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『激闘! バルバロッサ作戦』テストプレイ

 12/28、29に『激闘! バルバロッサ作戦』のテストプレイに参加しに、GJ編集長宅へお邪魔しました。

 2日がかりで、総勢8人(うち3人は1日のみ参加)でのプレイです。私は1日目はドイツ軍の第3装甲集団(ホト)を担当し、2日目後半は主に北方軍集団を担当しました。

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 ↑初期配置です。


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 ↑第1ターン終了時。グデーリアンが若干出遅れていますが、他は割と快調な出だしです。


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 ↑開始時と第1ターン終了時を重ねてみました。


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 ↑第2ターン終了時。北方軍集団は快調ですが、中央ではミンスクポケットの形成に失敗し、グデーリアンは装甲師団1個壊滅の危機をかろうじて回避。


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 ↑第1ターン終了時と第2ターン終了時を重ねたもの。


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 ↑第3ターン終了時。ホトは、今までのプレイではなかなか攻略できなかったヴィテブスクを攻略するために、その北西にあるポロツクを奪取します。グデーリアンは散々手こずらされたポケット内のソ連軍をようやくほぼ無力化し、ドニエプル川に向かいます。


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 ↑第2ターン終了時と第3ターン終了時を重ねたもの。


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 ↑第4ターン終了時。北方軍集団はルガ防衛戦に食いつき、ホトはヴィテブスクを陥落させるも、グデーリアンが追いついていないためスモレンスクには向かえず、オルシャ陥落を狙います。グデーリアンはようやくドニエプル川沿いに到着。南方軍集団はルーマニア軍と手を繋ぎ、ポケットを形成


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 ↑第3ターン終了時と第4ターン終了時を重ねたもの。


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 ↑第5ターン終了時。この第5ターンには、私が不注意で調子に乗ってホトの装甲集団が敵の中に頭を突っ込み、装甲集団主力が撃滅&補給切れの危機に……! 置き直ししてもらったりでなんとか5ステップロス(1個装甲師団が壊滅)で収まったのですが……。


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 ↑第4ターン終了時と第5ターン終了時を重ねたもの。

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 ↑第6ターン終了時。ホトとグデーリアンは指揮を統合し、私は完全に北方軍集団へ転任し、ソ連軍戦線に穴をあけるも増援でふさがれます。中央軍集団はチット5個のくるまがかりで攻撃をおこない、これまで遅れていた進撃を取り戻そうとしますが、スモレンスクは未だ落ちず。


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 ↑第5ターン終了時と第6ターン終了時を重ねたもの。


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 ↑第7ターン終了時。中央軍集団のさすがの怒濤の攻撃でスモレンスクは陥落し、その前方には大量のソ連軍増援が置かれますが、モスクワは風前の灯火か……?


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 ↑第6ターン終了時と第7ターン終了時を重ねたもの。


 と、この辺りで時間切れ(体力切れ?)終了となりました。第9ターンまで行ければよかったのですが……。


 今までのプレイでドイツ軍が犯していた結節点の不注意はかなり改善されましたが、私の不注意でのミスやグデーリアンの遅れなどもあって、「もう一度やりましょう! そしたらその時にはもっとうまくやります!」という気持ちが……。


 人数が必要なこともあって、すぐには再戦といきませんが、毎年5月の連休中にあるという近江でのウォーゲーム合宿でまた連結バルバロッサがプレイ可能ではあるかも(ただし3日中の2日間だけとか?)という話でした。ぜひ再戦したいです。大変面白いです。

 今回、初めて『激闘!』シリーズをやるという方の参加も4名を数えましたので、興味のある方はぜひお声かけ下さい。人数が必要なので手を上げてもらえると大変助かります。(ただしチットシステムのゆえ待ち時間も結構あるので、横で別のゲームをやりながら……という方がいい&全然可能かもしれません)


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『The Blitzkrieg Legend』序盤3シナリオを

