キャンペーンの前回(『TUNISIA』キャンペーン第2ターンでビゼルト陥落!(T_T))の続きです。

 もしかしたら何とかならないでもないとかってこともあったりなかったりしないかな~……と思っていたのですが、やはり無理でした(^_^;

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 空軍もボロボロで補給が全然なく、特に補給面で無理がありすぎてダメだろうという事で投了となりました。補給に関してチェックしてみたのですが、部隊をシシリーから送り込むのを抑制してでも補給を送り込まないとダメっぽいという事がわかりました(部隊を抑制するというのはなかなか勇気のいることですが……しかし補給がなくては何もできないのも事実です)。

 アドバイスいただいたこととして、以下の2点。

1.予備にしている反撃部隊がAR5のドイツ軍部隊2ユニットスタックだったのだけども、連合軍はこのスタックがいる場所を避けて攻勢を掛ければいいことになってしまうので、そのドイツ軍ユニット2個スタックだけを予備/反撃部隊にするのではなく、イタリア軍のARの低めの装甲ユニットを重ねてスタックを2個にして、少なくとも2箇所から反撃が来る可能性があるようにするのが良いのではないか(写真の真ん中あたり)。

2.退却していくだけでなく、「行くも良し、引くも良し」という感じにどちらに転ぶか分からないような感じにしておけば、連合軍側も自軍の弱い場所に深く攻勢されるのを恐れて手が緩むと思われる。

 特に1の件は深く感じ入りました。ARが高いもの同士を重ねるというのも良くないのでしょうね。


 それから、プレイ中に自分で考えたこととして、「そもそも戦線は破られるためにあるので、予備をどれだけ確保していかに反撃するか、押しとどめるか」が重要なのかな、と。

 その後も色々反芻して考えていて、以下の様に考えました。

1.「側面が主攻勢軸よりも重要だ教」に入信するという話があったけども、さらなる宗教として「予備が戦線よりも重要だ教」に入信する(まず予備を確保してから、戦線を構築する)。

2.OCSは、「予備(Reserve)」が決定的に重要なゲームなのではないか。今までOCSをプレイしていて、最初のターンにReserve(マーカーが置かれたスタック)を複数確保はしても、その後は「全力行動」が常になって、Reserveがないという状態になるのが割と普通だった(3ターンに1ターンくらいしかReserveがないような感じ)。しかし、史実での戦場では予備が確保されつつ戦っているのが普通で、「予備を使い切った」という状態というような話は、恐らく5ターンに1ターンくらいしか出てこないのではないか? だとしたら、時に「予備を使い切る」ということがあるにしても、そういう例外的な状況以外においては常に予備が確保されているべきではないのか?

3.多くのウォーゲームでは、戦線に全ユニットをつぎ込むのが合理的であり、予備を確保するなどということは無駄だったのに対して、OCSはそれに対するアンチテーゼとして、「予備を確保するのが当たり前であり、予備をいかに使いこなすのが決定的に重要なゲーム」として考えられているのではなかろうか。今までは割と、「Reserveというシステムの利点を使いこなす」……という程度の認識で、他のウォーゲームと同じような「予備がない状態」になってもそれはまあ当たり前で、「でもホントはもっと予備を確保した方がいいんでしょうね~」くらいの感覚であったのだけども、それではダメで、「予備が相当程度確保されているのが当たり前で、予備がないなんてことは基本的には考えられない」くらいの感覚にならなければならないのではないか。

 この考えが合っているかどうかは分かりませんが、割と知的に高揚状態な感があります。『The Blitzkrieg Legend』などでもぜひこの感覚でやり直してみたいです。


 あと思ったのは、『TUNISIA』キャンペーンは「囲碁」のようなゲームなのではないか、ということです。私は囲碁をほんの少ししか知りませんけども、何もないところから自分で領地を確保しようとして部隊を置いていくような感じのゲームなのだと思ってます。『TUNISIA』キャンペーンはその感覚に近い。

 しかし私は「戦線のない空中戦のような戦い」には以前からかなりの苦手感がありまして、CMJ17『第48装甲軍団の死闘』だとか、CMJ74『スモレンスク攻防戦』などはちょっとやってみたものの、とりあえず自分には無理だと思いました。私が好きなのはGJ4『激闘! マンシュタイン軍集団』のような、「戦線のある部分と、戦線が存在しない部分の両方があるゲーム」だと思ってます。

