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大木毅さんの新刊『「砂漠の狐」ロンメル』が発売されてました

 今日朝、読売新聞日曜朝刊の書評欄を開いて、「砂漠の狐」と書いてあるのが目に入り、すごくびっくりしました。

 良く見てみると、大木毅さんの『「砂漠の狐」ロンメル』という本が角川新書から出ているということで、「おお~」と。

 日本におけるロンメル像の認識は40年遅れだそうで、最新の研究成果によるロンメル像を提示してくれそうです。早速、購入したいと思います。



 ↑3/9発売となっているのにもう6件もレビューが……すごい(^_^;



 ところで、前号のコマンドマガジンの大木さんの記事が「ロンメルはパスタを好んだか」というもので、私は以前、ロンメルは隠れてパスタを食っていた!? (2013/12/11) というエントリを書いていたのでその記事がかなり気になって、こかどさんに「読ませて欲しい!」とお願いしていました。

 で、先日のゲームマーケット大阪でようやく読ませてもらったのですが、読んでみると大木さんの記事のソースも私のと同じもの(だけ)でした。違うソースならこの話に信憑性が格段に増したところですが、同じソースならまだ良く分からないところか……(しかも取り上げたのは私の方が遙かに早かった!(^-^))。

 ただ、私も当該エントリで「この本の記述がそれほど詳しくないので、結構推測混じりになる」と書いていたのですが、大木さんも「証言には、ある曖昧さがある」とし、↓のように書いておられました。

 ……「旅行」というのは、そのような前線視察のことではなく、同盟国イタリアの軍首脳との協議のため、後方の高級司令部に赴くという意味ではなかろうか。それならば、イタリアの将軍・参謀たちを迎えての会食ということも多々あったろうと推測され、その際にパスタを供したとしても不自然ではない。シュピターラーが、食材の調達を命じられたのも、かような背景があったのではないかと、筆者は想像する。
『コマンドマガジン Vol.144』P39



 なるほど~。そうかもしれません。いや、そういうことにしましょう(おい)


 この件が新刊の新書に含まれているどうか気になるところですが、いやしかし、新書で、つまり1000円程度の本で出版されて、結構多くの書店に並ぶだろうことは非常に喜ばしいですね~。これまでの大木さんの本は4000円~6000円くらいででっかい本屋にしかないのが普通のことでしたから。


 あと、(今や大木さんとは仇敵となったっぽい)山崎雅弘さんの『詳解 西部戦線全史』(学研M文庫)を私は持っていたのですが、ちょっと前に朝日文庫からその改訂版『新版 西部戦線全史』が出てまして、書店で見かけた時には「改訂前版を持っているしなぁ……」ということで購入は見送っていたのですが、今度OCS『Beyond the Rhine』をやることになって、すでに一度読んだこの本を読み返そうとした時に、「どうせなら改訂された本の方で読んだほうがよくね?」と思い、ネット注文して購入しました。



 これも1300円くらいで買えますし、読書メーターというサイトでは肯定的な書評が結構ついてました。それに学研M文庫より、朝日文庫の方が若干、普通の本屋でも並びやすい……?


 改訂の度合いが知りたかったのですが、「大幅に加筆」「加筆修正した、増補新版」とかって書いてある(だけの)感じでした。修正箇所が多岐にわたって、いちいち書けないくらいだったということでしょうか。でもそういうことはいくらでもあると思うので、全然OK! むしろそういうの大好きです。

 『Beyond the Rhine』プレイに向けて、また読んでいくつもりです。

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洋書のWW2指揮官本をまとめ買いしました

 「北アフリカ戦線」の指揮官まとめで、オコーナー将軍についてのまとめ作業をしていたんですが、そこらへんでフト思いついて、以前洋書で存在は確認しても買わないでいた、WW2の指揮官本をもう、まとめて買ってしまうことにしました。どうせ興味のあるところですし、また「まとめ」作業的にも、今のうちに揃えておけばいいかな、と……。


