OCS『DAK-II』コンパス作戦シナリオ

 ミドルアース大阪で、OCS『DAK-II』のコンパス作戦シナリオをやってみました。

 『DAK-II』をやるのは初めてなので、ある程度ルールも確認しつつ……。こかどさんと一緒に研究プレイという感じでした。

 ↓初期配置。

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 赤い線がリビアとエジプトの国境で、英連邦軍は6ターンでエジプトにイタリア軍がまったくいない状態にすれば勝利。あるいは赤い○がバルディアで、上記の勝利条件を満たした上でバルディアを占領していれば「すばらしい」勝利を得ます。

 コンパス作戦の時、イタリア軍は7箇所の陣地を作っていたらしいですが、ゲーム上でも7箇所に陣地があります(黒い線のところ)。

 で、とりあえず英連邦軍の行動について考え始めたのですが……イタリア軍側はARはともかく(4のやつが1ついるくらいであとはザコい)戦力的には結構大きく、「無理です。もういやだ帰りたい」となるのをこかどさんに「いや、そんなことはないだろう」と言われながら何とか作戦を考えます。

 分かってきたのは、とりあえず海岸道路(一級道路)まで行ってそこでイタリア軍の補給線を切らねばならないだろうということと、また海岸に到達するまでの道筋には自軍の補給線を通すためになどにも部隊を敷き詰めなければならないということ。一方で、とりあえず無視するつもりのイタリア軍の主力部隊(マレッティ戦闘団)や南西の陣地にいる部隊が出撃してくる可能性も考えて、自軍補給線や司令部などに守備隊を置かねばならない……。

 砂漠なのですがなかなかに地形がやっかいで、ワジ(涸れ谷)や斜面の地形コストが+4とか+6とかかかるのでそれらを避けねばならず、そこらへんを考えたり、守備隊と攻勢部隊とのバランスを考えたりがなかなかに面白く。ところが、戦闘フェイズにおける戦闘で、「まあ史実で攻めていたし、なんとか撃破できるだろうから……」と思ってかけた攻撃がダイスの目が超絶悪く(陣地信者のこかどさんに言わせると陣地が主要因ということでしたが)、自軍の超強いユニット含め2ステップを失う結果に……。

 しかしまあしょうがなく、その後突破フェイズに予備にしてあった第7機甲師団ユニットで海岸沿いのシディ・バラーニ(3SP程度を積んであるものの、港湾の規模が小さすぎて補給源にはなれない)も包囲して、シディ・バラーニ自体も単独で孤立、その南東の陣地のイタリア軍部隊もシディ・バラーニと切り離されつつ孤立、という状況にもっていくことにしました。

 ↓その写真。

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 こうするとシディ・バラーニはSPを消費してしばらくは生き残れますが、南東の陣地の部隊は補給チェックで死ぬと。それを避けるために解囲攻撃をオーバーランでかけようとしても、ARが-3とかなのでむしろ自殺的にしかならない……。

 しかしこれこそがよい狙いだとすると、あの失敗に終わった攻撃はまったくする必要がなかった……(T_T) こかどさんが「最近、自分はなるべく攻撃しない姿勢になりつつある」と仰っていたのですが、『Operations』でも「本当に万やむを得ないのでなければ攻撃はせず、できるだけ機動によって敵の弱点を衝いていくのだ」という感じで書いてあるのを読んで「おおお、かっこいい……」とか思っていたのに、「史実で攻撃しているし……」「まあ撃破できるだろうし……」でいらん攻撃をしてしまっていた自分を激しく後悔……。なのでこれを機会に「本当にどうしても必要でなければ攻撃はしない教」に入信することにしました。教えが守れるといいなぁ……バキッ!!☆/(x_x)



 ↓第1ターン後攻(イタリア軍)終了時。

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 イタリア軍のできることを考えてみていたのですが、シディ・バラーニや陣地にいる部隊は出撃しても返り討ちにあうことが計算上見える(AR4のいるスタックはDGられていた)ので、「生き残ることが一番のいやがらせ」ということでそのまま何もせず。ただし、先ほどの英連邦軍の攻撃時にすべての航空ユニットが使用されてしまっているスキを付いて出撃したイタリア軍航空部隊がインド師団を爆撃してDGらせた上1ステップを屠る活躍を見せました!