 12/22、23のミドルアース大阪では私は、『The Blitzkrieg Legend』を研究プレイしました。

 22日は、こかどさん、ワニミさん、私の三人で、南方と中央シナリオを繋げて、ワニミさんが南方(つまりはクライスト。1、2、10、6、8装甲師団)、こかどさんが中央の南(5、7装甲師団)、私が中央の北(3、4装甲師団)を受け持ってやりました。

 私が3、4装甲師団をやりたかったのは、以前『The Blitzkrieg Legend』中央、これは無理か……エントリで書いていましたように、

 反省点として、ドイツ軍はジャンブルーギャップを目指すあまりに、そこに「線」の形で進みすぎたのではないか、と。恐らく……④の箇所にある航空基地を、そこに存在する2級道路や鉄道線と共に確保することによって、「連合軍側が何もない場所を進撃して補給線を順当に伸ばしながら反攻してくる」という事の邪魔をしなければならなかったのではないか……? 「面」を確保することは、敵の反攻を遅らせるということであり、それがひいては側面を防御することになり、主進撃路を守ることにつながる……?(のでしょうか?)



 ということの当否を検証したかったがためです。


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 で、前回「線」の形でやりすぎたのではないかと思い、「面」を意識してやってみたのですが……。

 写真で、前回の進撃路が赤線で、今回が水色の線です。敵の司令部進出線を妨害するという意図ではあったのですが、思ったほどはできなかった感があります。怖くて内側で、第3装甲師団と第20自動車化歩兵師団を予備モードにしてあります。

 しかし、私はてっきり連合軍は一大攻勢をかけてくると思っていたのですが、連合軍ターンに私の対面のムーブをワニミさんとこかどさんにお願いしたところ、「いやいや、攻撃などできるわけがない」と下がっておられました(その結果が上の写真です)。私は「連合軍は反撃できる」と思い込みすぎていたのかも……?

 他の反省点としては、ドイツ軍ターンの最後の突破フェイズ、あるいは連合軍ターンのリアクションフェイズに、第4装甲師団や第3装甲師団は移動力があって動ける状態にありまして、こかどさんに青で○をした部分の敵を殴っておこうよと言われていたのですが、私は「いや、今それは意味ないと思います」と拒否していたんですね。ところが、連合軍ターンの後のドイツ軍ターンになった時に、まさにその青の○の敵部隊が邪魔になりまして(^_^; 私はどうも、(初期の良く分からないでいる時に、散漫にあらゆるところで攻撃をかけすぎた反省もあって)「最小限の攻撃しかしてはいけない」と思い込んでいたんですが、「将来必要になる攻撃」をそれ以前にやっておくのまで抑制するのはやり過ぎだな、と学ぶところがありました。



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 ↑第3ターンのドイツ軍ターン(第1プレイヤー)のドイツ軍の戦闘フェイズが終わったところの写真です。ミューズ川の屈折点の辺りでドイツ装甲師団がフランス軍戦線を食い破って突破の結果を得ています。この後、突破フェイズでディナンのフランス軍第18歩兵師団を後ろから攻撃したり、あるいは西方へ、ミューズ川の南東にいる第5、第7装甲師団が突破口からなだれ込む……のだとこかどさんから教わりました。

 私は第7装甲師団はディナンから突破するという考えしかなかったので、これも「なるほど、そういう考えもあるのかー」と思いました。この地域には赤い○の4つの装甲師団がいるわけですが、これらがどう絡みつつ攻撃する、いや、突破するかというプレッシャーを連合軍に与えて、敵を翻弄しなければならないわけですね。