 以下のものを買いました。





 全部ペーパーバック版で(でもなるべく古本で安く)。Kindle版だともっと安く買えるのですが、私はどうも電子書籍はあまり良くないっぽいです(一覧性が悪いのがしんどい。マンガとかだと基本的に順番に読んでいくので、電子書籍でもいいと思うのですが)。

 ただ、イタリア語の本で「WW2のイタリア軍の将軍」本があったりしたら、それはKindle版で買えば、イタリア語本文をコピー&ペーストでGoogle翻訳にかけられるので、Kindle版で買いたいと思います。しかしちらっと探してみたのですが良く分からず……。



B-17 フライングフォートレスが登場するアニメと、戦略爆撃は是か非か論争(付:OCS『Sicily II』)

 9ヵ月前に発表されていたPVの存在を、今日初めて知りました(^_^;





 キャラクター達が爆撃機の爆弾倉に吊り下げられているようで、その爆撃機が飛んでいるシーンがかっこいいですが、爆撃機の外見について詳しくない私は、ぱっと見では何という機種が分からず。しかし調べてみると、B-17で間違いなさそうでした。


 ↓OCS『Sicily II』のB-17

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 戦略爆撃機として有名なB-17ですが、ヨーロッパへの戦略爆撃がおこなわれていたまさにその時期を扱うOCS『Beyond the Rhine』には登場しません。というか、『Beyond the Rhine』には戦略爆撃機(Sのマークが付く)はまったく登場せず、戦術爆撃機(Tのマークが付く)だけが登場します。これは、『Beyond the Rhine』はドイツへの戦略爆撃を再現するものではなく、戦術爆撃までが再現の対象であるからということなのでしょう。


 そのヨーロッパへの戦略爆撃についてですが、戦後にものすごい論争があったそうです。

 最後に挙げた戦略爆撃機をめぐっては、軍事史という分野ではまれなことだが、学者のあいだで普通の論争の域を越えた反目が起こった。連合国がドイツに対して戦略爆撃キャンペーンを実施したのは正しかったか否か、その便益は費用を上回ったか否かをめぐって、当時軍事史の分野で現役だった最も強力な頭脳が敵味方に分かれ、多大の精力を費やして争ったのである。その激しさと学問的な厳密さは、たとえば同時期に17世紀イギリス経済史専門家のあいだで争われた「ジェントリー勃興・没落論争」に匹敵した。最初論争を始めた学者たちはやがて先祖代々の仇敵同士のようになり、それぞれの陣営に味方を引き入れたので戦場はいよいよ拡大した。ついには、素性の怪しい戦略理論家とか、たまたま戦前戦後の人口変化を調べていた人口学者とか、同じくGNP指標を比べていた軍事に何の関心もない経済学者にいたるまで、通りすがりのあらゆる人々が自分の立場を明らかにするよう迫られたのである。それも、広域爆撃の倫理性とか、生産隘路集中爆撃は実行可能か否か、といった専門的争点について。
 念のために付け加えると、派閥争いの様相を呈したことはたしかに醜態だったが、この論争が起こったこと自体は正当である。問われていた道徳性の問題はいうまでもなく重大だったし、論争の学問的水準もまたきわめて高く、またその参加者が、軍事史ではまれなことだが、他分野の歴史研究者(とりわけ経済史専門家)とのあいだで連絡をとりネットワークを構築して戦った点は注目に値する。
『戦場の素顔』P25



 『大いなる聖戦 下』でもこの論争自体について少し触れられており、戦略爆撃の意義についてはうんとまとめると「地上戦での勝利によって戦略爆撃が成果を挙げられるようになったのであり、逆ではなかった」ということで、「意義がなかったとは言えないが少なかった」という結論のようです(P51の辺り)。