 他の部隊は国境辺りになんとか踏みとどまるべく、部隊を引いたり展開したりしました。



 第2ターンのイニシアティブは英連邦軍が取ったのですが、先攻をイタリア軍に取らせます。イタリア軍はほとんど何もできることなく、消耗チェックで死んでいくだけ……。

 後攻の英連邦軍は、汎用の輸送トラックが1T分(1SP分ではなく)しかなく、前線にSPがまじでほとんどまったくなくなっていて(さっき無駄な攻撃をしたのもあって)、専用トラックを駆使したりしてなんとか運んだSPで移動だけをおこないました。シディ・バラーニなどへの包囲環は崩すわけにいかず、東への進撃とのバランスが超絶微妙で悩みましたが面白かったです。

 ↓第2ターン後攻(英連邦軍)終了時。

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 時間的にここで終わっておきましたけども、なかなかに面白かったです。このあと、国境辺りでどうなるかも興味深い……。また今後機会を見つけてこのシナリオや、他のシナリオもやっていきたいです。

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ミドルアースでOCS他の地中海祭り

 ミドルアース大阪に行ってきました。

 『DAK-II』のプレイ環境を整える努力が今回間に合って持って行き、せっかく広い空間で広げられるので広げさせてもらいました。

 ↓フルマップ5枚! 今度『Campaign for North Africa』(同じくフルマップ5枚)も持ってきてもらって比べようという話になりました(^_^;

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 ↓『Tunisia II』と『Sicily II』も持ってきてもらったのでそれと、『The Legend Begins』も持って行っていたのでそれとも比較。

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 ↓『Tunisia II』。前作『Tunisia』と同じフルマップ2枚です。

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 ↓『Sicily II』。前作がフルマップ2枚だったのがフルマップ1枚となり、他のOCSゲームに比べて見るとミニゲームという感じさえ……。

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 ↓小牧からKMTさんが来られ、『DESERT FOX』を広げて見せてもらいました。

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 ↓KMTさんはデグさんと『Reluctant Enemies』で、図らずもOCS(他)の地中海祭りという感じに……。

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 ミドルアース大阪は、前々回と前回はマルチ1卓とASL1卓を除くと4卓すべてが東部戦線という偏りだったのですが、今回はマルチとASL以外は『Normandy'44』と、あと2卓でで地中海のOCSという感じでした。OCS2卓はめでたい!


 『Tunisia II』と『Sicily II』を見てみたのですが、特別ルールは両方とも5ページほどで、まあまあ程度、大して多くないかなと思いました。どれをチェックしていくかですが、OCS4.2からやるべきかと思っていたのですが、4.1aと見比べ初めてみたところ、表現レベルまで含めると最初のところから細かくかなりいじられている感じだったので、4.2全体を見るのはかなり時間がかかりそう……。なので、まあ出た順番としてとりあえず『Tunisia II』から見ていくことにしようと思います。

 『DAK-II』もやっていきますが……。今回の『DAK-II』のAARはエントリを改めまして。

OCS『Enemy at the Gates』リトルサターンキャンペーン第1ターン

 拙宅(尼崎会)で、OCS『Enemy at the Gates』のリトルサターンキャンペーンを始めました。数ヶ月かけてやっていくつもりです。

 基本的にワニミさんとやっていく感じですが、途中で人が来られたら喜んで入ってもらう感じでやろうという話になってます。

 ↓セットアップ(スターリングラードポケットは右側の拡大マップで)

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 ↓スターリングラード拡大マップ(VASSALデータから自作)

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 分担として、ソ連軍の北方とスターリングラードポケット外環が私。ソ連軍の南西がワニミさん。そして枢軸軍ターンには、(ソ連軍の時の)自分の目の前ではない場所を担当するということにしました。

