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OCS『Sicily II』のエラッタが2018年7月8日版(1.03)に改訂されてました

 今日の尼崎会にまた新人の肉入り鍋さんが来て下さり、OCS『Sicily II』を持って帰ってもらおうということで、『Sicily II』のエラッタをチェックしてみたら、最新のエラッタが2018年7月8日になっており、公開されているルール冊子のバージョンが1.03になってました。

http://ocsgames.org/ocsgames/Sicily.html


 とりあえず全部訳してみたので、公開しておきます。サンセット版和訳が作られた時にはなかった分は青色で示しました。


公式エラッタ
 (2018/07/08)


マップ

1.メッシーナ(Messina)の各ヘクスは鉄道によって繋がっているとみなします。


シナリオ

1.シナリオ3のSchm KG(Arty)のセットアップ位置は51.17です(52.14に記載されているものは間違いです)。

2.シナリオ4で、沿岸防衛(CD)連隊の6と61の部隊名に余分な「C」という表記が付いてしまっています。また、20.24と51.15へのセットアップからMule(ラバ)を取り除いて下さい。

3.シナリオ5で、Bedoの兵科がMxとあるのはAGの間違いです。

4.使われない分のMC.200(壊滅あるいは戦力が減少した状態で開始することによって)のカウンターは、シナリオ4~6で足りない分のMC.202の代わりに使用される必要があるでしょう。

5.シナリオ5の特別ルールにおいて、忠誠チェックはALTのダイス振りの後に行われるというようなことが述べられています。これは開発初期のバージョンで行われていた手順で、完成バージョンではALTのダイス振りが忠誠チェックを引き起こすことはありません。

6.シナリオ5の枢軸軍航空ユニットのヒストリカルセットアップの要望を頂いたので、ここに挙げておきます。 ドイツ軍:3x Bf.109が49.17(航空基地の隣接ヘクス)、1x Bf.109が 17.12、1x Bf.109が7.19、1x Fw.190が46.06。イタリア軍:1x MC202と1x Ju.87*が7.19、 1x MC202が12.14、1x MC202*が 52.19、1x MC205*が21.24、1x Bf.109*が17.12。

7.奇襲と上陸前の激しい航空爆撃の効果の反映として、7月10日にのみ、揚陸(ALT)解決のダイス目に+1の修正を加えます。

8.シナリオ4からMe.323とHalifax+Glderを削除します。


ルール変更と明確化

1.ヘクスマップ外ボックスは港湾を有しています。

2.つま先における航空ユニットの整備、建設、砲爆撃はホールディングボックスからSPを受給できるので、SPの消費において無料で行えるとみなして構いません。

3.活動状態の航空ユニット数を決める必要のあるシナリオにおけるそのダイス振りは、それ以外の他のすべてのセットアップが完了した後に行います。

4.シナリオ3では、3.3d項は使用しません。

5.両陣営とも補給表はありません。SPは輸送でのみマップ内に登場します。

6.3.2c(B)を以下の文言に入れ替えます。「専用トラックの輸送時の換算値(OCS4.7)は1REより大きくはならず、歩兵師団の換算値は3REより大きくはなりません。」

7.連合軍は、もし他に再建するものがなければ分遣連隊ユニットをPaxで再建できます(カウンターで用意されている数を上限として)。

8.7月14日に到着するMule Pointはすべて満載状態です。

9.1Paxで再建できるのは1ステップ分です(師団全体ではなく)。



 「ルール変更と明確化」の6は、エラッタの文言ではなくバージョン1.03の文言に入れ替える形で書いてあります。1.03の中身はチェックしてないので、このエラッタにない改訂があるのかもですが……。



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OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』シナリオ7の受給問題についてGeekで質問してみました

 OCS『Smolensk:Barbarossa Derailed』のシナリオ7の2回目を前回プレイしていたんですが、セットアップ状態でのエクステンダーと司令部の受給に関する問題が2つ持ち上がっていました。そこでまた思い切って、Geekで質問してみたら、OCSのデベロッパーをよくやっているジョン・キスナー氏から返答がありました。


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 1つ目は、画像上のエクステンダーが、10移動力+1ヘクスで受給に行けるのですが、その範囲内にある降車可能ヘクスであるVitebskとRudnyaのどちらもが、ドイツ軍ゲージに変換されてないのです。