 そういう意味で、『TUNISIA』は若干苦しい面があるのかという認識ができました。が、戦線が全然ないわけではないですし、まだなんとかなるような気もしますし、ぜひなんとか習熟していきたいと思ってます。

 一方で、戦線が最初からあるゲームとして『Baltic Gap』の前半からをやるということも考えましたが、ユニット密度がかなりあってその意味でしんどい面も多そうなので、聞いてみると『Enemy at the Gates』であればそこらへんが割とちょうど良いのではないか……という話になりました。ので、『Enemy at the Gates』を自宅で広げてプレイしてみることができるように努力を始めようと思ってます。

1809年のDörnberg

 1809年関係の話ですが、また浮気しまして(おい)、以前ちょこっと書いてましたシル少佐の件について調べていってます(1809年5月18日~26日 ライプツィヒ周辺)。

 このシル少佐について調べていってみると、彼は1807年のコルベルク(被)攻囲戦で活躍して当時のドイツの英雄の一人となり、1809年にヴェストファーレン方面でドイツ人の決起を促すべく軍事行動を起こして敗死するんですが、その「1809年におけるオーストリアでないドイツ人による軍事行動」として、今まで取り上げてました“黒公爵”ことブラウンシュヴァイク公、それにこのシル少佐、そして他にKasper(あるいはCasper) von Dörnbergという人がいる……ということがある記事に書かれてました(Battle of Stralsund (1809))。

 このDörnbergという名前……私、気になります! というのは、この名前はワーテルローの戦いでもイギリス軍指揮官として出てくる名前なのです。

 で、ちょこっと調べてみましたところ……この1809年のDörnbergさんとワーテルローの戦いのDörnbergさんは同一人物でした。そして1850年まで生きていた(意外)。

 ブリュッヒャーが革命戦争中にブラウンシュヴァイク公の部下であった(『The Hussar General』に黒公爵の記述他)とかっていうのも意外でしたが、なんかこういう風に結構人が連続で何かやってたり、重なり合うように存在しているのが興味深いです。

 で、ブラウンシュヴァイク公→シル少佐……と浮気していたのですが、再度また、このDörnberg(デルンベルク)に浮気しようとバキッ!!☆/(x_x) いや、この人のはすぐ終わると思うので、記述量が少なくてすむ人から先に、という(^_^;

Wilhelm von Dörnberg

 ドイツで1768年に生まれたデルンベルクは優秀なハノーファー軍の将校でありましたが、1803年にハノーファーがフランス軍によって占領された時、ハノーファー軍の将校の多くがイギリスに逃げ、King's German Legion(イギリス王ジョージ3世が個人的部隊として維持した部隊)に所属することにしたのに対し、彼はそれを拒絶し、1807年にフランス軍に入りました。

 そして彼は1809年までに、ナポレオンの衛星国家として建国されたヴェストファーレン王国の王ジェローム・ボナパルトの親衛猟兵を指揮する大佐兼王の副官へと昇進します。ところが彼の目的はフランスのために戦うことにあったのではなく、フランスに対する反乱をその内部から起こさせることにあったのです。

 彼の忠誠は疑われておらず、彼はシャルンホルスト、グナイゼナウ、シル、カッテ(? Katte)らと秘密裏に会い、フランスとオーストリアとの戦争が始まったら同時に北ドイツで反乱を起こすという計画の準備を進めました。北ドイツは一時プロイセン領であった場所や、プロイセンとの結びつきが深いヘッセンやブラウンシュヴァイクがかつてあったところであり、反乱に適していると考えられていたのです。

 オーストリアによるフランスへの攻撃の機運が高まる中、プロイセン臣民からヴェストファーレン王国の将校となっていたフリードリヒ・フォン・カッテ大尉は4月2日に、主としてヴェストファーレン人からなる300名の反乱者達をプロイセンからヴェストファーレン王国に導き、反乱を煽ろうとしました。ところがこのカッテの試みは失敗(オーストリア軍は4月10日に進軍を開始)。

 デルンベルクは事態の急変の中で、まだ準備中であったフランスへの反乱を4月22日に起こすことを余儀なくされましたがその組織化は不充分なもので、反乱に参加した者達はすぐに(わずか2日の間に)散り散りになってしまいました。