 2枚マップシナリオでは数回リトルサターンをやりましたが、実際にキャンペーンでやるのは初めてです。そうすると何を目指すかがシナリオとは変わってきますが、ソ連軍側は都市VPを20点前後(ターン数が後になればなるほど上がっていく)取ればサドンデス勝利するので、それを目指すべきだろうと。

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 私の担当のソ連軍北方から見た場合、↑の写真の□で囲った都市がVP都市で、これらを脅かしつつ、なるべく広い範囲に広がりつつ枢軸軍の補給線を切ったりで、枢軸軍を常に後手に後手に回らせることが必要だと思われます。


 また、これまでは第1ターンソ連軍は移動フェイズ中のオーバーランをやっていた(ドイツ軍のリアクションフェイズはスキップされない)のですが、今回はオーバーランをやらない(ドイツ軍のリアクションフェイズはスキップ)でやってみることにしました。


 ↓第1ターン先攻(ソ連軍)終了時。

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 赤い矢印が進撃路で、北方からはドイツ軍司令部を2つ壊滅させ、東からはミレロヴォを半包囲(鉄道線を切っている)し、モロゾフスクのみならずタチンスカヤまで占領。今まで見た中で最も華々しい進撃状態かと思います(だいぶ慣れてきたというのもあります)。

 ただし、今回初めてプレイしたコテリニコヴォ方面ではワニミさんはやはり初めてだったため、色々と後悔があったそうです。コテリニコヴォは落とせたはずだが落とせなかったとか……。『Operations』を見ていても、ソ連軍は特に、研究してプレイしないといけないっぽいですね。

 ↓コテリニコヴォ方面。

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 ↓第1ターン後攻(枢軸軍)終了時。

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 北方ではワニミさんが果敢に反撃。それ以外では基本的に退却でした。真ん中のモロゾフスクとタチンスカヤは私が装甲師団で包囲し、村を奪還する(補給線を通すためにそれらの降車可能ヘクスの村が必要なので)ために反撃したのですが、どちらも失敗! 貴重なSPをつぎこんでこれとは……後悔先に立たず

 南方では、一番動きやすかった第17装甲師団がタチンスカヤ方面に向かっています。スターリングラードポケットからは第24装甲師団が解囲に成功し、なんとか枢軸軍戦線に向かおうとしますが、戦線はあまりに遠い……(^_^;


 次回は来週日曜日(8月28日)かと思われますが、確実ではありません。

『Will』9月号買ってみました

 yagiさんのブログに『Will』9月号のことが書いてあった(『WiLL9月号を読むなど』)ので、ちらっと確認した後買いまして、読んでみました。

 基本的には、「山崎雅弘さんはどうなのだろうか?」という記事だったのですが、個人的にはナポレオニックにしろ第二次世界大戦にしろ(他の何でもですが)歴史上のことについて誰かの書いていたことが「間違ってるよ!」という話は非常に興味を持っているので、その点興味深くて良かったです。

 ただ、私は「どんなにすごい人が書いたとしても間違いはある」(間違いがないということはそもそも原理的にあり得ない)というようなことを主張したカール・ポパー(←このWikipediaの記事、ポパーへの批判もいっぱい書いてあっていいですね)の考え方が非常に好きで、間違いがあるからダメだとは思わないです(むしろポパー好きなので、「間違ってるよ!」記事に興味があるとも言えるでしょうね)。ただ、糊塗するのは良くないかなぁ……(しかしこれも、人間というものの本質として、しょうがないとも思いますけども)。

 ↓参考に、ポパーの(真理に近づく為の)12原則を載せてあるページ。
反論・意見求む!

