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OCSの歩兵師団は1,000人≒1戦力?

 OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)の作業ですが、いくらか資料を読んでいたのですが、「資料が全部揃ってからでないと効率が悪い」と思い、作業をストップしています(^_^;

 具体的には注文したオスプレイの『The Fall of the Philippines 1941-42』が届いてないのと、お借りできるかもしれない戦史叢書等待ちです。

 ただ、DeepL翻訳の登場以来、「そういえばネット上で読める、普通に出版されている本としては一番詳しそうな英語の本である『The War in the Pacific - THE FALL OF THE PHILIPPINES』をDeepL翻訳で機械翻訳させておけば、全体の把握が楽ではないか」と思って、その作業をやったりしています。



 で、 『THE FALL OF THE PHILIPPINES』を見ていますと、フィリピン軍の歩兵師団は定数7,500名だったとあります。これがOCSではどれくらいの戦力となる感じか、他の国の歩兵師団から類推できないかと考えました(OCSの戦力値は実際には銃器や大砲の数からある程度厳密に決められているようでもあるのですが、まあ大体の数値として)。

 『Fall Gelb 1940 (2): Airborne Assault on the Low Countries』を見ていますと、P26に、オランダ軍の歩兵師団は10,000名、ドイツ軍の歩兵師団は17,000名という記述がありました。

 ↓OCS『The Blitzkrieg Legend』のオランダ軍の歩兵師団(一部)。

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 戦力値は色々ありますが、兵員数や装備レベルなどを個々の師団毎に調べるには手持ちの資料では無理です(^_^;


 一方、ドイツ軍の歩兵師団は20-4-3や18-3-3などが普通でしょうか(16-3-3などもありますが、これは明確に兵員数が少なかったりする師団だったような気が……)。



 また、『Imphal 1944: The Japanese Invasion of India』のP14には、日本軍の第33師団は18,000名だとありました。

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 砲兵を除くと総計20戦力です。


 ここらへんを見ていると、歩兵師団はおおよそ1,000名≒1戦力で、装備の充実度等で2~3割の増減幅がある……という感じがします。



 ただし、反証例として、インパール作戦に参加したインド国民軍は総数6,000名だったらしい(前掲書P17および日本語版Wikipedia「インド国民軍」)のですが、OCS『Burma II』では総計12戦力で、上記の推測の幅からかなり外れています(^_^;

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 ただまあ、とりあえず1,000人≒1戦力あたりで、フィリピン師団は装備のレベルはかなり低かったらしいので、1個師団6戦力とか5戦力とか……?(また、訓練度も非常に低かったようなのでアクションレーティングもゼロとかか……)


 ただし、他の独立部隊をユニット化する場合、装備レベルは別としても兵員数はかなり少なめで、そこらへんどうするか……。

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 ↑『THE FALL OF THE PHILIPPINES』P49から。


 第192戦車大隊と第194戦車大隊はM3軽戦車(スチュアート)を装備していたそうで、装備レベル的に「戦闘モードで2戦力、移動モードで1戦力」でも許されるかもですが、第26騎兵(連隊?)は……。(独立?)第43歩兵(大隊?)なんかどうすればいいのか(^_^;

 OCS『Reluctant Enemies』は戦力換算値が通常のOCSの3倍になっているので、それに倣うのもありかも……。でもそれをやると、かなり細かい部隊まで出さないといけなくなるでしょうから、ある程度切り捨てる&リサーチ的に切り捨てざるを得ないことを考えると、通常の換算で良いのかもですね。


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OCS『The Blitzkrieg Legend』3度目のキャンペーン、第5ターン先攻(連合軍)終了

 尼崎会でワニミさんと、OCS『The Blitzkrieg Legend』3度目のキャンペーンの第5ターン先攻(連合軍)を終了させました。

 今回連合軍のダブルターンだったので、特にフランス軍はそれほど動きはありません。イギリス大陸派遣軍とベルギー軍はメインの戦線を数ヘクス(次の河川へと)後退させていますが、足止め部隊も置きつつです。


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 今回出た話として、フランス軍はダンケルク方面への戦線の厚みを分厚くしていますが、史実ではパリ方面へ突破されると思ってそちらを分厚くしており、ゲーム上でもパリ市街の1ヘクスにドイツ軍部隊が入っただけで毎ターン1/3の確率でパリが降伏して4VPが入り、それで連合軍の勝利の目は消える(最低でも引き分け)ので、パリ方面をある程度以上分厚くしないといけないな、と。

 また、ドイツ軍側は鉄道輸送でSPだけを運んでいたのですが、前線の守備隊として歩兵連隊を運ぶことも重要で、そこらへんのバランスを取らなければならないのだな……などなど。


OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)はクォーターマップ2枚で(と妄想)?

 OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(仮)ですが、OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』(ルソン:バターン半島への退却)を、作れそうなら作ってみようかと…… (2020/03/04) で注文したと書いてました日本語の本2冊はすぐに来てもう読み終わったのですが、肝心のオスプレイ本がなかなか届かない(最悪5月くらいになるとか……)ので、ネット上に存在する資料を印刷して読み始めてます。

日本語版Wikipedia「フィリピンの戦い (1941-1942年)」
英語版Wikipedia「Philippines campaign (1941–1942)」
Reports of General MacArthur - THE CAMPAIGNS OF MACARTHUR IN THE PACIFIC
The War in the Pacific - THE FALL OF THE PHILIPPINES
戦史叢書「比島攻略作戦」

 戦史叢書はつい先日、ツイッター経由で公開されたことを知って早速ダウンロードしました。かなり詳しくていいのですが、地図データの細かい字が潰れてしまって読めないので、実物の地図のコピーが欲しいところです(ワニミさんづてで借りることができるかもで、期待してます(^^))。


 いくらか資料を読んでいると、リンガエン湾から南下してマニラを目指した第48師団は自動車化部隊であったそうで、師団長は快速を活かしてどんどん進撃すべきという考え方であったのに、上層部が「まだ砲兵や戦車部隊が揚陸できていないから……」等の理由で進撃を止めようとしたのを、師団長が振り切って突き進んだとかで、これはまるで1940年のフランス戦役におけるグデーリアンのような話だと思いました。

 また、アメリカ軍とフィリピン軍がバターン半島に逃げ込む際、ルソン島南西部にいた部隊が収容されるまで重要な道路を守備し続け、第48師団の猛攻にも耐えて収容しきったというような話もあり、こちらは1943年のスターリングラード戦役の後半に、コーカサス地方からA軍集団を収容するためにロストフのあたりを守りぬいたドイツ軍のような話ではないかと。

 だとすれば、OCS『Luzon:Withdraw to Bataan』がうまく完成すれば、その2つが体験できるということに……!!?


 ただ、後者の話は「盛られている」可能性があるような気もする(^_^;のですが、まだそこらへん詳しい描写のところまで読み進んでいません。あと、史実の日本軍は「バターン半島に退却(収容)」の可能性を基本的に考えずにマニラに直行しており、気付いた時には(やや)遅かった……というようなことを、後知恵でプレイできてしまえるゲーム上ではどうするのかという問題もあります



 それから、戦史叢書の地図をヘクスマップ上に重ねてみて、うち一部を拙宅のプリンタ(A3サイズまで印刷できる)で、A3実物大で印刷してみて気付いたのですが……。

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 ↑この画像全体がA1サイズ(フルマップ1枚サイズ)ですが、主要な戦闘地域はオレンジ色の矩形で囲った2箇所が主で、これらはそれぞれA3サイズ(クォーターマップ1枚サイズ)分なわけです。で、「あっ、テストプレイはA3サイズに印刷すればそれでできるじゃん。A3に印刷した紙を4つ繋ぎ合わせるとかしなくていいから、楽でいいなぁ」と最初思ったのですが、良く考えてみれば、世に出す(できるかどうかは別として……)段においても、クォーターマップ2枚で出して、それぞれでもプレイできるし、繋いでもプレイできるという風にすれば、コンポーネントも専有面積も少なくて良いのかも……!!? と思ったりしました(本格的なOCSというよりは、入門用、手軽にできるものを目指しているというのもあり)。



 それから、海岸線や河川を描き始めてみました(河川はヘクスサイドに沿わせて)。

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 戦闘序列や戦力化もまた問題ですが、まあ試行錯誤で……。

 