 デルンベルクはボヘミアへと逃亡し、一農夫に変装していたそうです。彼はその後ブラウンシュヴァイク公の軍に参加し、1812年には少将へと昇進しました。

参考文献:
『Waterloo:Companion』P107
『Blücher:Scourge of Napoleon』P132
http://de.wikipedia.org/wiki/Wilhelm_von_D%C3%B6rnberg



 ドイツ語のWikipediaは英語に変換しても完全に読めるところまではいかないので、最低限しか参照しておらず、他の文献との齟齬があったりもするかもです。

 ワーテルロー戦役では、デルンベルクはフランス軍北上の際に、イギリス・オランダ連合軍将校として一番最初にフランス軍の北上に接して、それをウェリントンに伝えまして、そこらへんの話で名前が良く出てきます。が、彼はこの伝達の際に大きなミスをして、ナポレオンに数時間を稼がせてしまうことになった……(と、『Waterloo:Companion』には書かれています)。

 ワーテルローの戦い当日には、デルンベルクの軽騎兵旅団は近衛旅団の後ろにいて、フランス軍の大騎兵突撃に対してや、最後の総前進などに参加しました。

OCS:事前確認と計画大事ですね……

 GJ友の会に行ってきました。8人ほどが来まして、そのうち2人が新人の方! 素晴らしいです。

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 『レイテ湾強襲』『ドイツ装甲師団長』『フリードリヒ大王最大の危機』などがプレイされてました。

 私は『TUNISIA』のシナリオ1「チュニスへの道」をセットアップしてみて、ソロプレイしてみてました。ワニミさんとのキャンペーンが崩壊寸前なので、検討し直してみようと……(^_^;

 ここ最近考えていたこととして、他のウォーゲームのように戦線(OCSはZOCにほとんど意味がないので、隙間のない戦線)を張ることによって守るというのはOCSにおいては有効度が低く、それよりも絶対落とされては困る場所自体に3~4ステップを、その他にいきなり突進してこられるとまずいとか、経由されるのを邪魔したい重要地点に1~2ステップなりを置くという方法の方が良いのだろうな……と。以前からそれに類する指摘は受けていたのですが(T_T)

 それから、連合軍側の空挺降下&飛行場を奪取して空輸……について、それがどれほどの脅威であるかを良く認識していなかったので、重々検討してみました。

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 ↑空挺降下可能な連合軍ユニットと、空挺降下や空輸に使用可能な航空ユニットです。

 空挺降下にしても空輸にしても、2ユニット程度というのが現実的な線で、空輸だけに限れば(もう一つコマンド部隊ユニットを加えて)1ターンに4ユニットまで輸送され(、さらに半分の移動力で移動でき)る可能性があるように思いました。ただ、空挺降下ならばその成功率は60%程度で、つまり40%程度の確率でユニットが吹っ飛びます。私個人の感覚では、私のサイの目では、よほど恐るべきほどのメリットがあるのでなければ、空挺降下はやりたくないところだと思いました。ということは一応、「よほどメリットがある」状態にさせなければ良いのではないか……と。

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 ↑初期配置の図で、黒い線がドイツ軍の戦線です。連合軍側から見たら、(前回考えてもいなかった)真ん中の赤い矢印の経路が確かに進撃路として魅力的だと思いました。しかも、連合軍側には最前線に飛行場が不足しているのですが、赤い楕円で囲った場所にある航空基地(航空基地をずらして置いていて、本当の所在地は下側のヘクスです)を奪取できたならば、そこに空輸で部隊を送り込んで確保してしまえば色々メリットがある……と思いました。

 当初そのヘクスの5-4-3ベルサリエリ部隊は予備モードにしてあったのですが、連合軍側の目からすると予備モードだと戦闘力半減ですから、無理矢理周辺に空挺降下などしてでも取りたくなるような気がして、予備モードは外してみてたんですが、いや、誘惑した方がいいという考え方も……(^_^;


 また、緑色矢印で示した道路の南東の方には枢軸軍の航空基地があって、そこに連合軍部隊が「空挺降下→空輸→移動」で進撃できる可能性がある……ということで前回のプレイ時にはチュニスの南東と南西に「戦線」的部隊を置いてあったのですが、そもそも空挺降下に失敗の可能性がつきまとい、またそれらがすべてうまくいったとしても距離的にすぐにチュニスが危機に陥るわけではない……ということが分かりました。そうすると、前回チュニス周辺に置いてあった部隊はもっと有効な予備に回せるわけで、その結果ソロプレイ上ではドイツ軍はもっとうまく守れたのだろうな、という気がしました(尤も、ソロプレイで気づけていない側面もあるでしょう)。