 これに関してキスナー氏は、「Vitebskはドイツ軍ゲージにしていたと思ってエクステンダーを置いていたのだと思う(でも史実ではそこはドイツ軍ゲージではなかった)。(先の回答者が提案していた)エクステンダーを32.25に置く案はいいですね!」ということでした。32.25に置き直せば、スモレンスクに受給が引けます。


 もう1つ、画像右下の第9軍団司令部がスモレンスクに受給しに行くには1ヘクス足りないという問題がありました(また、左下のPochinokはドイツ軍ゲージに変換されていません)。これに関しては、1ヘクス左上の39.16に置き直すのが本来だろう、というか、この司令部に関して「1ヘクス以内に配置(✝)」と指定するのを忘れていたんだと思う、とのことでした。


 シナリオ7は『Smolensk:Barbarossa Derailed』のシナリオ群の中では(入門用シナリオ:ヴィテブスクを除いて)登場ユニットが最も少なくてプレイしやすく、また面白いのでぜひプレイされると良いと思うのですが、この2つの受給問題に関しては上記のような対応をされると良さそうです。


OCS『The Blitzkrieg Legend』キャンペーン(オランダ抜き)第3ターン後攻

 この土曜日、尼崎会(拙宅)でOCS『The Blitzkrieg Legend』キャンペーン(オランダ抜き)の第3ターン後攻(ドイツ軍)をプレイしました。


 その前に、ワニミさんが『Smolensk:Barbarossa Derailed』と『Sicily II』のマップをA1→A0へと拡大したものを業者に作ってもらったとのことで、見せてもらってました。

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 ハイスタックになるゲームはこれでだいぶやりやすいということで、ワニミさんは自宅で『Sicily II』の連合軍サイドを研究するつもりだとのことでした。



 あと教えて貰ったのが、ワニミさんが買っていたオスプレイの『Fall Gelb 1940 (2): Airborne Assault on the Low Countries』に載っていた↓の地図(「Fall Gelb」とはドイツ語で「Case Yellow」、つまりフランス侵攻計画のこと)。

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 低地ベルギーへの進行経路が、赤色の矢印がドイツ軍で、青色の矢印が連合軍の動きで描いてあります。緑色の半透明の矢印で描き足してあるのが、今回(のみならず今までにプレイした際でも)のドイツ軍の動き。

 史実ではマーストリヒトやエバン・エマール要塞の北側を主に抜いていっているのに対して、ゲーム上ではエバン・エマール要塞の南側とリエージュ周辺を攻略する動きになってしまってました。いや実は、この北側の動きは今回のプレイでも「そういう作戦の可能性はありじゃないか……?」とは思ったものの、「史実ではそんなことしてないわけだし、まあやめとこう」……と思っていたのですが、史実でやってるんじゃないかー!!(^_^;

 こういう動きに関する地図資料を今まで見たことが(たぶん)なかったので、多分に思い込みでエバン・エマールの南側を必死で攻略しようとしていたのだと思われ……。

 しかも史実の動きが分かってみれば、そうすればリエージュ周辺の要塞地帯を攻略する必要がなくなるし、ARが低いベルギー軍の相手をしていればいいなど、いいことずくめなような気も……。

 このオスプレイの『Fall Gelb 1940』シリーズ?ですが、これより前に出ていた『France 1940: Blitzkrieg in the West』を私はだいぶ前に買ったものの、内容が当時日本語で読めた文献と変わらない程度しかなくて、非常にがっかりしてそれ以後しばらくオスプレイシリーズを買えなくなるほど精神的ダメージを負ったのですが(おい)、新しく出たフランス戦シリーズの『Fall Gelb 1940』は分冊にもなって、ぱっと見の地図でも素晴らしい感があります。

 ワニミさんに借りてコピーさせてもらおうかとも思ったのですが、コピーの際に本が開いてページが脱落する恐れもあり、まあ自分でも買った方がいいやんということで、購入することにしました(1400~1700円程度で、割と安かったです)。ちなみに(1)がアルデンヌ中心、(2)がベルギー、オランダの低地諸国の戦いで、この2冊は注文したんですが、他にダンケルク本とか、先日書いていた「非常に読みやすく面白い」ロバート・フォーチャイクの「Case Red」(ダンケルク後のフランス征服)に関する本などもあります(これらは買ってません)。