 「間違い指摘記事」をもっとたくさん読みたい(特に戦史もののを)ので、そういうのがもっとあればなぁ……と思ってもいるのですが、感情的なものも絡んで難しいんでしょうね……(^_^;


 ただ、イデオロギー的なことに関する「間違ってるよ!」は、もうほとんど感情的なものにしかなりようがないような気がしまして、もうそれは諦めた方がいいのでは……と思ったりしてます。やるとしたら、お互いの主張を開陳した上で、どこまでだったら相手の主張を認められ歩み寄れるか……というやり方をした方がいいのではないかと思ったりしてますが……。しかし、日本における左右対立は、イギリスにおける階級対立やアメリカにおける人種対立のような、もうほとんどどうしようもないほどの根深い溝になってしまったのではないか……という気もしてます。

OCS『Case Blue』のイタリア軍サヴォイア騎兵連隊など

 以前、OCS『Enemy at the Gates』に登場する優秀なイタリア軍部隊というエントリを書きましたが、その時は手持ちの本としては『イタリア軍入門』しか参照していませんでした。同著者の本として他に『Viva! 知られざるイタリア軍』という本もあるのですが、その時はこの本は持ってないものだと思い込んでいたのですが、本棚を見ていて持っていることに気付きまして(以前にも同じことがあったような気も……(^_^;)、見てみたら東部戦線のアオスタ候快速師団中のサヴォイア騎兵連隊に関して詳しく載っていました。






 サヴォイア騎兵連隊の突撃がソ連軍に対して成功したという話は1942年8月23日の話で、『Enemy at the Gates』の期間(1942年11月19日~1943年3月17日)よりも前なので、『Enemy at the Gates』にサヴォイア騎兵連隊のユニットが入っていなくても不思議ではないということは前記エントリを書いた後に気付いていました。しかし今回、『Case Blue』が手元にあり、『Case Blue』ならばその話があった日もゲームの扱う範囲内なのでユニット化されているのではないかと思い、見てみました。

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 「Savoia」と書かれている騎兵連隊ユニットがありますので、これがサヴォイア騎兵連隊なのでしょう。ARが4はほどほど強いですね。

 もう一つ、「Lanc」と書かれている騎兵ユニットがありますが、Lancというと、槍騎兵(Lancer)ということ……? 『Viva! 知られざるイタリア軍』を見てみると、

 ……第3騎兵連隊『サヴォイア』や第5槍騎兵連隊『ノヴァーラ』、第3ベルサリエリ連隊や『サン・ジウスト』軽戦車部隊(L3型豆戦車55輌装備)から成る第3快速師団『アオスタ候アメデオ皇太子』は……
『Viva! 知られざるイタリア軍』P25,26

とあって、まあ多分そのノヴァーラというやつなのでしょう……。

 英語版Wikipediaの3rd Cavalry Division Amedeo Duca d'Aostaには、「5. Novara Lancer Regiment」という書かれ方になってましたし。


 あと、読み進めていくと、1942年5月か6月か頃に、アオスタ候快速師団の再編で、

『サヴォイア』と『ノヴァーラ』2個騎兵連隊が外された。そして両騎兵連隊は『バルボー』戦闘集団へ配属され……
『Viva! 知られざるイタリア軍』P27

とあって、「お、Barboというユニットはそれか?」とも思ったんですが、どうなんでしょ。

 試しに『Case Blue』の戦闘序列(Axis Revised OOA from GBII reprint)で検索してみたところ、Barboは1942年6月に登場? Savoiaは、アオスタ候快速師団の中のSavoiaではなく、Savoia Cossack大隊が1942年9月に登場? それ以外ではSavoiaもLancも引っかからなかったので、ユニット除去とかはないのかしらん……全然分かってません。

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 イタリア軍関係動画を作ったり、ミドルアース大阪というゲームクラブや、ウォーゲーム専門SNSMustAttackに参加したりしてます。第2次欧州陸戦やワーテルローのヘクスゲームにのみ興味がある感じなのですが、ゲームをやるよりは歴史資料を漁ってゲーム周辺で何かやる……という感じが多いですね~。
※リプレイ記事は練習が主になっていて、間違ったルールでプレイしてる事が多々あることにご注意下さい。気付いたものはその都度新しい記事でその事を書いてますが、古い記事に修正はほどこせていませんので……。

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