OCS『The Blitzkrieg Legend』3度目のキャンペーン、第4ターン後攻(連合軍)終了

 尼崎会で、OCS『The Blitzkrieg Legend』3度目のキャンペーン、第4ターン後攻(連合軍)をプレイできました。

 といっても、今回は移動フェイズのほぼ終了時まですでにプレイしてあったので、残りをワニミさんとプレイした感じで終わっておきました。



 ↓第4ターン(5月16,17日ターン)終了時北方。

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 ベルギー軍とイギリス大陸派遣軍はゼンヌ(Senne)川の線に戦線を下げ、かつフランス軍を楽にするためにベルギー・フランス国境ぎりぎりまでをカバーしています。ただ、史実を見ると、5月17日にはさらにもう一つ西の川の線に戦線があったようです。




 ↓同、南方。

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 フランス軍は矢印の箇所で反撃を企図。左から2つ目の矢印の箇所はリアクションフェイズに航空爆撃でDGにされてしまったので攻撃を諦めたのですが、2箇所で砲兵の集中&ダイス目の良さにより砲撃のみでドイツ軍スタックを吹き飛ばしており、計4箇所で反撃に成功しました。中でも、セダン西方(左から3つ目)ではドイツ軍側の戦線深くに侵入しております。


 次の第5ターン(5月18,19日ターン)のイニシアティブは連合軍が取ったので、連合軍は後攻→先攻のダブルターンを取ることにしました。

 連合軍側は大規模に反撃していますが、ドイツ軍側の総司令官(ワニミさん)の見通しとしては、「いやいや、まだ全然いけるんじゃないか」ということで、今後どういう展開になるか、楽しみです。


今回出てきた、OCSシリーズルールへの解釈問題3つ

 3/7,8の尼崎会で、OCSシリーズルールへの解釈の問題が3つ出てきました(以前にも出ていた話だとも思うのですが、過去の解決例を覚えていないので……(^_^;)。


 1つ目は、「予備モードの司令部は補給を支給できるのか」という問題でした。ルールを見ていると、戦略移動モードの司令部は補給を支給できない、と書いてある(5.8b)のですが、予備モードの時にはそのような記述は見つけられませんでした。ので、予備モードでも支給できると思われます。

 そこらへんぱっと分かるように、以前作っていたOCSヘルプサマリーの「戦略移動モード」の項に「司令部は補給を支給できない」と書いておくことにしました。


unit9764.jpg


OCSヘルプサマリー(v4.3)2020_03_09.pdf

 ↑「OCSの物置2」にも置いてあります。



2つ目は、↓に関して。
「9.12e 敵ZOC  敵ZOCに退却する戦闘ユニットは混乱し、“たまたま”その敵ZOCにいた自軍戦闘ユニットもまた混乱します。」

unit9762.jpg


 このルールで、退却前にすでにDGであったユニットが敵ZOCに退却した場合、「すでにDGであったのだから、新たにDGになるわけではない。そうであるならば、“たまたま”その敵ZOCにいた自軍戦闘ユニットはDGにならなくても良いのでは。」という意見が出てました。

 しかし、原文を見たりして話し合いの結果、「DGでなかったものが新たに混乱する、ゆえに“たまたま”その敵ZOCにいた自軍戦闘ユニットもまた混乱する」のではなく、「敵ZOCに退却する戦闘ユニットは混乱するし(すでに混乱していたかどうかはどうでもいい)、そして同時に、“たまたま”その敵ZOCにいた自軍戦闘ユニットもまた混乱する。」という意味であろう……と尼崎会では解釈することになりました。

 念のためBoardGameGeekで質問してみたところ、上記の理解で合っているとのことでした。




 3つ目は、「受給線を引く時に、6.1cの最低1ヘクス移動保証は使えるのか?」という疑問でした。

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 私は使えないだろうと思っていたのですが、ワニミさんや富山のKさんは「当然使えるだろう」というご意見で、BoardGameGeekで聞きましたところ、「使える」ということでした(わーお(^_^;)

 OCS12.3aに「ユニットが移動するかのようにして補給集積所までの移動力を数えます。」とありまして(それはまあ当然のことなわけですが)、この項目のゆえに、最低1ヘクス移動保証も使える、ということでした。



 ここらへん、微妙な解釈問題については、「尼崎会で使用中の公式オプション/ハウスルール」にまとめてあります。



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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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