 さてさて、『The Blitzkrieg Legend』のプレイの方なんですが、史実が分かってみると、「北では、史実で避けていたリエージュ要塞地帯に突っ込み、南では、史実で避けていたマジノ要塞地帯に突っ込んでいる我々のプレイは何なのか……?」という気もしたのですが、とりあえずは続けて頑張ってみることにしました。



 ↓ベルギー低地。

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 包囲されてしまっていた第2装甲師団の先鋒を救い出すために恐るべき努力を強いられたりしてまして、それだけでも「あかん」という感じなんですが、現況においてはリエージュを落とさなければ補給路的に厳しすぎるということで、130火力で砲撃後、93戦力19Tを注ぎ込んで攻撃したところ……! 全5ステップのうち3ステップしか削れず~。しょうがないので、予備にしてあった第20自動車化歩兵師団でオーバーランを繰り返したのですが、第20自動車化歩兵師団は全滅するも、リエージュは落ちず……。

 「あは、あは、あははははは……。そうですよね。そうなんですよね。リエージュ要塞を攻撃しなければならないという、我々の作戦自体が間違っていたんですよね……」

 と半分精神崩壊的な感じに(爆)。



 ↓アルデンヌの南のマジノ要塞地帯。

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 一方、ワニミさん担当のマジノ要塞地帯でも、このターンはDGにされていた装甲師団群が回復しなければ大攻勢ができないということでそれほど進展なし……?


 で、第4ターンに入るにあたって、ドイツ軍がイニシアティブを取ってダブルターンにできれば、まだ目はあるかもと思われたのですが、連合軍側がイニシアティブを獲得し、連合軍側としてはまあ先攻を取るよね、ということで「もうダメだぁ~」となって、また一からやり直すことにしました(^_^; ま、まあ、だいぶ反省点もあったし、オランダも追加するしということで、いいんですよこれで( ̄^ ̄)エヘン(おい)


 で、午後は「オランダ込み」のセットアップをやっておりました。担当は前と同じですが、私にはオランダ戦区のドイツ軍も追加されることになります。そいでもって、リエージュ周辺は避ける史実に近い作戦を取ろうと思うので、今度は「戦区間問題」は最初のうちは生じないのではないかと思います。

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『Red Christmas - The Tatsinskaya Airfield Raid 1942』を読了しました

 結構前に、『Red Christmas - The Tatsinskaya Airfield Raid 1942』を読了してました。

 たぶん、4~5日で読んだと思われ、明らかに洋書一冊を読み通したのの最速記録だと思います。





 印象としては、第24戦車軍団長のバダーノフさんが可哀想だな、と。タチンスカヤの飛行場の襲撃に成功したら、第24戦車軍団はソ連軍戦線へ帰る手はずになっていたらしい(尤も、確実なところはどうも良く分かりません)のですが、通信機器の使用範囲的にもう数日前から上級司令部には連絡が取れず、襲撃後じり貧になる中でしかし許可を得ないで退却するわけにもいかないだろうと思っていたら奇跡的に通信が通じて、「おめでとう、君の軍団は親衛戦車軍団に昇格だ。勲章も授与されるぞ。うらやましいなぁ、このこの」とか言われたんですが、いやそんなもんどうでもいいから、退却許可を下さい、と言ったら、「ダメだ」と。これはスターリンが、士気の面での効果を狙って退却を許可しなかったらしいです。しかし直接の上官にあたるヴァトゥーティンは「無理だろ」と分かっていたらしく、この本によると「責任を回避するために」、どうしてもしょうがない場合は退却するのもやむを得ないですよね?とスターリンに言ったら、スターリンが、「壊滅寸前になったら許可しよう」とかって言って、これはまったく同じ様なことをタチンスカヤについてヒトラーも言っていたらしく、「現場に任せない独裁者に苦労させられる現場orz……」というような書き方がされておりました(T_T)

 しかも、結局通信も通じないので独断でバダーノフは退却した(その際、300人の志願者が陽動攻撃で脱出経路と反対側に攻撃をかけ、恐らく全滅している(; ;)ホロホロ)のですが、許可を得ないで退却したことをスターリンは怒ったらしく、その後バダーノフはボロボロになった諸軍団を率いて攻撃をかけろと命令された(実質「死んでこい」に等しい扱いであった、とこの本には書いてあります)り、その後昇進もできなかったり……。


 まあでも、じゃあ我々はどうなのかと考えると、ゲーム上でも多分、士気とか関係ないけど、一度得た地点を捨てるのが惜しくて、帰ってくるようなムーブはしないのじゃないかな、そうするとスターリンを笑えないよな、と思ったりも(爆)。