 ……あいや、でも今じっくり写真を見てると、司令部からの補給が明らかに届かない突破を企図している様な気もしますね。うーむ、バランスが難しそう……。



 2日目は岐阜からパルヴァティさんが来られまして、パルヴァティさんはOCSの経験は『The Blitzkrieg Legend』のアラスシナリオ(ミニシナリオ)だけだという事でもあり、ぜひOCSに慣れてどんどん今後プレイしていただくために、初心者向けの佳作シナリオだと思われる北方シナリオをセットアップし、こかどさんと私でパルヴァティさんをサポートすることにしました(と言っても、こかどさん推薦の北側の侵攻ルートをパルヴァティさんが選択されたこともあり、ほとんどをこかどさんがサポートされてました)。

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 ↑は第3ターンのドイツ軍ターン(第1プレイヤー)終了時。写真ではどかしてしまってますが、アムステルダムの大都市ヘクス2つのうち南の方をドイツ軍が占領しており、ダイスを1つ振って4~6でオランダが降伏してドイツ軍の勝利となるのですが、1の目が出て降伏となりませんでした。しかし、ドイツ軍が有利になるように公式ハウスルールをすべて導入してあるとはいえ、ここまでオランダ軍の防衛戦をボロボロにしてドイツ軍が北側からの侵攻ルートで進撃できるとは、私には意外でした。パルヴァティさんのサイの目が走っていたのもあると思うのですが……。

 ただ、残り補給は写真にもあるようにたった3Tしかない状態!(3Tでは、次の第4ターンにできることは、3ユニットに燃料を与えるか、あるいは3ユニットに戦闘をさせるか……程度でしかなく、つまりほとんど全く何もできないという事を意味します(^_^;)。

 そうすると次の第4ターン終了時にも降伏チェックは4~6と思われるのでパルヴァティさんが振ってみられたところ、2の目が出まして、ドイツ軍勝利ならず……(大都市や航空基地のVPでも敗北でした)。まあしかしこれは戦闘で目が走りすぎた分降伏チェックで割を食った様な感じだったのでしょう。

 若干時間が余ったのでもう一度セットアップしまして、私が「今度はぜひ南側の侵攻ルートを」と言ったので、こかどさんが挑戦してみることに。


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 ↑その第2ターンのドイツ軍ターン終了時ですが、その結果、こかどさんには「いや、南側侵攻ルートは無理だよ」、パルヴァティさんにも「北側の方がいいと思いますねぇ」と言われてしまいました(>_<)

 そんなことないのに~。詳しくは『The Blitzkrieg Legend』ロッテルダム陥落!周辺をご参照下さい。

 私は南側侵攻ルートのギリギリさ加減に痺れるんですが、しかし北側侵攻ルートも私が思い込んでいたのとは違って充分いけるということでもあり、他に最南端ルートとか、空挺降下をどこに降ろすかで他にも色々バリエーションがあり得ますから、『The Blitzkrieg Legend』のどの戦線でもそうですが、色々な選択肢があることに驚かされます


 ミドルアース大阪の他の方々には「いやー、ユニット数が多すぎる」と言われるのですが(実際私も多少多いとは思うのですが(^_^;)、今回参加の4人ともが非常に堪能しまして、「いやー、面白かった!」「勉強になった!」という感想で、「で、次いつ、どこやります?」ってな感じでいます。


 私は年末年始に、少数のバイトが入っている日を除けば自宅でプレイできるので、ワニミさんやこかどさん(来るかも、と仰ってました)をお迎えしてOCSの何かをプレイ予定です。人が来ない時には、ちょっと「セダン突破」シナリオをもう一度やってみたいなという気がしています。

ミドルアース大阪(2013/12/22,23)

 12/22、23日のミドルアース大阪連続定例会に行ってきました。


 まずはプレイされていたゲームを。

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 『CAMPAIGN TO STALINGRAD』。私はこのゲームのことをほんとど全く知らないのですが、盛り上がってました(ドイツ軍側の2人のプレイヤーが苦労していたようです)。


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 1日目は『Washington's War』、2日目は『30 Years War』をプレイされてました。


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 『ASL』ですね。INBさんが色々と6を出しまくって、悲惨な目にあっていたと聞きました(^_^;