 OCSは、なんでもかんでも計算してプレイするようなゲームではないと思うのですが、「可能性の低い脅威に備え、可能性の高い脅威に備えない」でおいては、プレイがうまくいかない率は上がってしまうのは当然でしょうから、こういう「何がどれくらいできて、どれくらい脅威なのか」という計算は、特に私はそれがまだ全然すぐには見通せないっぽいので、やった方がいいなと思いました。

『The Blitzkrieg Legend』セダン突破シナリオを横で眺めて……

 GJ友の会が6/1にあったのですが、その前の日に富山からK氏が泊まりがけで来られるということで、GJ中村編集長宅にお邪魔しまして、K氏希望の『The Blitzkrieg Legend』セダン突破シナリオをやっておりました(K氏とは以前、オランダシナリオやカセリーヌ峠シナリオをやりました。→GJ友の会でオランダ&カセリーヌ)。

 OCSとは無関係ですが、途中で中村編集長が出して来られた『The Next War』の上に鎮座なされた中村家の飼い犬(♀)様の写真。

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 K氏はドイツ軍をやった方がいいでしょうということでドイツ軍を。で、なんとはなしに中村さんと私でフランス軍を分け合うことになったのですが、中村さんが「平地はイヤだ」と仰るので、私がセダン西方を、中村さんがセダン南方を担当することに。

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  ↑
 第1ターンがドイツ軍、フランス軍とプレイされた後、第2ターンの第1プレイヤーをフランス軍が取り、そのフランス軍ターンの終了時の写真です(シナリオは次のドイツ軍ターンの終了時に終了)。赤い○を付けた3つのヘクスが、「そこにフランス軍ユニットがいたらフランス軍に2点。隣接していたら1点(複数ユニットが隣接していても1点)」。で、ドイツ軍側はマップ西端に脱出させた装甲師団&自動車化師団の数だけVPを得ます。

 フランス軍側が3VPを獲得しており、中村さんがドイツ軍側に3点目を獲得させないべくあらゆる策略を弄されたのですが、西方フランス軍指揮官の私がRethelの町(写真上で2Tのみが置かれているヘクス)をがら空きにしていたため、ドイツ軍が3VPを獲得して引き分けとなりました。ああああああ、本当にすみません(T_T)

 セダン突破シナリオですが、以前やってみた時(『The Blitzkrieg Legend』南方シナリオ再度に「やった」という言及のみ)には私はドイツ軍側で、どうプレイしたら良いかも良く分からないまま、メインの補給源を踏まれてしまって投了してしまったんですが、今回よくよく見ていると、

1.サブの補給源もあり、(増援がどうなるかはちょっと良く分からないですが……当日は「隣に出てくる」でやりました)メインの補給源が踏まれたから絶対に終わりというわけでもない

2.バランス的には、前回は「ドイツ軍不利」「ドイツ軍絶対有利」の見方の両方があったのですが、今回のを見ているとかなり伯仲していた

 ことなどから見て、もっと研究してやるとか、自分の中でもっと良く見えてくるようになれば、よりうまくできるのではないか……という感慨を持ちました。

 ただ、ドイツ軍側が一部のユニットをどうしても突破させられない場合に、「わざとスタック制限を超えるようにしてその部隊をスタックオーバーで飛ばす」「包囲されているなら解体ルールで飛ばす」などの案も出まして(実際には、ゲーム的過ぎることから使用はされませんでした)そういうゲーム的な処理はやはりキャンペーンゲームをやった方が生じにくくて良いだろうなという気がします。

 しかしそれよりも感嘆したのが、(今まで何度も見させてもらっていることではありましたが)中村さんが事細かく確率計算や、ルール上の有利不利をきちんと確認されて手を打たれていたことで、私が良く分からないので「なんとなく」「適当」にユニットを動かしているのとなんたる違いかと。今回はかなり感じ入るところがありました……(と言いつつしばらくしたら忘れているというヘタレな展開に……ならないようにしないと)。

 翌日、GJ友の会では『TUNISIA』のシナリオ1「チュニスへの道」をソロプレイして色々得るところがありましたので、また書くようにします。
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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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