 ですが、連合軍は戦略爆撃を行わない訳にはいかなかった、ということが書かれており、「ううーん、なるほど……」と思いました。

 これに加えて、1940年から43年にかけては、当初は英国が、そして次には米国も、爆撃以外にドイツ本土に戦いを進める手段を有していなかったことであり、英米合同で爆撃作戦を展開することをカサブランカ会議で正式決定したのも、酉側連合国がヨーロッパ北西部に駒を進めることができない当時においては、ソ連を何らかの形で支援するには爆撃によるしかないとの判断に立ったものだったということである。つまり、1944年秋以前に行われた爆撃作戦は、作戦自体で挙がる戦果よりは政治的意味合いの方がはるかに大きく、このことはとりわけ1940年から41年の時期にあてはまる。ドイツが向かうところ敵なしに見えた時期でもヒトラーが戦争に勝ったわけではないことを見せつけるという意味も多少はあったからである。そして、他に何もなくとも、連合軍による爆撃だけがナチスの占領下で圧政に呻吟するヨーロッパの人々にとっては希望の灯となっていたのであり、議論の余地はあるものの、この理由だけでも連合軍の空爆は正当化できるのである。
 ……戦中そして戦後も、戦略爆撃の有効性をめぐる問題は倫理上の問題と不即不離の関係にあり、連合軍が1945年にドレスデンを灰燼状態にしたような事例に照らすと、連合軍側がナチスに対して倫理面で優越した地位を占めているという主張にも違和感を覚えることは否定できない。……【しかし】当時の実情では、連合国が戦略爆撃の倫理的正当性を論じるどころではなかった。戦争の只中にあって、ドイツの戦力と工業生産力を削ぐことによってドイツを自分たちの意思に従わせるための唯一の手段を連合国が自ら放棄するような政治・軍事上の理由や説得力のある倫理上の論理など見当たらなかったのである。仮に自らの行動に制約をかけたとしたならば、それは連合国の戦争目的に悖(もと)り、前線で戦う連合軍将兵への背信行為ともなり、そして恐らく何よりも重要なこととして、ナチス占領下で苦しむヨーロッパ諸国民への裏切り行為となったであろう。英米両国は、ドイツの民間人よりも、連合軍将兵と占領下の諸国民に対してはるかに大きな責務を負っていたのである。……連合国は民間人に被害を与えることなくして爆撃することはできず、ヨーロッパ北西部への上陸作戦を敢行するまでの丸一年の間独軍に対する第二戦線とも言うべき爆撃作戦を控えることなどできない相談であった。
『大いなる聖戦 下』P52~54




 軍人同士ならばともかく、民間人への爆撃を伴っていたものをアニメ上で楽しむのは不謹慎かもしれませんが、歴史を知る一助になれば意義がないとは言えない……でしょうか。


 個人的には、ストライクウィッチーズが放映されていた頃には、出てきた兵器で既知であったのは赤城と零戦くらいしかなく(赤城が出てきたことには大変感動したものでしたが)、それ以外の銃器や輸送機等は出てきても全然知らないものばかりであったのですが、その後OCSやフィギュア等で知識が増えてきて、再度見返してみればかなり色々見所があるのかもしれないです(見返す時間がないですがぁ……)。

尼崎会は次はOCS『Beyond the Rhine』フルキャンペーンに挑戦

 尼崎会(拙宅)ではこれまで『The Blitzkrieg Legend』をしばらくやっていたのですが、次の再戦にあたって開戦前の連合軍部隊の初期配置について調べる時間をしばらく取る(理由はOCS『The Blitzkrieg Legend』キャンペーン(2回目)第7ターンで投了 (2019/03/06)をご参照下さい)ため、とりあえず別のゲームを広げようという話になりました。

 で、その際、長谷川さんが「ユニット数の多いビッグゲームがやってみたい」ということでしたので、個人的には『DAK-II』もやってみたかったのですがこれはユニット数が少ないので見送り、尼崎会では初となる『Beyond the Rhine』に挑戦してみることにしました。

 ユニットを切っていなかったのですが、次の尼崎会に間に合わせるため、普段やっている角取りも省略して、ワニミさんと二人がかりでユニットを切りました。今後、プレイ中に角取り?(^_^;