 次に、広げられていた新刊。

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 コマンドマガジン日本版の最新号です。太平洋戦争の南太平洋の戦いがテーマゲームが付録で、艦これプレイヤーにも良いのではないかと。艦船もいくらかユニット化されています。

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 記事の方ですが、新しく出たフランス戦のゲーム『France'40』のレビュー記事が載ってまして、私もその存在は気にはなっていたものの、どうも相性が良くないような気がしているシモニッチ氏の作品であるので様子見をしていたんですが、この記事を読んで「これはよさそうだ」と思いました。記事の後半で実装されているルールの説明があるんですが、「うんうん、確かにそういうのが必要ですよね」と頷くようなものばかりで。すでにミドルアース大阪で3人ほどは買う予定だという事なのですが、私も買う事にしました。

 「買わなくてもプレイさせてもらえばいいんでは?」という考えもありますが、私はソロプレイしないで対戦だけでスキル上げるとか無理な人間だと思うので……。実は先日、「今後は私はOCSと激闘シリーズ以外はプレイしない!」と(半分冗談で)宣言していたのですが、早速反故に?(^_^;



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 Game Journal誌の最新号、『激闘! レニングラード電撃戦』です。私はかなり面白いと感じているのですが、ネット上では「ソ連軍必勝では」という意見があると聞きました。編集長は「ドイツ軍側の勝率が7、8割」と仰っていたのですが、どうなんでしょうか……。


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 Six Angles誌の最新号、『Panzer Krieg』。このゲームは元は古いもので、何回目もの再版(といっても色々な問題点がすべて解決された決定版になっているとか?)ですが、BOWさんは良いゲームだと仰ってました。



 さて、私は両日ともOCSの『The Legend Begins』をプレイしていたんですが、エントリを改めて書く事にします。

北アフリカの南アフリカ軍兵士とポーランド軍兵士

 体調が戻ってきて、『Rommel's North Africa Campaign』を少しずつ読んでいってます。

 その中でP101に、南アフリカ軍兵士とポーランド軍兵士について触れられていました。


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 ↑OCSの『DAK2』の南アフリカ軍です。


 クルセイダー作戦の時に上記の第1、第2南アフリカ師団が参加したのだけども、編成されたばかりで、特に第2南アフリカ師団の方はとりあえず予備にされていて、戦いの後の掃討役だけをやったとか。

 本の中の書き方だけだといまいち不分明ではあるのですが、南アフリカの部隊は、人種差別主義に基づき、白人と非白人とである程度分けられていた様です。で、ある箇所では「非白人部隊は戦うことを禁止されていた」とある一方で、「第1南アフリカ師団には非白人はほとんどいなかった」とあって、少しは非白人がいた部隊は戦っていたということ???

 まあそれはともかく。南アフリカ軍では非白人(黒人と混血)は大部分の者(largely)は、従卒や肉体労働者、担架を運ぶ係やトラックドライバーとして働いて(働かされて?)いたそうです。まあでも当時はアメリカ軍とかでも、黒人差別はひどかったようですから、南アフリカ軍では当たり前ですかね……。ちなみに、南アフリカ軍はイギリス連邦軍のうちの一員として参加していたわけですが、南アフリカの白人は多くがボーア人(つまりオランダ系白人)の子孫で、イギリスにやられた経緯があったので、イギリス連邦の戦いに非協力的であった、とも。しかしそれにしては、『DAK2』でのアクションレーティングは、4と割と高い様な気がします。第2南アフリカ師団が3と低いのは、割合的に非白人が多かったからなのか……。

 で、この第2南アフリカ師団がトブルクで包囲されて降伏した時の話。数人の第2南アフリカ師団の白人達がロンメルに近づいてきて、自分達が同師団の黒人部隊の者達と別の捕虜収容所に入れられる様にしてもらえるのか聞いてきたのだとか。で、ロンメルは「君たちは今まで黒人部隊と一緒に枢軸軍に対して戦ってきたのか?」と聞いて、その答えが肯定であったのを聞いて、彼らを同じ捕虜収容所に入れたのだとか。:p



