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『Rommel's North Africa Campaign』豪、伊の評価

 『Rommel's North Africa Campaign』ですが、74ページまで読み進みました。色々面白いです。




 ロンメルの第1次攻勢のところを読んでいて「ええっ」と思ったのが、イギリス第2機甲師団がこの時壊滅した、という話で、普通の北アフリカマニアの方々からは「何言うてんねん」と怒られるかもしれませんが、私はこの件良く認識してませんでした……。

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 ↑『DAK2』のイギリス第2機甲師団。


 また、オーストラリア軍やイタリア軍に関する詳しい話が面白いです。P62辺りにあるオーストラリア軍関係の話をまとめますと、以下。

 ロンメルは41年夏に言った。「オーストラリア軍部隊の戦いはまったく見事であり、彼らの訓練度は我々より遙かに上だ(以下略)」

 ドイツ軍のBellerstedt少佐は言っている。「オーストラリア軍の兵士は疑いなく、ドイツ軍兵士よりも優れている。第一に個々人の武器の扱いがうまい。特に狙撃銃。第二に、地形のカムフラージュに優れている。第三に目がいい。第四に、あらゆる方法で我々を奇襲してくるんだ。」

 Schorm中尉は書いている。「我々の敵はイギリス人とオーストラリア人だ。彼らは攻撃には不慣れだが、度胸と強靱性を兼ね備えている。精力的で、苦痛に耐える根性を持っており、防御において素晴らしい。オーストラリア兵士は特に頑強な戦士達だ。」





 イタリア軍は悲喜こもごもです。ロンメルの第1次攻勢時にアリエテ戦車師団とトレント自動車化歩兵師団が送られてきて、特にアリエテの方はイタリア軍の中でも傑出した能力を持っていたEttore Baldassare将軍に指揮されていたのですが、トブルクへの第3波攻撃に参加して敗北。ロンメルはBaldassare将軍にイタリア軍戦車の不甲斐なさを怒り、翌日の再攻撃を指示。翌日、志願兵のみで4輌のM13と7輌のL3軽戦車(そもそもが絶望的な任務だと思われていた)が支援なしでオーストラリア軍に攻撃。ドイツ軍部隊がやっと到着した時にはイタリア軍部隊は退却中であり、むしろドイツ軍の対戦車砲がイタリア軍戦車2輌を破壊したとか。

 そもそもこの第1次トブルク攻撃の時には連携が不充分で(特にイタリア軍は、目標が何かも聞かされずに戦っていた)、またドイツ軍兵士達は「イギリス軍は弱い、もう陥落寸前だ!」と聞かされていたので、そういう面でもイタリア軍との連携は考慮されずに攻撃をしていて、結果うまくいかなかった……という感じだったようです。

 しかしその後のブレビティ作戦の時にはイタリア軍の戦闘能力は向上していて、ある時には近くのドイツ軍部隊が退却してしまっていたのにイタリアのベルサリエリ部隊(ちょっとしたエリート部隊?)がそれに気づかず、気づいた時にはイギリスのマチルダ戦車が近づいてきていて、しかしそれをベルサリエリ部隊が(7輌)撃破したとか。この強さというのは、この頃のイタリア軍が以前より訓練されており、優秀な将校を持つようになって団結心が高まり、またこれまでにいくらかの勝利(エル・メキリでの戦いなど)を手にしてきて誇りとなるものを経験していたからだとか。さらに言えば、彼らはドイツ軍をお手本にし始めてもいたし、またドイツ軍戦車とロンメルに信頼を置いていたからだ……ということです。ロンメルはある時こう言ったそうです。「ドイツ軍兵士は世界を驚かせた。しかし、ベルサリエリはドイツ軍兵士を驚かせた。」


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 ↑『DAK2』のベルサリエリ部隊。他にもいくつかあるのですが、とりあえず。



 またこの頃には「若きファシスト」(ヒトラー・ユーゲントのイタリア版)の2個大隊が北アフリカに送られてきていて、この少年達も活躍することになる……とか。この「若きファシスト」に関してはこの本で2ページほどのコラムもあり、まだ読んでいませんが楽しみです(この本はコラムがいっぱいあって、それも興味深くていいです)。

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 ↑『DAK2』の「若きファシスト」。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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