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 とりあえずマップを広げるところまでやっておきました。

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 ユニットを切っていて気付いたのが、ドイツ軍の分遣連隊が、他のOCSゲームでは「4-4-3」のところが『Beyond the Rhine』では「3-4-2」等、3戦力の2移動力が基本になるという弱体化が。また、SSの分遣連隊も入っているのですが、ARが5から1まであるという……(^_^; それに比べてアメリカ軍は「5-3-3」が基本だったりと、そこらへんでも末期戦の様相を呈してきていて、好きな人にはたまらない感じになっているようでした。

 フルキャンペーンですが、以前『GBII』タイフーン作戦キャンペーンでやった「フルマップ4.2枚×19ターン」をできれば超えたいところです(ちょっとプレイしてすぐやり直す可能性も高いですが。あと、『DAK-II』ならフルマップ5枚×20ターン超えは簡単にできそうですから、まああくまでユニット数の多いゲームでの記録に挑戦ということで)。

ゲムマ大阪でOCS『Tunisia II』「チュニスへの競争」シナリオの第6、7ターン

 ゲームマーケット大阪に行ってきました。


 サンセットゲームズのアウトレットコーナーで売り子をやっていましたが、早々にOCS『Tunisia II』のセットアップを始め、昼ごろからプレイしてました。

 昨日尼崎会で一緒にプレイしていた富山のKさんと肉入り鍋さんも会場に来られていたので、連合軍ターンに続けてプレイしてもらってました。


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 色々悩ましくて楽しかったのですが、元々早く帰ろうと思っていたこともあり(あと、えらく寒かったので(^_^;)、第7ターン終了時で切り上げて帰ってきました。帰る時も雨が降っていたのですが、帰り着いてから雨がひどくなったので、早めに帰って正解でした!


 ↓第7ターン終了時

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 北半分は膠着状態という感じです。南半分のフランス軍ですが、予想していたほどの進撃能力はなく(戦線中央部の穴埋めに戦力を割いたことも要因ですが)、枢軸軍側が強力な少数の部隊を振り向けたので、この後プレイしたとしても枢軸軍がチュニジア東部を確保できそうな気がしました。

 あと気付いたのが、『Tunisia II』の序盤は司令部の数が非常に少ないこともあり、降車可能ヘクスを押さえることが超重要だな、と。



 ゲームマーケット大阪ですが、一番感嘆したのが、『Fleet Battles』を女性の方達がプレイされていたことです(もちろんレクチャー付きですが)。那智と羽黒が砲戦していたようでした。

 あと、アウトレットのコマンドマガジンを初心者と思われる方が買って行かれたり、親子連れのお父さんが『Tunisia II』のマップを「昔こういうゲームをやっていたので懐かしいので、写真撮っていいですか?」と撮っていかれ、その小学生の息子さんが「これ絶対おもしろそう」と言っていたのが嬉しかったですね(*^_^*) ウォーゲームに興味あるので、ということで『ドイツ戦車軍団』を買って行かれた人もいました。


 ところで、会場で南北戦争のヒストリカルノートについての話が出ていたので、私が昔旧GJ59号に書いていたものをネット上に無料公開しているので、そのリンクを貼っておきます。それ用に私が作った地図も。

南北戦争 ~分離独立を巡る死闘~
南北戦争地図は完成ということで (2011/11/05)



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プロフィール

DSSSM(松浦豊)

Author:DSSSM(松浦豊)
 ウォーゲームの中でも、OCS(Operational Combat Series)だけをひたすらプレイしたり、関係情報を集積したりしてます。また、ナポレオン時代のプロイセンと、あと若干イギリス軍関係を調べたり。自宅(尼崎会)でOCSを置きっぱなしプレイがメインになってますが、時々はゲームクラブのミドルアース大阪などに行ったりも。

 尼崎会では、OCSに興味のある方を常時募集しております。OCS初心者の方にも分かりやすい、やりやすいところからお教えいたします! 見学だけ等も大歓迎です。ブログのコメント等で、気軽にご連絡下さい(*^_^*)

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