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↑OCSの『DAK2』のポーランド軍部隊です。


 ポーランド部隊の兵士達の大部分は、1939年のドイツ軍のポーランド侵攻の後で故国から逃れてきた者達で、非常に熱心な兵士達であったとのこと。彼らは祖国を失った逆境と迫害される状況への復讐心に燃えて、自発的にイギリス軍に参加した者達で、簡単な状況から兵士になれたわけではないだけに選りすぐりの者達で、その戦いの熱意の高さに負けないほどに訓練もしていたとか。彼らはトブルクの西側に配置されたのだけども、その対面はイタリア軍で、彼らが憎んでいたドイツ軍の対面に配置されなかったことに彼らは憤慨したそうです。



 多国籍な状態のイギリス連邦軍の内実については以前から興味があって何かそれを記してある本を読みたいと切望していたのですが、本を見つけられなくてもう諦めてました。この本で幾分かでもこれらのことが分かって大変嬉しかったです。

ロシア遠征本を読み始めました

 ナポレオニックファンと言いつつも、1806年と1815年にしかほとんど興味がなかったんですが、ふと、積ん読状態であったロシア遠征本を読み始めました。

 というのは、最近『The Hussar General』の和訳作業を再開していて、ロシア遠征のあたりに話が来たこと。




 また、何冊かナポレオン関係の本を書いておられる両角良彦という方の『反ナポレオン考』は読んでいたんですが、持っている他の2冊は読んでなくて、まあ読んでみようかと思いまして、『一八一二年の雪』の方を読みはじめてみたわけです。




 そしたらものすごく引き込まれました。非常に叙述が分かりやすく、ぽんぽん頭に納得しつつ入ってきます。ロシア遠征が起こったことの因果関係や、遠征中の行動の理由など。兵士達や付き従っていた女性達の描写なども具体的ですごいです。

 一方で、特にフランス側の将官に関する説明や、例えばボロディノの戦いの詳しい推移とか戦闘序列とか、そういうことには全然詳しくないので、純粋に軍事的なことだけを知りたい人にとっては良くないでしょう。でも純軍事的なこと以外にも興味がある人にとっては、ものすごく素晴らしい本だと思いました。


 で、かなりロシア遠征に興味が湧いたので、積ん読であったあと2冊の本も読んでみようと思っています。



 『ナポレオン1812年』の方は少し読み始めたのですが、外国人の書き方でありがちかと思われる、どこで話が移り変わってるのか良く分からない書き方なのですが、それでも分析的な書き方で結構よさげかと思いました(私は分析的な本の方が好きで、事実を淡々と書いてある本は苦手の様な気がします)。

 もう一冊のコランクールの手記は恐らく一番読みにくいと想像されるので、最後にまわしまして……。

ロンメルは隠れてパスタを食っていた!?

 以前書いていた『Rommel's North Africa Campaign』ですが、ロンメルの元で一時独伊通訳を務めたSpitalerという人物の手記に関するコラムがあって(P83~84)、かなり興味深かったです。




 彼の意見では、イタリア軍にもいくらかの(some)非常に優れた下士官がいたもの、多くの者はダメダメで、指揮を執るのに適格でないような下士官が大量にいたのだとか。ドイツ軍の下士官は極めて優秀であったけども、戦争が続くとドイツ軍下士官の質も下がっていったとのこと。

 ロンメルに関しては、「(独伊両方の)将校に対しては例外なく厳しく、自分自身に出来ることはその将校らにも出来るとして要求した。下士官や兵士達とは彼はフレンドリーだった。ロンメルが前線の部隊を訪れた時には、兵士達(ベルサリエリなども含めて)は心からロンメルを歓迎した。彼はいつも何か、例えば手紙などを伴って現れた。彼は敵の砲撃下でもひるまなかったが、人から聞いたところでは戦争後半には敵戦闘機は恐れていたらしい。」