 あと、タチンスカヤ飛行場を巡っては手に汗握るギリギリのタイミングのやりとりがこの本には描かれるんですが、以前書きましたOCS:タチンスカヤを巡る第24戦車軍団について (2016/07/20) で参照していた英語版Wikipedia「Operation Little Saturn」では、今でも「ピクニック気分でタチンスカヤに突入した感じ」に「4時間ほどもぶらぶらして、気晴らしにドイツ軍の輸送機を破壊したのであった。」と書かれています。


 あと、ワニミさんが、タチンスカヤ襲撃のアニメーション動画があるのを教えてくれました。



 投稿日が2018/11/02で、その翌日にワニミさんからメールが来たので、「はやっ!」と思ったのですが、ワニミさんがYouTubeでこういう動画ばかり見ているので、YouTubeが「こういう動画どう?」とオススメしてきた中にあったらしいです(^_^;

 動画を見ていると、『Red Christmas - The Tatsinskaya Airfield Raid 1942』と割とニュアンスが違うので、別資料を元にしているのかな、と思いました。まあ、色々な資料があるのだと思います。


 続けて読み始めた『On a Knife's Edge: The Ukraine, November 1942 - March 1943』ですが、イントロダクションと導入の第1章を読み終えて、ウラヌス作戦の章まで来ました。自分にとってどうでも良さそうな記述はかなり適当に読み飛ばしながらですがが、やはりそんな風に精読と略読(こんな言葉あるのですね)のメリハリを付けて読むのは良い感じです。

OCS『The Blitzkrieg Legend』キャンペーン(オランダ抜き)第2~3ターン

 もともとこの日曜日はお休みにする予定だったのですが、前日のミドルアース大阪に来られた新人の肉入り鍋さんが、尼崎会でOCSが練習できるなら来てみたい、とのことであったので、喜んで尼崎会をやることにしました。


 肉入り鍋さんには、まずは入門者用に最適と思われる『Sicily II』のシナリオ1「シチリア島西部」をレクチャーしてみました。

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 首尾良く、パットンでシチリア島西部を席巻し、OCSの基本システムにはいくらか慣れてきたようでした。


 次に、『Case Blue』の「世界の果て」シナリオもちょっとやってみました。

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 こちらはドイツ軍の補給が厳しく、さっきのシナリオよりは四苦八苦しながら。第1ターンまでしかできませんでしたが……。



 同時に、『The Blitzkrieg Legend』のプレイも進めてました。連合軍側としては、ダブルターンを取ることでもし低地ベルギーに侵入したドイツ軍に大打撃を与えられるようなら、ダブルターンを取るという風に考えてました。で、ダブルターンを取れたので、その結果……。

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 ↑低地ベルギー方面。画像左下からのフランス軍の攻勢で、ドイツ軍の1個装甲師団の70%程度の戦力を壊滅させ、また右上では後方をがら空きにしていたドイツ軍の隙をついてわずか2戦力のユニットでドイツ軍の2個歩兵師団を両方とも半壊させることに成功。

 ドイツ軍側は、第2、第7装甲師団が低地ベルギー方面に移管されることになっていたのですが、移管先の私が長考で余裕がなく、ワニミさんが目標不明なまま適当に前進(黒い矢印)させ、結局最先端は包囲されるなど、「戦区間問題」が非常に大きく出てしまいました……(低地ベルギーでやられたドイツ軍ユニットも、その戦区間問題の犠牲になっていた感があります)。



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 ↑アルデンヌの森南方。こちらは縦深防御をダブルターンかけて作りましたが、この後のドイツ軍の攻撃(ダブルターンもあり得る)に対して、どれくらい耐性があるのか、よく分かりません。やってみなければ……。


 ドイツ軍は、特に低地ベルギーでボロボロになっているのですが(^_^;、とりあえずは西半分のマップに入るまではやってみようという風に話しています。やり直しも全然ありなわけですが、その場合オランダも加えた方がいいなという意見も。


 肉入り鍋さんは、似た趣味傾向の友人がおられるそうで、その友人も誘ってみるとのことでした。また、尼崎会でOCSがちょっとずつできればという感じです。また、肉入り鍋さんはGrad Tactical Seriesもやってみたいということでしたが、どなたかどうですか?

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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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