 それから、以下が非常にショックだったのですが、Spitalerはロンメルから、イタリアの補給段列?(the Italian Intendenza or supply service)から食料を入手する権限を与えられたのだけども、これはロンメルがパスタ好きだったからだ、と。Spitalerによると、「ロンメルは司令部から外に出ている時にはパスタを食べた。彼は司令部にいる時にはラクダ肉など兵士達と同じものを食べ、我々もそれを受け取らざるを得ず残念だった。だが、彼が外へ出る時には、私はロンメルの為に、パスタ、トマト、パルメザン・チーズ、オリーブ・オイルなどを調達してきた。」

 ロンメルは北アフリカで、兵士達に隠れてパスタを食っていた!? 中学生の頃からのロンメルファンとしては、偶像が破壊された様なショックがありますが、真実とはそういうものかも……。

 世にはイタリア軍パスタ伝説というのがありまして、確か「イタリア軍が水が足りないというのでドイツ軍がしょうがねぇなと水を持って行ったら、イタリア軍兵士達が大量の水を沸かしてパスタを作っていた」というものだったかなと思います。これに関連して「実際イタリア軍はパスタを食べていたのか?」について、以前このブログのコメントで書いたのでそれを引用しますと……。


 パスタの件は事実ではない、と言われてます。

 というのは、『萌えよ! 戦車学校』という連載&本でその著者が「イタリア軍が砂漠の真ん中で大量の水を使ってパスタを茹でてやがった」というネタを書いた後、イタリア軍についての本を書かれた吉川さんという方から「それは嘘ですよ」と指摘があったということで、それがまた連載(&本)の中で描かれたんですね。(他にどこか別のところでこういう件について言及があった可能性はもちろんありますけども、私が知っているのは上記の件のみです)

 ただこれはどうも、「ドイツ軍がイタリア軍を助けに来た後は」及び「一般兵士は」という条件付きの話であるような気が私はしてます。というのは、アラン・ムーアヘッドというイギリス軍従軍記者の書いた『砂漠の戦争』という本には、コンパス作戦時に明らかになったイタリア軍将校の戦場での筆舌に尽くしがたい贅沢の様子が描かれているんですよね(その内容は、私のアップした動画『ボードウォーゲームで見るイタリア軍大敗走:前編』の最後の方に載せてあります)。

 当時イタリア軍は貴族が将校の位に就いていて、非常な贅沢をしてしかも無責任という状態で、それを見たロンメルはイタリア軍一般兵士に同情し、イタリア軍将校はまったく無用の長物だと言っています。そこらへん総合すると、少なくともある時期において、貴族出身のイタリア軍将校は、戦場でもパスタを食べていたという様な事はありそうな気がしています。しかし「パスタを食べていた」という文を読んだことがあるわけではないので、あくまで推測ですが……。





 で、つまり私の推測としては、「役立たずのイタリア軍高級将校(貴族出身)達は、ロンメルが北アフリカに来るまでは戦場でパスタを食っていた可能性はあるのではないか」というものだったのですが、むしろ洋書でもって「ロンメル自身が北アフリカに来た後に、隠れてコソコソとパスタを食っていた」ということが明らかになってしまいました(T_T)(このSpitaler氏の証言が嘘である可能性もありますが、検証作業なんてできないし……まあとりあえず事実だと思っておいて)



 このパスタ伝説についてネットでちょっと検索してみたんですが、

「イタリア軍とは」のニコニコ大百科の項目

 で、「前線のイタリア兵士はパスタなど、配給状態からして無理だった。が、後方の司令部では(水を大量には使わない)スープパスタを食べていた。後方では物資が潤沢で贅沢しているのはイタリア軍に限らないので、イタリア軍が特別というわけではない。」という風に書かれてまして、割と「あー、なるほどなぁ」と得心するところがありました。

 というのは、アメリカ第101空挺師団のある中隊を扱ったノンフィクション(ですよね?)の『バンド・オブ・ブラザーズ』の中で、軍隊の補給チェーンの中では最も根本の一番潤沢なところから担当官が欲しい物を抜いていき、チェーンの末端に行くにつれて大したものがなくなってしまって、最前線の兵士達には途中で抜かれなかった様なものしか届かない、という記述がありまして、「ひでぇなぁ……アメリカ軍でさえそういう状態だったのか」とかなり印象深かったので(この話が誇張である可能性もあるのでしょうか?)。




 しかしともかく、このSpitaler氏の証言が本当だとしたならば、「ロンメルが北アフリカに来てからも、イタリア軍の補給の中にはパスタ等が含まれていた。で、後方司令部ではそれらが食べられていた。」「ロンメルはそれらをなんか良く分からない権限でちょろまかし?(ここ推測)、兵士達にばれないように外出先で食べていた。」(外出先というのは、兵士達と会ってない、Spitaler氏らごく一部の者らとのみいる時のことなのでしょう)「しかもロンメルは、パスタを司令部では食べなかった。つまり、兵士達にばれないようにしていた?」ということになりましょうか。この本の記述がそれほど詳しくないので、結構推測混じりになるのではありますが……。

『激闘! レニングラード電撃戦』×2戦してきました

 風邪でしばらく死んでました。

 が、12月7日と8日は前々からの予定で『激闘! バルバロッサ電撃戦』3部作の連結キャンペーンの練習をやることになっており、風邪が治りかけでぎりぎり行けないこともない&絶対に行かなければならないバイトが会場方向なので、行ってきました。

 7日は、『激闘! レニングラード電撃戦』のソ連軍側を担当。といっても基本的に中村編集長に全部教えてもらいながらです。連結プレイの時に北方軍集団を担当する方がドイツ軍を担当して、ルガ防衛線のあたりまでやって私はバイトのため抜けました。

 8日も『激闘! レニングラード電撃戦』で、今度は連結プレイ時に北方軍集団前面のソ連軍をプレイされる予定の方のためにドイツ軍側を担当。これも基本的には全部中村編集長に教えてもらいながら(^_^; まあ、今までのプレイ&見ていて了解済みのところは自分で考えてやってましたが……。

 ドイツ軍は基本的に順当程度で進んでいた(らしい)のですが、リガの東方の穴を塞ぐ部隊を置いていなかったがために鉄道線が切られる危機に直面、ドイツ軍は主力を一時とんぼ返りさせざるを得ず、まるまる1ターンを無為に過ごすハメに。ただソ連軍側もノヴゴロド方面をがら空きにしていて、「試しにそれでプレイしてみよう」ということでやった結果、ドイツ軍側が最終的にレニングラードポケットを完成させました。


 「補給線を確保するのがまず第一で、それをやった後、余った部隊で進撃する」という考え方が大事だ(そうでないとトータルで損をする)と教わったんですが、実際の戦争でも後方とか側面にかなりの部隊が割かれている様に感じてて、私は割とそういう後方部隊とか好きなもので、そういう事が重要になってくる『激マン』シリーズとかOCSとか、いいなぁと思っております。

 連結バルバロッサですが、今までの連結プレイでもプレイヤー同士の結節点がおろそかになりがちで、そこからソ連軍に逆襲されるということをやってしまっているので、補給線や結節点への目配りを重々やっていきたいと考えてます。

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DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ボードウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、第二次世界大戦やナポレオン時代関係情報を集積したりしてます。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイしたり、VASSALでOCSをオンラインプレイしたりですが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! VASSALでのオンラインインストも大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

 ブログで書いた物のうち、

 OCS関係の記事は

「OCSの物置2」



 戦史物の記事は

「戦史物の物置」


 で、アクセスしやすいようにカテゴリ毎にまとめてありますのでそちらもどうぞ。

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